ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

”春近し”を実感 鋸山ハイキング

2011年03月02日 | ウマさんの気ままなウォーキング
2011年3月2日(水)

「健康ウォーキングの会」ベテランのK子さんから、”青春18キップを使って鋸山へ行こう”との提案があり、
有志を募ったところ、当会から13名が集まった。


この日朝、荒川沖駅05:27発の始発電車を待つ会員の皆さん。
まだ回りは真っ暗だが、元気一杯だ。


秋葉原辺りでようやく明るくなってきた。
06:37だから、まだ夜明け前である。


総武線、内房線を乗り継いで、09:25にようやく浜金谷に到着だ。
内房線の駅舎の屋根は青く統一されているようである。
ここまで4時間の長旅だったが、疲れの表情などは見えない。


予報は曇りだったが、あいにく小雨がパラつく天気に。
しかし、傘をさすほどではない。


ここで、いつもの準備体操!となる筈なのだが・・・この日はあいにくの天気で中止ということに。
09:40、鋸山を目指して出発~ッ!


10分ほど進んだところで、登山道は階段になる。


狭く細い階段が続く。


前夜はかなりの雨が降ったのか、濡れており、滑り易い。
注意が必要だ。


20分ほど登ると、観月台に到着した。


眼下に浜金谷の町が広がる。
東京湾フェリー港にフェリーが停泊しているのが見える。
向かいの3本の煙突が久里浜になる。


観月台からいったん下り・・・


また、上る。(海抜150m付近)


岩を削って階段状にしてあるので、上り易い。
また、この辺りの岩は砂岩で出来ているので、転んでも泥んこになることはない。


途中には、こんな看板が。
今はまだ安心だが、夏は気を付けないといけない。


しばらく上ると山頂へ向かう道と石切り場跡へ向かう道に分かれている。
せっかく来たのだから、と石切り場跡方向へと進む。


石切り場への途中から見た山頂。
石を切り出した跡が残っている。右側の突き出たところが”地獄のぞき”だ。
”まあ、後は似たような景色だろう”ということで、引き返し、山頂へ向かうことにした。
この判断が正しかったのか、間違っていたのかは、不明である。


山頂へ向かう道はだんだん狭く、また急になってきた。


切り通しのような道もあり、なかなか変化に富んでいて面白い。


鋸の歯のような山”だということが実感出来る。


関所”(管理所)へ通じる最後の階段を上る。


関所(管理所)が設けられ、通行税600円を払って中に入ると・・・
(30年ほど前だったか、課内旅行で来た時には、このような関所はなかったように記憶している)


百尺観音」を拝むことが出来る。
関所の外からは見えないようになっている。
世界戦争戦死病没殉難者供養のため、として、昭和41年に6年の歳月を費やして完成した、と案内に記されている。


百尺観音を通り過ぎて振り返って見た景色。
垂直の断崖に囲まれ、不思議な空間を生み出している。


百尺観音から7-8分で、山頂に到着した。
館山道が真下を通っているのが分かる。


山頂の展望台から見た”地獄のぞき
実際に立ってみると、恐怖感はさほど感じない。
見ている方がよほどスリルを味わえるのではないか。


こちらは、保田の市街地から館山方面を望む。
保田港に白い建造物が見える辺りが、この日のゴール「ばんや」だ。


サル、トンビには注意”の立て札が・・・


11時半を過ぎ、少しお腹が空いてきたので、昼食を摂ることに。


どこからともなく・・・上空にはトンビが舞い始めた。


ビクビクしながらの昼食だ。
注意はしていたのだが、ついに、ウィンナーを奪われてしまった人も。
手にけがをしなかっただけ良し、としましょう。


急に気温が下がって来たので、食後直ぐに下山開始だ。


日本寺は、千五百羅漢でも有名、である。
中華民国の懐安大中寺の八百羅漢を凌ぐもので、世界一の羅漢霊場として海外にも知られている、とのこと。
西国観音


百体観音


日牌堂


維摩窟


顔の一部や手の部分が欠けている羅漢様。
首のないものもかなり見られた。
この他にもまだまだたくさんの羅漢像や仏様が崖下に安置されている。
その数全部で1,553体、とのこと。


椿の花が鮮やかに咲いていた。春近し、を感じさせてくれる。


しばらく下ると、日本寺の大仏様が見えてきた。


高さ31.05mは、日本一の大仏様である。
正式には、”薬師瑠璃光如来”と称し、宇宙全体が蓮華蔵世界たる浄土であることを現わしたもので、
世界平和、万世太平の大象徴として復元されたもの、とのこと。


大仏様の隣に”お願い地蔵尊”が安置されている。


さまざまな願いが叶えられると尊崇を集め、小さなお地蔵様が無数に奉納されていた。


薬師本殿医王殿
日本寺の本尊である、薬師瑠璃光如来が祀られている。
昭和14年に不慮の火災により焼失したが、60余年を経て平成19年に再建された。


日本寺の本殿は、現在復興再建工事中で、一般には公開されていない。
仮本殿下の石段横には、”源頼朝公御手植え”の蘇鉄があった。
なんと樹齢800年だそうだ。


心字池(しんじいけ)を見ながら進む。
草書体の「心」を形どったところからこの名前がついている。


仁王門
偏額の「乾坤山(けんこんざん)」は韓国の王族 李鎔公の書、とのこと。


日本寺を後にし、元名海岸を歩いて保田に向かった。
帰りの電車の時刻を考慮して、日本寺から「ばんや」までの無料バスを利用する案もあったが、
早めの下山が功を奏し、歩いて「ばんや」へ向かうことにしたのだ。


当会では久しぶりの海岸ウォーキングである。
穏やかな波打ち際を歩くのは、爽快な気分になる。


13時20分に、この日のゴール「ばんや」前の土産物店に到着した。
土産の”ひもの”を買うためである。


めいめい、好きなひものを買い求めた。


試食がたまらなく美味かったので、鯖とギラ(ひいらぎ)のひものを買った。
晩酌のつまみにはもってこいである。


この後、無料バスで保田駅まで送ってもらい、帰路についた。



電車を待つ間のちょっとした時間だったが、男性陣は堪らずビールで喉を潤したことを、報告して〆にしたい。
当然のことながら、整理体操は、省略ということに。
鋸山山頂ではやや肌寒さは感じたが、穏やかな海岸線を歩いて”春近し”を感じた一日であった。


気ままなウォーキングの目次”へ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 筑波山を一周 筑波梅林から... | トップ | 旧水戸街道若柴宿 坂道探訪 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ウマさんの気ままなウォーキング」カテゴリの最新記事