2010年10月3日(日)
常陽ウイークリーを読まれた方はご存知と思われるが、この日牛久生涯学習センターの
文化ホールにおいて「はつらつ一座公演」があると言うので、散歩を兼ねて観にいった。
効果音を一人で担当し、重要な役割を担っている座員の一人が実は、「健康ウォーキングの会」
の会長なのである。
1時間半かけて現地に到着したのは、12時15分。
まだあまり人が押しかけている様子ではない。少し早すぎたようだ。
牛久生涯学習センター文化ホールの横にグラウンドがあるので、
覗いてみると、子供達の野球の試合が行われていた。
ゲームセットは12時40分、
ちょうど良い具合に終わってくれた。
文化ホールには既にかなりの人が並んでいた。
開場は13時ちょうどとのこと。
後ろを見ると続々と人が並んでいる。
ホールの中は直ぐに人で一杯になった。
13時開場となり、次々と席が埋まってゆく。
ちょっと見、八割を超える入場者であろうか。
池辺勝幸牛久市長の挨拶、来賓の紹介と続き、いよいよ開演である。
「幽霊暁に去る」の全八場の「はじまり、はじまり~」
時は、お江戸の名残りを色濃く残した、明治十年頃のお話し、
時代は変わっても変わらないのが長屋の賑わい。
その一画に住む大工の八五郎、博打好きが仇となり、
妻お豊はあきれ果て家を出て行く。
その数日後、隣の留吉と大川に釣りに出ての帰り際、
足元に舎利頭が! 『こんな所で可愛想に』と念仏を唱え、
懇ろに埋めてやる。
その夜、留吉と酔って帰宅、誰も居ないはずの家に灯りが!
『お豊、戻ってきたか』と思いきや、美しい武家娘が八五郎を出迎える。
ギョッ!として『お前さん誰?』
『先程大川で供養賜った者で名は琴美、兄と共に父の仇を討つ為に
江戸に参りましたが、船の事故で兄は行方知れず』と嘆く。
『よし、任せとけっ!』と威勢よく引き受ける江戸っ子八五郎。
琴美が置いていった香を焚き、自分も琴美のような美人の幽霊に
会おうとしたが、香を焚き過ぎて、親の幽霊が出てきて、面食らう留吉。
『早く嫁を娶れっ!』と説教される始末。
琴美の仇打ちを助け、琴美を何とか成仏させようと、長屋の連中を巻き込んで
兄上と敵の捜索開始をと張り切る八五郎。
琴美の兄と仇の果し合い。
仇となった元水戸天狗党討伐武士は進んで討たれようとする。
しかし、琴美の兄は、目の見えない自分を助けてくれたうえ、
医者に育ててくれた恩人を仇討つ、という気持ちはさらさらない。
長屋の連中が琴美の兄の応援に駆けつける。
そこにたまたま通りかかった警官、『明治政府では仇討ちは
ご法度、仇討ちすれば逮捕っ。時代は変わった』と説得。
両者納得したのを受け、警官は知らなかったこととして立ち去る。
長屋に駆けつけた兄上は、琴美との再会を果たした。
兄上に『恩人であるお方を仇討ちをすることはない』ことを聞かされ、
琴美も納得する。
夜明け前、琴美は無事成仏してこの世を去ってゆく。
八五郎の妻お豊も戻り、留吉は酌婦おときと夫婦になる。
夜明けの長屋にまた変わらぬ賑わいが戻って、めでたしめでたしっ!
役者さん全員が揃い、座長が代表して挨拶
三本〆、『これにてお終いに御座いっ!!』
いやぁ、皆さんとても素人とは思えません。
平均年齢67歳とは思えないほど若々しく、熱の入った演技でした。
2時間半、たっぷりと楽しませていただきました。
茨城訛りの江戸っ子弁は、ご愛嬌というものでしょう。
”気ままなウォーキングの目次”へ
常陽ウイークリーを読まれた方はご存知と思われるが、この日牛久生涯学習センターの
文化ホールにおいて「はつらつ一座公演」があると言うので、散歩を兼ねて観にいった。
効果音を一人で担当し、重要な役割を担っている座員の一人が実は、「健康ウォーキングの会」
の会長なのである。
1時間半かけて現地に到着したのは、12時15分。
まだあまり人が押しかけている様子ではない。少し早すぎたようだ。
牛久生涯学習センター文化ホールの横にグラウンドがあるので、
覗いてみると、子供達の野球の試合が行われていた。
ゲームセットは12時40分、
ちょうど良い具合に終わってくれた。
文化ホールには既にかなりの人が並んでいた。
開場は13時ちょうどとのこと。
後ろを見ると続々と人が並んでいる。
ホールの中は直ぐに人で一杯になった。
13時開場となり、次々と席が埋まってゆく。
ちょっと見、八割を超える入場者であろうか。
池辺勝幸牛久市長の挨拶、来賓の紹介と続き、いよいよ開演である。
「幽霊暁に去る」の全八場の「はじまり、はじまり~」
時は、お江戸の名残りを色濃く残した、明治十年頃のお話し、
時代は変わっても変わらないのが長屋の賑わい。
その一画に住む大工の八五郎、博打好きが仇となり、
妻お豊はあきれ果て家を出て行く。
その数日後、隣の留吉と大川に釣りに出ての帰り際、
足元に舎利頭が! 『こんな所で可愛想に』と念仏を唱え、
懇ろに埋めてやる。
その夜、留吉と酔って帰宅、誰も居ないはずの家に灯りが!
『お豊、戻ってきたか』と思いきや、美しい武家娘が八五郎を出迎える。
ギョッ!として『お前さん誰?』
『先程大川で供養賜った者で名は琴美、兄と共に父の仇を討つ為に
江戸に参りましたが、船の事故で兄は行方知れず』と嘆く。
『よし、任せとけっ!』と威勢よく引き受ける江戸っ子八五郎。
琴美が置いていった香を焚き、自分も琴美のような美人の幽霊に
会おうとしたが、香を焚き過ぎて、親の幽霊が出てきて、面食らう留吉。
『早く嫁を娶れっ!』と説教される始末。
琴美の仇打ちを助け、琴美を何とか成仏させようと、長屋の連中を巻き込んで
兄上と敵の捜索開始をと張り切る八五郎。
琴美の兄と仇の果し合い。
仇となった元水戸天狗党討伐武士は進んで討たれようとする。
しかし、琴美の兄は、目の見えない自分を助けてくれたうえ、
医者に育ててくれた恩人を仇討つ、という気持ちはさらさらない。
長屋の連中が琴美の兄の応援に駆けつける。
そこにたまたま通りかかった警官、『明治政府では仇討ちは
ご法度、仇討ちすれば逮捕っ。時代は変わった』と説得。
両者納得したのを受け、警官は知らなかったこととして立ち去る。
長屋に駆けつけた兄上は、琴美との再会を果たした。
兄上に『恩人であるお方を仇討ちをすることはない』ことを聞かされ、
琴美も納得する。
夜明け前、琴美は無事成仏してこの世を去ってゆく。
八五郎の妻お豊も戻り、留吉は酌婦おときと夫婦になる。
夜明けの長屋にまた変わらぬ賑わいが戻って、めでたしめでたしっ!
役者さん全員が揃い、座長が代表して挨拶
三本〆、『これにてお終いに御座いっ!!』
いやぁ、皆さんとても素人とは思えません。
平均年齢67歳とは思えないほど若々しく、熱の入った演技でした。
2時間半、たっぷりと楽しませていただきました。
茨城訛りの江戸っ子弁は、ご愛嬌というものでしょう。
”気ままなウォーキングの目次”へ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます