夫の不機嫌や無視に怯える日々が続く。私は常に憂鬱な気分に苛まれ、難しい顔をしていた。仕事をしていても重い気分がとれずお客さんに笑顔を向けることも苦痛だった。嫌なことは重なるもので、その頃、モラ上司から嫌がらせを受けており、それも憂鬱な種だった。そして退社の時間が近づくと手が震え冷や汗が出た。夕食のことを思うと恐怖で頭がしびれるようだった。
ある日髪の毛をさっぱりさせようと、美容室に行った。シャンプーをした後、カットするために美容師さんが頭の上の髪をピンで留めたとき、いきなり「お客さん、知ってましたか?」と聞く。「何がですか」と応えると、言いにくそうに、「こことここ、髪が抜けているんですよ…」と話した。「え?」と言って鏡を見ると、右のこめかみ部分と、後頭部に丸く白い肌が見えた。これは分け目じゃなかったの?え?と自らに問いながら今一度鏡を見ると、やはりハゲている。えーーー!?これってもしかして円形脱毛症ってやつ??私はショックだった。美容師さんが「わからないように、髪の毛が被さる形でカットしておきましたから」と言ってくれたが、「はい」と返事をしつつ衝撃を受けていた。家に帰ってから髪の毛をかきあげ、鏡を何度も見た。やはり二カ所ハゲている。
普段、私の髪の手入れは自然乾燥とワックスですませていたので、まったく気づかなかった。
それにしても私は元来、楽天的な性格だと思っていたので、悩みやしんどさが体に現れることはないだろうと勝手に思いこんでいた。まさか自分が円形脱毛症になるとは…!信じられなかった。これはいったいいつ治るのか。もっとハゲるのではないかと不安が増大する。
夫が帰ってから、思わず私は夫に訴えた。「円形脱毛症になったんだよ、ほら、見て」と見せると、いつもなら冷たい返事をする夫がぽつりと「俺のせいかな」とつぶやいた。それにも驚いた(いつもなら無視するのに…?)。
俺のせいだとおもっているんだったら、ちっとは日頃の態度を反省しろ~~!!と叫びたくても叫べずに夫の前で黙っていた。
実は以前から別の症状が出ており、それも気になっていた。ここ数年、ずっと不正出血が続いていた。この手の病院に行くのは気がすすまず、なかなか足を運ぶことが出来ずにネットで情報を集めては「私のは大したことはないだろう」と自己診断していた。しかし徐々に不正出血量が多くなり、生理時の出血も不安になるほど増えていた。ちょうどその頃、友人が子宮癌になったことも知り、他人事ではないと青ざめ、漸くおしりに火がつき病院に足を運んだのだった。
検査の結果、不正出血はホルモンバランスが崩れている結果で、重大な病気ではないということだった。医者が言うには、私はストレスが婦人科系に現れるらしい。そして一つの診断が下された。子宮筋腫が3つできている、ということだった。今は手術の必要はないが、要観察で筋腫の成長を抑える薬をしばらく飲み続けることになった。また出血の増量は筋腫が原因で、ある程度は様子をみるしかない、と言われた。
これについては、以前に夫に伝えていたのだが、夫は例のごとくあまり関心を示さなかった。私はそんな夫の態度に怒りを覚え、『私が癌になっても夫には相談しないで、突然入院あるいは突然死んでやる!』と不穏なことを思ったものだった。
しかしこれまた驚いたことに、夫は自分の友人には私の筋腫のことを相談していたらしい。あるとき、その友人から夫あてに電話がかかってきた。私が夫の不在を伝えると「奥さん、大丈夫?この前あいつから電話があって奥さんのこと心配していたよ」と話した。私は仰天した。私の前ではほとんど同情たる態度を見せなかったのに、友人には何だ!心配しているだって?!夫が体を求めてきたときに、「今不正出血があってできない」と言ったら、私に向かって「俺としたくないからそんなこと言うんだろう!」と鬼のような顔をして怒鳴った夫が…。妻の体の心配より、自分の欲求を解消させることしか頭になかった夫が!電話を切った後、更なる不信感と溜息しかでなかった。
とにかく子宮筋腫、円形、と続いたため夫も少しは何かを感じたらしい。その後1ヶ月くらいは穏やかな態度の夫だった。私はこんな日々が続きますように…と願っていた。
ある日髪の毛をさっぱりさせようと、美容室に行った。シャンプーをした後、カットするために美容師さんが頭の上の髪をピンで留めたとき、いきなり「お客さん、知ってましたか?」と聞く。「何がですか」と応えると、言いにくそうに、「こことここ、髪が抜けているんですよ…」と話した。「え?」と言って鏡を見ると、右のこめかみ部分と、後頭部に丸く白い肌が見えた。これは分け目じゃなかったの?え?と自らに問いながら今一度鏡を見ると、やはりハゲている。えーーー!?これってもしかして円形脱毛症ってやつ??私はショックだった。美容師さんが「わからないように、髪の毛が被さる形でカットしておきましたから」と言ってくれたが、「はい」と返事をしつつ衝撃を受けていた。家に帰ってから髪の毛をかきあげ、鏡を何度も見た。やはり二カ所ハゲている。
普段、私の髪の手入れは自然乾燥とワックスですませていたので、まったく気づかなかった。
それにしても私は元来、楽天的な性格だと思っていたので、悩みやしんどさが体に現れることはないだろうと勝手に思いこんでいた。まさか自分が円形脱毛症になるとは…!信じられなかった。これはいったいいつ治るのか。もっとハゲるのではないかと不安が増大する。
夫が帰ってから、思わず私は夫に訴えた。「円形脱毛症になったんだよ、ほら、見て」と見せると、いつもなら冷たい返事をする夫がぽつりと「俺のせいかな」とつぶやいた。それにも驚いた(いつもなら無視するのに…?)。
俺のせいだとおもっているんだったら、ちっとは日頃の態度を反省しろ~~!!と叫びたくても叫べずに夫の前で黙っていた。
実は以前から別の症状が出ており、それも気になっていた。ここ数年、ずっと不正出血が続いていた。この手の病院に行くのは気がすすまず、なかなか足を運ぶことが出来ずにネットで情報を集めては「私のは大したことはないだろう」と自己診断していた。しかし徐々に不正出血量が多くなり、生理時の出血も不安になるほど増えていた。ちょうどその頃、友人が子宮癌になったことも知り、他人事ではないと青ざめ、漸くおしりに火がつき病院に足を運んだのだった。
検査の結果、不正出血はホルモンバランスが崩れている結果で、重大な病気ではないということだった。医者が言うには、私はストレスが婦人科系に現れるらしい。そして一つの診断が下された。子宮筋腫が3つできている、ということだった。今は手術の必要はないが、要観察で筋腫の成長を抑える薬をしばらく飲み続けることになった。また出血の増量は筋腫が原因で、ある程度は様子をみるしかない、と言われた。
これについては、以前に夫に伝えていたのだが、夫は例のごとくあまり関心を示さなかった。私はそんな夫の態度に怒りを覚え、『私が癌になっても夫には相談しないで、突然入院あるいは突然死んでやる!』と不穏なことを思ったものだった。
しかしこれまた驚いたことに、夫は自分の友人には私の筋腫のことを相談していたらしい。あるとき、その友人から夫あてに電話がかかってきた。私が夫の不在を伝えると「奥さん、大丈夫?この前あいつから電話があって奥さんのこと心配していたよ」と話した。私は仰天した。私の前ではほとんど同情たる態度を見せなかったのに、友人には何だ!心配しているだって?!夫が体を求めてきたときに、「今不正出血があってできない」と言ったら、私に向かって「俺としたくないからそんなこと言うんだろう!」と鬼のような顔をして怒鳴った夫が…。妻の体の心配より、自分の欲求を解消させることしか頭になかった夫が!電話を切った後、更なる不信感と溜息しかでなかった。
とにかく子宮筋腫、円形、と続いたため夫も少しは何かを感じたらしい。その後1ヶ月くらいは穏やかな態度の夫だった。私はこんな日々が続きますように…と願っていた。
私にも経験がありますが、モラって、自分の欲求を満たしたいときには、もう周りがどうあったって関係ないんですよね。
それが満たされない時の不機嫌さといったら、ないですよね。
ウメさん、今は体調いかがなんですか?
筋腫のほうは、落ち着かれているんですか?
お体お大事にされてくださいね。
夫さんのリアクションも許せないものがありますね(怒)
彼らは一体、人のことを何だと思ってるんでしょうね!
今日、私のブログの記事はウメさんの記事にも触発されています。
よく似た体験をしてしまう私たち(爆)
もう2度と、こんな体験はしたくないですね。
やまさん、こんにちは!
自分ではあまり意識していなくても、体は反応するんですね。
自分自身でも驚きでした。
そして、モラって常に自分の欲求が第一なんですよね。
それが即満たされないと怒りに直結です。
体調は今は落ち着いるように感じます。
というのも、別居してから不正出血がほとんど無くなり、
毎月の出血量も落ち着いてきたので
検査をさぼってしまっています(^^;)
しかし年齢的にも、やっぱり定期検診は必要ですね。
ご心配いただきありがとうございます!
それと、やまさんのこの前にいただいたコメントですが、
結婚に向けていろいろ準備してきたこと、
結婚して夫と築く生活について抱いた希望、
そして夫のモラハラ振りに戸惑いながら、
夫がたまに見せる優しさに、やっぱり大丈夫と思いながら
過ごしてきた時間を無にすること、
自分の想いがたくさんつまった時間の積み重ねに
ピリオドを打つことは、本当に辛いですし喪失感に苦しめられます。
私も夫とは何度も話し合おうとしましたが無理でした。
意味不明な理屈と怒り、そして納得してくれたかのように見えても
その後の酷い仕打ちで打ち砕かれました。
話し合いができることが一番なのですが。
やまさん、伝えるだけ伝えてみて、どうしても通じなかったら
そのときは無理しすぎないでくださいね。
ウメより
☆宇砂子さんへ
宇砂子さん、こんにちは!
いつも一緒に怒ってくれて嬉しいです!
モラ夫はね、妻のこと人間だって思ってないんですよ。
自分の好きなように動かせるロボットだとでも思っているのでしょう。
だから思い通りにならないと怒るんですよね。
やだやだ…!
ホントに、こんな体験は二度とごめんですね!
宇砂子さんのブログにまたお邪魔しますね~。
いつもありがとうございます~(^^)
ウメより