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ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

北海道旅行2010 第7日目(夕張、千歳、支笏湖苔の洞門)

2010年08月08日 | 2010北海道旅行
2010年8月8日(日)

義理の妹夫婦との旅行も瞬く間に過ぎ、最終日を迎えることになった。
この日は、最後の目的地である夕張に向かった。
まず訪れたのは、映画「幸福の黄色いハンカチ」で知られる、
”幸福の黄色いハンカチ想い出広場”である。
自分にとっても懐かしい風景が見えてきた。

       ちょうど4年前の8月に訪れて以来である。
       
              入口近くに建つこの家は映画とは直接関係はない。
              実際に営業されていた散髪屋で、そのまま残されているとのこと。
              


中に入ると、先ず目に飛び込んでくるのが、撮影に使われた真っ赤なファミリアである。
武田鉄矢が運転していたものだ。
壁から天井までぎっしりと願い事が書かれた黄色いハンカチ(紙)が貼られている。

       懐かしい場面の写真やパネルが展示されている。
       
              ラストシーンの名場面のパネル。
              この前で記念写真を撮る人も多い。
              
                     かつて高倉健と倍賞千恵子が夫婦として一緒に過ごしていた部屋。
                     部屋の前のVTRで名場面集を見て再びあの感動が湧いてきた。
                     
                            黄色いハンカチ側から見た炭住。
                            


映画の感動を味わった後、石炭博物館に向かった。
博物館横の縦坑道の塔がインパクトを与える。
入場料は1,200円だが、JAFカードがあったので1,000円で入ることができた。
4人で計800円の割引はありがたい。

       入ってまず目に付くのが、真っ黒い石炭の塊である。
       これ1つで3tもあるからすごい。
       
              石炭が生まれる頃の歴史が恐竜やアンモナイトの化石とともに展示されている。
                            
              夕張の石炭は、メタセコイアの化石だったということを初めて知った。
              

エレベータに乗って一気に地下1,000mへ降りると・・・
明治・大正・昭和にかけての掘削・運搬作業のジオラマが展示されている。
かつては馬も運搬作業で使われていた。

       
              

キャップランプを付けて坑道を見学する坑内アトラクション
まっくら探検」は迫力があり、見ごたえがある。

       
              
                     大型掘削機を使った近代的な掘削現場
                     
                            たぬき掘り採炭現場の様子
                            

ようやく地上に出ると、厚さ7mもの石炭層が目の前に。
夕張が石炭層の上にある町だということが実感できる。


最初、入場料1,200円は高すぎるのでは、と思ったが、中を観て回って
その内容・規模などから充分納得できるものであると思い直した。
ここではとてもその全てを紹介することはできない。
夕張を訪れたらぜひ一度、観ておきたい博物館ではないだろうか。


この後、千歳空港へ義理の妹夫婦を送っていき、再会を約して別れた。
ちょうどこの日、航空際が開かれており、上空を戦闘機が飛び廻っていた。
あっという間のことで上手く撮れなかったが、何とかカメラに納めることができた。

       


二人と別れた後、支笏湖「苔の洞門」へ向けて車を走らせた。
苔の洞門は、日本百名湯「丸駒温泉旅館」のちょうど反対側に当たる。
入場料は無料だが、入口で環境保護協力費100円/人を払って20分ほど歩く。
白樺に囲まれた緩やかな砂利の坂道が続く。ゆっくり上らないと息がきれる。

       奥まったところにスロープがあり、その先の階段を上ると・・・
       
              何と、ここから先は進めない!
              展望台?の上から観るだけである。
              洞門の総延長は420mもあるのだが、岩盤崩落で危険のため立ち入り禁止となっているのだ。
              

岩に生えた貴重な苔の保存には、人が入らない今の状態が最適だと思う。
勝手な願いだが、ずっとこのままにしておいてもらいたい。


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北海道旅行2010 第6日目(ばんえい競馬、エコトロッコ体験)

2010年08月07日 | 2010北海道旅行
2010年8月7日(土)


この日は、”ばんえい競馬”を見ることにしたが、出走は午後2時過ぎからなので、
かみさん達は午前中は別行動となった。
自分は、これまで撮った写真を整理するため、帯広市内のMACで過すことにし、
かみさんは妹夫婦を案内して足寄に向かった。

ばんえい競馬が通年開催される帯広競馬場
入場は無料となっている。

       中はいろんな店がある。
       
              帯広名物の”ぶた丼”(840円)が売られていたので、
              4人分買い求め、かみさん達が足寄から戻ってくるのを待った。
              
                     競馬が始まる前の腹ごしらえのつもりが、かなりのボリュームである。
                     豚肉たっぷりでご飯が見えない。これで一人前だ。
                     なかなか美味しかった。
                     

パドックでは、出走馬と騎手の紹介がされていた。
馬体重はサラブレッドと違い、ほとんどが900Kg以上もある道産子だ。

       出走ゲートに向かうところ。
       
              馬券売り場に行くと、たくさんの人が馬券を買い求めていた。
              
                     4人とも競馬は初めてである。
                     どの馬を買ったら良いのかさっぱり分からないので、めいめい好きな番号を買い求めた。
                     馬券は1枚100円だ。
                      

ゴール前のメインスタンド。
第一レースのためか、スタンドはややまばらな感じ。 

       それでもレース開始直前には徐々に人が増えてきた。
       
              スタンドからレース場を見たところ。
              コースは直線である。
              
                     出走直前
                     いよいよ第一レースが始まる。
                     





レース最大の見所、ゴール直前の坂。
スタンドから駆け下りて声援を送る光景がレースをいっそう盛り上げる。
帯広を訪れたら、一度は見ておきたい。
レースは、土日月の3日間開催され、ナイターでも見ることができる。


もう一レース見たかったが、時間の都合で、帯広競馬場を後にした。


次に向かったのは、旧根室本線の狩勝峠の旧新内(にいない)駅だ。
高速列車の導入に伴い、新しい根室本線が開通し、旧新内駅は廃駅となったが、
エコトロッコを体験できるようになっている。

       エコトロッコは、2008年洞爺湖サミットの年に開業した。
       義理の妹の夫は大の鉄道ファンで、北海道に来たら一番に来たい場所だったそうだ。
       帯広から車を飛ばして終了30分前の16時ちょうどに到着し、何とか間に合って一安心。
       
              エコトロッコとは、一周約400mのレールの上を自分でペダルを漕いで
              保線用軌道自転車を走らせるのである。
              
                     動力は自分自身、まさにエコである。
                     料金は一人500円だ。
                     
          最初は直線で平らな軌道。
          カーブを曲がると次第に下りになり、スピードが出る。
          
                     ゴールに近くなるといったん信号停止し、最後はやや上りになり力が要る。
                     

根室本線・広尾線・釧網線・士幌線で活躍した機関車 59672号機

       車内ではボランティアで新しい鉄道模型の製作に励む姿が・・・
       こういったジオラマは、鉄道ファンにはたまらないのだろう。
       


念願のエコトロッコを体験した義理の妹の夫も満足したようだ。
現在は1周しかできず、やや物足りないが、近いうちに2周となり距離が伸びるそうだ。


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北海道旅行2010 第5日目(幸福駅、真鍋庭園、ナイタイ高原牧場)

2010年08月06日 | 2010北海道旅行
2010年8月6日(金)

この日は、帯広の真鍋庭園、ナイタイ高原牧場、然別湖、タウシュベツ橋梁と回った後、帯広まで引返すことに。
前夜、土日月の3日間開催される、”ばんえい競馬”をぜひ見たいと言うので突然の計画変更である。

真鍋庭園への途中、「幸福駅」に立ち寄った。
旧国鉄広尾線の駅で、1987年に廃駅となったが、現在は公園として整備されている。

       この地はかつては「幸震」(こうしん)といっていたが、明治29年に福井県からの移住者が多かったことから、
       名が「幸福」と改められ、それを昭和31年の開駅時にそのまま駅名にした。
       
              駅舎の中は、天井まで隙間なく幸せを願う紙がびっしり。
              
                     中札内と大正の駅名が書かれた、かつての行き先表示板。
                     


帯広市「真鍋庭園」入り口

       入って直ぐに可愛い”りす”のお出迎え。
       人には慣れているようだ。
       
              和風庭園
              池と巧みに配置された石が良い。
              
                     
赤い屋根が緑に映える洋風庭園。
こんな緑に囲まれた家に住んでみたいものだ。

       日本式洋風庭園といったところか。
       
       森に包まれた大きな池にはヒメマスが泳いでいた。森の奥には滝もある。
       日本一大きな庭園と言うだけのことはある。
       
              この日は朝からうだるような暑さ。
              散策後のアイスコーヒーが殊の外旨かった。
              


ナイタイ高原牧場から見下ろす景色は絶景の一言につきる。




       十勝平野を見渡しながらの牛乳は格別である。
       

ナイタイ高原牧場から然別湖へ向かう途中、天に通じるのではないかと思うほどの真直ぐな道。
道路の中央線から撮ったもので、前にも後ろにも車も人も全く見えない。
北海道なんだなぁ、と思うシーンである。

       然別湖
       

タウシュベツ橋梁に向かう途中、対岸から橋梁が見える、という場所があった。
どのように見えるのか興味があったので行ってみた。
ミズナラの木々が生い茂る森の中を5分ほど進むと・・・

       満々と水を湛えた糠平湖が目の前に。
       なんと、タウシュベツ橋梁は水の中に沈んでいるではないか。
       
              そこには、”水面下にはこのように橋があります”という写真が。
              
                     これは3年前(2007年)8月5日に訪れた時の写真である。
                     実際に水没しているとは思ってもいなかったので、驚いたし、ショックである。
                     

観光パンフの表紙にも載っているのだし、水量を調整してちらっとでも見えるようにしたらどうなのだろう。
水没しているのであれば、現地へ行っても徒労に終わるため、ここで引き返すことにした。
後で聞いたが、現地は水が溢れていて、進めないとのことだったので、ここで引き返して正解だった。
かみさんの妹夫婦には、まさに”幻の橋”となってしまった。


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北海道旅行2010 第4日目(浦河、襟裳岬)

2010年08月05日 | 2010北海道旅行
2010年8月5日(木)


この日は、九州から来るかみさんの妹夫婦と千歳空港で待ち合わせをしているため、
午前中はMACでメールを見たり、写真の整理をしたりして過ごした。

千歳空港で二人を出迎え、最初の目的地「優駿ビレッジAERU」へ向かった。
千歳空港からこの日の宿泊地道の駅「忠類」までは250Km以上もあるため、
昼食はサンドイッチとおにぎりを食べながら走った。

途中、道の駅「サラブレッドロード新冠」に立ち寄った。
昭和の怪物ハイセイコーの像が建てられていた。
ハイセイコーは、新冠町の武田牧場で1970年3月6日に生まれた。

          ”ハイセイコー”はこれまで最も人気があった馬、と言っても過言ではないだろう。
          競馬は全くやったことがないが、その名は誰もが知っている。
          

優駿ビレッジAERU」は、浦河町と日本中央競馬会が
馬と自然とふれあえる里”として1998年に開業したもの。
「優駿ビレッジAERU」の厩舎

       厩舎の中は自由に見学できる。馬は牧場に出ていて厩舎は空だった。
       
              牧場に行くと、馬がそばに近寄ってきた。触ると温かい。
              サラブレッドをこんなに間近で見るのは初めてだ。
              
                     軽い駆け足だけでもスピードがある。
                     この馬は、今は歳をとって余生を送るだけだそうだが、
                     若いときに真剣に走っていたときはもの凄く早かったのだろう。
                     
                            今年はアブが異常発生しているそうだ。
                            アブに噛みつかれて痛いのだろう、追い払おうとのた打ち回っている。
                            見ていてちょっと可哀想だったが、どうしようもない。
                            





次の目的地、襟裳岬に向かう途中から、だんだん霧が出てきた。
この辺りは気温が低く、霧が多いことで有名だ。
6年前に訪れたときにも霧のため何も見えなかったことを思い出した。
しかし、ここまで来たからには、ということで襟裳岬に向け車を走らせたわけであるが・・・

       案の定、展望台からは何も見えない。辺り一面真っ白である。
       
              展示写真で我慢するしかない。これはゼニガタアザラシ。
              晴れればこのような姿が見えるのかも。
              

アザラシが見えないのなら、風を体験してみよう。
風体験の部屋。

       襟裳岬は一年を通して260日も10m以上の風が吹くとのこと。
       最大瞬間風速は45mだそうだ。
       
              風速25mの風をまともに受けると手すりに掴まらないと立っていられない。
              
       相当に傾いても倒れない。
       

台風並みの風を体験した後、この日の宿泊地道の駅「忠類」に向かった。
襟裳岬では真っ白な霧に包まれたが、黄金海岸付近に来ると霧は完全になくなっていた。

       日もとっぷりと暮れ、道の駅「忠類」に到着したのは19時を過ぎていた。
       急いで隣接する「ナウマン温泉アルコ236」で汗を流し、冷えたビールで乾杯となった。
       


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北海道旅行2010 第3日目(ニセコ、余市、小樽貴賓館)

2010年08月04日 | 2010北海道旅行
2010年8月4日(水)


この日は、産直メロンを親戚・知人に送るため、朝から道の駅「ニセコビュープラザ」に向かった。
道を走っているとどこからでも羊蹄山が見えるが、ビューポイントの看板があったので、撮影した。
富士山のようにきれいなコニーデ状である。


ニセコビュープラザを最初に目指した理由は、3年前に来たときに買ったメロンが
美味しいと評判が良かったからだ。

道の駅「ニセコビュープラザ」からも羊蹄山がよく見える。

       産直野菜果物が所狭しと並べられている。
       
              この日は、地元のケーブルTVが取材に訪れていて、中の様子を丹念に撮影していた。
              うちのかみさんもばっちりと撮影されていた。
              

ニセコに来たら、水と豆腐である。
道の駅「ニセコビュープラザ」から道の駅「真狩」に向かう途中にあるので、必ず寄っていくことにしている。
大勢の人が水を汲んでいた。
水汲み口が水道蛇口のように並んでおり、水量も多いので、大して待たなくて済む。
ここの豆腐は少々高いが美味しい。いろんな豆腐が売られている。
試食だけで出てくるのはちょっと勇気がいる、というのが正直なところ。


羊蹄山の麓は、名水の産地でもある。
道の駅「京極名水の里」は湧水でも有名な場所だ。
大型観光バスが何台も駐車場に並んでいた。中国からの観光客だ。

       つり橋を渡ると滝のように水が流れており、あちこちに水が湧き出ている。
       一口飲んでみたが、確かに美味しい。
       

このような水がふんだんに湧き出て、毎日のように飲めるのは羨ましい。
北海道遺産”に登録されている。






余市を経由して小樽に向かう途中、NIKKAの工場があったので寄ってみた。

       中は案内付きコースと自由に見学できるコースがある。
       あまり時間もないので自由見学コースを選択して中を歩いた。
       建物がおとぎの国のような雰囲気で、庭もきれいに整備されている。
       
              蒸留槽
              
                     博物館
                     見慣れた顔が見える。
                     
                            ずらりと並んだウイスキー。
                            NIKKAのことはあまり知らないが、こんなにも製品があったのかと正直言って驚いた。
                            
  
定番の試飲会場もあったが、運転中の身なので、ここはパス。

       お土産館には見学客がいっぱい。
       
              25年もの原酒はなんと20,000円。ちょっと手が出ない。
              NIKKAはほとんど飲んだことがないが、記念にと、
              7本のミニチュアセット(2,450円)を買った。
              


かみさんの強い要望で”にしん御殿”といわれる小樽貴賓館に向かった。

       貴賓館の入口 
       
              入口を入ってすぐ左に「石狩挽歌」の記念碑が建てられている。
              作詞:なかにし礼、作曲:浜 圭介、唄:北原ミレイ
              

入口正面に、最近新しく造られたレストランがそびえるように建てられている。
やや異様な感じがする。これは貴賓館ではなく貴賓館への入口である。


貴賓館の旧玄関は二つある。
右側が来客用、左側は一般用。
外からは同じように見えるが中から見るとその違いがはっきりと分かる。

       
              レストラン側から見た貴賓館
              

レストラン内に入るとその豪華な天井に圧倒される。
天井の絵は作者が全て異なる作者の作品である。作者の名前が分かるようになっている。
       

貴賓館に通じる廊下は赤い絨毯が敷かれている。
この先は撮影禁止になっているため、残念ながら紹介することはできない。
中は造りも凄いし、兎に角これ以上はない、というほど贅沢で豪華な調度品が各部屋に納められている。



小樽を訪れる機会があったら、ぜひ一度貴賓館を訪れてその豪華な家具や調度品を見て欲しい。
観覧料は、1,000円。ちょっと高い。


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