こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

荒れる成人式に異議あり!

2006-01-12 08:57:00 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数年の傾向だと思うが、成人式で暴れる新成人の映像がニュースで流される度に無性に腹が立ってくる。

そんな形でしか自分達の若さを出せない馬鹿者たちに呆れてしまう。何が不満でああいう行動に出るのだろうか?その心理が全く理解できない。

不満もなく、ただ自分の若さの示威行動だとすると、およそ、その頭のお寒い構造に失望する。確かにいい若い者が退屈極まりない式でジッとおとなしくしてるというのは苦痛なのかもしれない。それは大いに同情したくなる。

しかし、こんな事件が続くと、そもそも何のための成人式かということになる。地方自治体が税金を使って当たり前のように長年続けてきた成人式。その意義は?そして誰の為の成人式なのだろうか?

単純に生誕20年目を祝う式ではなさそうだ。大人の仲間入りを祝し、その自覚を持ってもらおうというのが目的のハズだが、出席者は久しぶりに会う同級生との懇談が楽しみの同窓会のつもりで来ている気がする。

ちなみに私の時は大学生だったが、ただ年齢が20歳になったということでそんな式に呼ばれても何のありがたみも感じることが出来ず、故郷を離れて住民票を移した街に知り合いもなく、当然のようにすっぽかした。

先ほどの暴れたり迷惑行為をする輩はそもそも参加しなければいいと思うのだが、そんなに単純にいかないのだろう。彼らだって同級生に会うのを楽しみに来たに違いない。そして退屈なところでひと暴れして、その後で酒を飲み大騒ぎして注目を浴びたいということなのであろうか。

だからといって、単純にそういう奴らを強制的に退去させたりして、力で押さえつけても真の解決法にはならないと思う。旧来からある成人式の在りかたをもう一度再考する必要がある。

厳かな式という儀式に固執するのか、20歳になった若者にその自覚と責任を感じてもらうようにするのか、前者で行き詰っているのだから、後者で方向転換すればいい。学校や親の教育がなってない昨今、成人式の意味も意義も分からない人間に厳かな式はただ反発するだけだろう。もっともお偉いさんの真面目で面白くもない話は誰も聞きたくないというのは本音だと思うが・・・。

一部の自治体で導入されているようだが、主役の彼らにイベントを企画させるのがいいと思う。音楽や芸能の発表会や討論会、自ら講師を招いての講演会など或いはフリマやチャリティなど色々考えられそうだ。一つの楽しいお祭りでいいのではないだろうか?そのお祭りを責任と自覚をもって運営していこうとする姿勢こそが大事であり、結果として自らを祝うということになり最後は飲み会で締めてもいいと思う。

異論反論はあるだろうが、長年やってきたものがそのままでいいとは思わない。時代に即して変わっていくべきものだろう。こんなイベントがあれば私も喜んで参加していた気もする。

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