その夏の終わり医局の若手達で河川敷へ花火をしに行ったのよ。
うに猿が遠巻きに眺めている前でその娘は手持ちの打ち上げ花火を逆に持ってお腹を火傷したのだが、医局に戻って技工室で仕事をしていると女の子がついて来て火傷したお腹をTシャツを巻くってブラジャー丸見えで見せてくれたのよ。
エッチしようかと何となく同意を得て、うに猿宅でしようと言われたのだが、当時の家がゴミ屋敷だったので断り、ラブホは他人の精子で汚いので嫌だと断られ、結局そのまま交わらずに疎遠になると言う不思議な最後だったのでした。
その後、先輩の結婚式では、うに猿が鋳造した眠り猫のピンキーリングをしていて嬉しそうに見せてくれた思い出。
病院棟のガラス張りの南側の廊下に放置したサボテンは女の子が時々水をあげていたらしく数年後には花が咲いていました。