先日、職場にゴキブリが出た。お茶を入れようと、同僚と私が台所に向かったら、流しの真下の床にゴキブリがっっ(>_<)!!ゴキブリ走る!「ゴッ…ゴキブリッ」叫び逃げる私達!! 私達の叫びを聞いた男性社員が登場し、社内新聞を丸めながらゴキを窺う。「あそこの陰にいるよっ」涙目で訴える同僚。男性社員がそろ~っと近づき、社内新聞を振り下ろす。バチィィィッ!!…哀れゴキ…吹っ飛んでバラバラ死体に…。叩いた男性社員はそれを見て「うっ…」と呻き、他の男性社員がティッシュを何枚にも重ねてバラバラになった死骸を丁寧に拾っていった。
はぁ~~、ゴキ退治終了。ありがとう男性社員たちよ…。
そして連鎖反応のように、我が家にゴキブリが出た。トイレに入り、ふと壁を見たらなぜか巨大ゴキブリが……「…っ!!」声も出ずにトイレの外に吹っ飛んで出た。引越して以来ゴキなんて出なかったのに!きっと外から入ってきたんだ…。あぁ…こういうときにひとり暮らしは困る。これをどうやって退治したらいいのだろう…。黒光りする体、トゲトゲのある黒い足…。泣きたくなった。誰かに退治してもらいたい。でも誰に?今すぐゴキブリ退治に来てくれる人なんて誰もいない。滅多に会わないお隣さんだって呼ばれたら迷惑だろう。時間が経てば、ゴキブリはどこかに隠れてしまう…。
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モラ夫と暮らしていたときにもゴキブリが出た。「ゴキブリがっ!」叫ぶ私のそばをのぞき込む夫。ゴキブリは冷蔵庫の後ろに逃げ込んでいった。「どうしよう…」と言った私に、夫は思いついたように「ちょっとコンビニに行ってくる」と言い、すぐ家を出て行った。私は夫がコンビニに行き、ゴキブリ用の殺虫剤あるいはゴキブリホイホイを買ってきてくれるものと思い、待っていた。
夫が帰ってきた。私は駆け寄り「殺虫剤買ってきてくれたの?」と聞いた。夫は言った。「は?そんなもの買ってこないよ。俺の飲むビールを買ってきたんだよ。ははは」と笑った。私は頭をガツンッと殴られたような衝撃を感じた。夫の言葉を反芻し、呆然と立ちつくした。「ビールカッテキタ?」ゴキブリを目の前にし、ゴキブリ退治をするために必死でいる私を見ながら、奴はそれを全く無視してビールを買ってきたのだ。そして夫はテーブルに座りビールをひとりで飲み始めた。
私は夫の行動に心底寒気がした。これは何だ?これが夫婦といえるのか?ゴキブリを見ながら、全くそれを無視してビールを買ってくる夫がこの世界のどこにいる?ここにしかいないっっ!!…私の心は氷のように凍てついていた。やっぱり、やっぱり、いつも何度も思っていたけれど、そのたびに思い直したけれど、やっぱり夫はもう言葉の通じない異生物だったんだ。こんな男とはもう暮らせない…。
私は凍てついた心のまま、ミルクパンでお湯を沸かした。これは母親がよくやっていたゴキ対策だった。お湯をグラグラと沸騰させながら、そろそろと冷蔵庫を動かした。するといた。じっとしているゴキが。私はミルクパンを火からおろし、そろそろと近づいた。狙いを定め、ゴキに向かって熱湯を浴びせた!じたばたするゴキ。少しするとゴキは息絶えた。なんとか新聞紙でつまみ、処分する。そして熱湯をボロ布で拭き取った。青ざめながら処理している私を夫はのぞき込んだ。「あ~、熱湯でフローリングが変色してるよ。おい、それなんとか直してくれよ」不愉快そうに嫌味を言う夫を私は無視した。何が何とかしてくれだ!何もしなかったくせに。あの状況を無いことのように振る舞い、自分のことしか考えない夫なんて、もう何の役にも立たないし一緒に住む理由も無い。
私の心は冷たい炎に覆われていた。ほんとに信じられない。こいつとはもうおしまいだ。言葉も全く通じない。すでにモラハラという言葉を知った後の出来事だった。
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そうだ、私は夫と住んでいたときも、ゴキブリ退治をひとりでやってのけたのだ。私はひとりでできる。何とかやらなければ…!私はこの前男性社員がしたように、新聞紙を丸めてゴキブリに近づいた。ゴキはじっとしている。私はゴキを叩こうとした。そして会社で叩かれて飛び散ったゴキの死骸を思い出した。…だめだ…飛び散った死骸、ゴキの体液を拭き取るのは耐えられない…しかもはずしたらどうなるのだ?私に向かって飛んでくる可能性大!!ぎゃ~っ!私は心の中で叫んだ。
そして必死で考えた結果、マジックリンをかけることを思いついた。そう、結構ゴキは洗剤類でも死ぬのだ。最近の住宅用洗剤は、泡がよく固まって噴射する。よし、それでいこう。私はマジックリンを片手に持ち、ゴキによ~く狙いを定めて思いっきり噴射した。狙い的中!私は何度もゴキに噴射した。ゴキは驚いて歩き出したが、泡にやられてモタモタとしている。更に泡まみれにしたらついに動かなくなった。そして死んだ。やった~~っゴキ退治完了!しかしその死骸をつまむのにも相当勇気がいったが、何とか処分した。はぁ~~、恐かった~~~っ(>_<)
こうやって私は生きていくのだろう…ゴキを退治しながら…うぅ。しかし恐るべき住宅洗剤の殺傷力…皆さん、住宅用洗剤の取り扱いには注意してくださいね。なにせ殺虫剤替わりになりますからね。。。
はぁ~~、ゴキ退治終了。ありがとう男性社員たちよ…。
そして連鎖反応のように、我が家にゴキブリが出た。トイレに入り、ふと壁を見たらなぜか巨大ゴキブリが……「…っ!!」声も出ずにトイレの外に吹っ飛んで出た。引越して以来ゴキなんて出なかったのに!きっと外から入ってきたんだ…。あぁ…こういうときにひとり暮らしは困る。これをどうやって退治したらいいのだろう…。黒光りする体、トゲトゲのある黒い足…。泣きたくなった。誰かに退治してもらいたい。でも誰に?今すぐゴキブリ退治に来てくれる人なんて誰もいない。滅多に会わないお隣さんだって呼ばれたら迷惑だろう。時間が経てば、ゴキブリはどこかに隠れてしまう…。
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モラ夫と暮らしていたときにもゴキブリが出た。「ゴキブリがっ!」叫ぶ私のそばをのぞき込む夫。ゴキブリは冷蔵庫の後ろに逃げ込んでいった。「どうしよう…」と言った私に、夫は思いついたように「ちょっとコンビニに行ってくる」と言い、すぐ家を出て行った。私は夫がコンビニに行き、ゴキブリ用の殺虫剤あるいはゴキブリホイホイを買ってきてくれるものと思い、待っていた。
夫が帰ってきた。私は駆け寄り「殺虫剤買ってきてくれたの?」と聞いた。夫は言った。「は?そんなもの買ってこないよ。俺の飲むビールを買ってきたんだよ。ははは」と笑った。私は頭をガツンッと殴られたような衝撃を感じた。夫の言葉を反芻し、呆然と立ちつくした。「ビールカッテキタ?」ゴキブリを目の前にし、ゴキブリ退治をするために必死でいる私を見ながら、奴はそれを全く無視してビールを買ってきたのだ。そして夫はテーブルに座りビールをひとりで飲み始めた。
私は夫の行動に心底寒気がした。これは何だ?これが夫婦といえるのか?ゴキブリを見ながら、全くそれを無視してビールを買ってくる夫がこの世界のどこにいる?ここにしかいないっっ!!…私の心は氷のように凍てついていた。やっぱり、やっぱり、いつも何度も思っていたけれど、そのたびに思い直したけれど、やっぱり夫はもう言葉の通じない異生物だったんだ。こんな男とはもう暮らせない…。
私は凍てついた心のまま、ミルクパンでお湯を沸かした。これは母親がよくやっていたゴキ対策だった。お湯をグラグラと沸騰させながら、そろそろと冷蔵庫を動かした。するといた。じっとしているゴキが。私はミルクパンを火からおろし、そろそろと近づいた。狙いを定め、ゴキに向かって熱湯を浴びせた!じたばたするゴキ。少しするとゴキは息絶えた。なんとか新聞紙でつまみ、処分する。そして熱湯をボロ布で拭き取った。青ざめながら処理している私を夫はのぞき込んだ。「あ~、熱湯でフローリングが変色してるよ。おい、それなんとか直してくれよ」不愉快そうに嫌味を言う夫を私は無視した。何が何とかしてくれだ!何もしなかったくせに。あの状況を無いことのように振る舞い、自分のことしか考えない夫なんて、もう何の役にも立たないし一緒に住む理由も無い。
私の心は冷たい炎に覆われていた。ほんとに信じられない。こいつとはもうおしまいだ。言葉も全く通じない。すでにモラハラという言葉を知った後の出来事だった。
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そうだ、私は夫と住んでいたときも、ゴキブリ退治をひとりでやってのけたのだ。私はひとりでできる。何とかやらなければ…!私はこの前男性社員がしたように、新聞紙を丸めてゴキブリに近づいた。ゴキはじっとしている。私はゴキを叩こうとした。そして会社で叩かれて飛び散ったゴキの死骸を思い出した。…だめだ…飛び散った死骸、ゴキの体液を拭き取るのは耐えられない…しかもはずしたらどうなるのだ?私に向かって飛んでくる可能性大!!ぎゃ~っ!私は心の中で叫んだ。
そして必死で考えた結果、マジックリンをかけることを思いついた。そう、結構ゴキは洗剤類でも死ぬのだ。最近の住宅用洗剤は、泡がよく固まって噴射する。よし、それでいこう。私はマジックリンを片手に持ち、ゴキによ~く狙いを定めて思いっきり噴射した。狙い的中!私は何度もゴキに噴射した。ゴキは驚いて歩き出したが、泡にやられてモタモタとしている。更に泡まみれにしたらついに動かなくなった。そして死んだ。やった~~っゴキ退治完了!しかしその死骸をつまむのにも相当勇気がいったが、何とか処分した。はぁ~~、恐かった~~~っ(>_<)
こうやって私は生きていくのだろう…ゴキを退治しながら…うぅ。しかし恐るべき住宅洗剤の殺傷力…皆さん、住宅用洗剤の取り扱いには注意してくださいね。なにせ殺虫剤替わりになりますからね。。。