ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

旧水戸街道若柴宿の坂道探訪

2010年06月27日 | ウマさんの気ままなウォーキング
2010年6月27日(日)

「健康ウォーキングの会」のOさんに借りた「ぶらり路地歩き」水戸街道若柴宿編 を参考に歩いてみた。
「健康ウォーキングの会」の候補として下見をするためでもある。
「ぶらり路地歩き」水戸街道若柴宿編は、常陽リビング(平成19年8月4日)に掲載されたものである。
 

記事では常磐線佐貫駅から案内されているが、牛久沼揚水機場の公園駐車場まで車で行き、そこから歩くことにした。
牛久沼揚水機場公園。先日「健康ウォーキングの会」の5月21日例会で来たばかりで記憶も新しい。

       約10分ほどで、常磐線佐貫駅に着いた。
       隣接する関東鉄道龍ヶ崎線ホームには、列車(電車ではない)がちょうど発車するところだった。
       
              佐貫駅前
              
                     駅前の広い道路を数百m行くと交差点があるので、これを左に曲がる。
                     コンビニが目印だ。
                     

500mほど行って右折すると、小さな川(江川)に出る。
江川は、牛久沼から近隣の水田に水を運ぶために造られた排水路である。

       協和橋から江川を見たところ。
       現在はほとんどがコンクリートで護岸されているが、この辺りは昔のままの姿が残されている。
       
              協和橋を渡り、左の道を進むと、前方にこんもりした小高い丘陵がある。
              
                     

最初に案内されているのは、足袋屋坂だ。
写真のように案内板が立てられている。
右側の小径が旧水戸街道と平行している「ねがらの道
ねがらとは根がはびこるという意味だ。

     坂道といっても、高低差はあまりなく、それほどきつくはない。
     道の両側は、竹林や古木が生えていたりして、歴史を感じる。
     
          足袋屋坂の突き当たりは旧水戸街道が走っている。
          こちらにも足袋屋坂の案内板がある。
          

案内に従って、今登ってきた足袋屋坂入り口まで引き返し、「ねがらの道」を進む。
この径は「椿の小径」と名付けられている。”やぶ椿”の木が頭に覆いかぶさるよう生い茂っている。

       会所坂への入り口。左側が今歩いてきた道である。
       
              径は木々に囲まれていて薄暗い。
              一人ではあまり歩きたくないところである。
              
                     会所坂を上り詰めると反対側は旧水戸街道。
                     若柴宿があったところで、立派な構えの家が多い。
                     
                            旧水戸街道側から見た会所坂入り口。
                            トンネルに入って行く感じである。
                            

今登ってきた会所坂入り口まで引き返し、再び「ねがらの道」を進むと・・・
延命寺坂の案内板があるが、ここはひとまず通り過ぎて右側の道を大坂に向かう。

       やや広い道に出た。
       旧水戸街道、ここから金龍寺まで約1Kmに渡って旧若柴宿が続く。
       
              大坂を上っていくと、途中に八坂神社があった。
              
                     
八坂神社にお参りし、さらに百mほど進むと延命寺坂の案内板があった。
先ほどの案内板があった反対側になる。

       小さな径を入って行くと、延命寺跡の案内板があった。
       かつてここに真言宗延命寺が建っていたのだが、今は草ばかりで何もない。
       
              旧水戸街道を八坂神社の方へ少し戻ると、流坂の案内板がある。
              
                     流坂を下って左に曲がり、林の中の小径を進むとくじ運の神様といわれている
                     籤神社(くじじんじゃ)があった。
                     二本の古木の間に石段があり、その奥に本殿(といっても小さな祠があるだけ)がある。
                     
                            本殿には千羽鶴が納められていた。
                            "宝くじに当たりますように" と奉納していったのだろう。
                            

牛女坂を過ぎ、薄暗い林を抜けると・・・

       目の前に田んぼが現れた。ひときわ明るい。
       今まで薄暗い場所が多かったのでほっとする。
       
              田んぼの脇に御手洗乃池(おみたらしのいけ)がある。
              この先の星宮神社の神の使いとされる鰻を誤って捕ってしまった時にこの池に放したといわれる。
              古くからこの地に住む人は今も鰻を食べないらしい。
              底のほうに少しばかりの水が溜まっていた。
              
                     御手洗乃池から案内資料に従って5分ほど進むと星宮神社がある。                     
                     
                            常陸国太守平貞盛ゆかりの神社で、北斗七星や北極星が名前の由来になっている。
                            

星宮神社にお参りして県道号線を5分ほど行くと、金龍寺がある。
門が見当たらなかったので、見過ごすところだった。

       参道を進むと、左側は墓地になっている。
       新田義貞をはじめ新田家歴代の墓があるそうだ。
       
              金龍寺は、曹洞宗の古刹である。
              民話「牛になった小坊主」に登場する寺としても知られている。
              
                     境内の鐘楼近くの聖観音像が印象的だ。
                     

金龍寺を出て直ぐ鍛冶屋坂がある。

       昔、坂の途中に鍛冶屋があったことからこの名前がついた。
       数ある坂の中で一番の急勾配である。
       坂道を吹き抜ける風が心地よかった。
       
                    「ねがらの道」から見た鍛冶屋坂
                    

種もみを浸したり、水を汲み上げて手足や農具を洗うのに利用された種池
鍛冶屋坂下の種池

       足袋屋坂下の種池
       

足袋屋坂に戻り、「ぶらり路地歩き」で紹介されたところはひととおり歩いた。
この後、協和橋から佐貫駅前をとおり出発地点の牛久沼揚排水機場公園に戻った。
時間にして約2時間30分、距離は約8Kmほどであった。
坂道といってもそれほどの傾斜ではなく、歩きやすい小径であった。
いろんな坂道を歩いてみて、昔の面影を偲んだ気がした。
「健康ウォーキングの会」の来年の候補として推薦してみようと思う。


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