ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

至福のひととき 湯ケ島温泉「湯本館」

2010年01月10日 | 日帰り温泉記録(南関東・東海・西日本)
2010年1月10日(日)


旅先でその日の一番風呂というのは、嬉しい限りである。
宿泊客を迎える前、きれいに掃除された浴槽に新しいお湯がたっぷりと溢れるばかりの湯に入るのは、実に気持ちが良い。
さらに一人で占有できたときたら、贅沢この上ない。
今回の伊豆旅行では、松田忠徳教授の ”新・日本百名湯”のひとつ、湯ケ島温泉「湯本館」に入ることができた。
川端康成が常宿し、8年がかりで名作「伊豆の踊子」を書きあげたことで知られる宿でもある。

湯ケ島温泉への道は、ひっそりとしていた。
湯本館」の看板が見える。前に一度来たことがある見覚えのある景色だ。
 

湯本館」の看板の指示に沿って右に曲がると細くて急な坂になっている。
突き当りの和風の建物が「湯本館」である。


玄関は右側にある。"日本秘湯を守る会"の提灯に期待感が膨らむ。
「伊豆の踊子」の一節が記されている。
 

玄関を入ると木製の階段が目に入る。
川端康成が流しの踊子が踊るのを腰を下ろしてじっと見ていた梯子段である。
奥の待合室で『湯が一杯になるまで』と5分ほど待たされた。
伊豆の踊子」の撮影シーンが壁いっぱい貼られている。
 

当然のことながら川端康成の写真もあった。
二人で記念の写真を撮ったりしていると間もなく風呂に案内された。
露天風呂は浸かるだけなので、先に内湯に入ることにした。


男性用内湯。湯が張られたばかりで、湯気がもうもうとしていた。


一番風呂とは、実に気持ちが良い。
無色透明で、温泉特有の硫黄の匂いはないが肌にしっとりとするようなお湯である。


こちらは女性用内風呂。男性用に比べてやや小さめである。


露天風呂に入るには、別に1000円必要だ。(家族またはフループ毎)
東屋が脱衣場になっている。


岩造りの露天風呂である。目の前が狩野川で水の流れる音が心地よい。


後ろ姿なら、ということで、記念にかみさんをパチリ。


二人だけで入るにはもったいないほどの贅沢な湯量である。
内湯に比べてやや温めだがほどよい湯加減だ。


清流の音に心が癒される。
2年半前に隣の西平温泉「河鹿の湯」を訪れた際に"かじかがえる"の鳴き声に安らぎを覚えたことを思い出した。



チェックイン前の限られた時間内にしか入れないが、一番風呂という"新鮮"な湯に浸れたことは贅沢であると思う。
貸切露天風呂代として別に1000円払ったが、夫婦二人だけで過ごした、至福の時間であった。
決して高くはない、と思った。
因みに内湯だけだと、一人800円である。


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