No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

攻めてる方に運は流れる~田園決勝戦

2005年11月03日 | Weblog
今日は田園の最終日。
正木・小野組に3-6,3-6で見事にやられました。
僕たちもそれほど悪いわけではなかったと思うのですが、
相手チームがとても良いプレーをしてました。
多少のチャンスはあったとは言え、今日は完敗ですね。

今大会を通じて身をもって学べたのが運の流れ。
攻めてるほうに運は向いていくようです。
僕たちもずっと接戦続きでギリギリで勝ち残って決勝まで来ることができましたが、
これもいつも攻める気持ちを忘れず、プレーし続けたからだと思います。
守りに入ってたら、とっくに負けてただろうな。
そして今日、相手が僕たち以上に無心で攻めてきました。
一見ラッキーショットのような信じられないポイントも相手側にかなりありましたが、
これも相手側に運気が向いていたからだと確信してます。

後、試合後にいろんな人から、「どうしてペースを変えなかったの?」と言われました。
相手の方が若いしボールの威力もあり真っ向勝負だと力は上だったんですけど、
僕たちは最初から最後まで真っ向勝負しました。
「ロブを使ったり、スピンサーブを使ったりして相手を崩せば良かったのに。」
と見てる人は思ったんでしょう。
僕たちがそういう選択をしなかった理由ははっきりしていて、
自分たちなりの新な領域にチャレンジをしてるからです。
僕もパートナーの村松さんも本来は相手のペースを崩してミスさせるプレーが得意です。
でもそれでは、ある程度の実績は残せたけども、あるレベル以上は勝てないし、
プレーしていても自分が楽しくないからなんです。
自分の可能性を引き出すために、今はバカみたいに打つ時期かなぁと思ってます。
本当はジュニア時代にそんなことを言ってくれる指導者に出会いたかったんですけどね。笑

大会を通じて他にもたくさんの学びを得ることができました。
そしてたくさんの観客の前でプレーできて最高に気持ち良かったです。
大会関係者の皆様(たぶんこのブログを読んでないだろうけど・・・)、
応援して下さった皆様、対戦して下さったみなさま、
本当にありがとうございました。

PS ペースを変えても負けていたでしょう。笑

コントロールを手放す

2005年11月02日 | Weblog
昨日もブログに書いた麻雀の世界で20年間無敗の桜井章一さんは
海で泳ぐのが大好きなのだそうですが、
そんなときも、海で遊ぶのではなく、海の中で遊ばせて頂くという感覚なのだそうです。
まるで子供のときに両親や兄弟に遊んでもらっているような感じで、
その中ですごく自分が救われていくと。

きっとテニスコートでも同じなんでしょうね。
コート、ボール、ラケット、対戦相手、パートナーに遊んで頂いてる。
それを何か勘違いして全て自分でコントロールしようしてしまう。
そしてうまくいかないからと腹を立てたり落ち込んだり。
遊んで頂いてる分際で、自分の思うようにコントロールしようとしても、
うまくいくはずないんですね。
まず遊んで頂いてることに感謝し、
自分でコントロールしようとすることをやめて身を委ねることができたとき、
最高のプレーが引き出されるんじゃないかと思います。

それではまた。

試合は心の修行

2005年11月02日 | Weblog
今日は素晴らしい本に出合えました。
中谷彰宏さんと桜井章一さんの共著「なぜあの人は強いのか」です。
桜井さんは麻雀の世界で20年間無敗という驚異的な強さを誇った人です。
その本のまえがきにはこう書かれてあります。

「誰でも、勝負には勝ちたい。
でも、勝ちたいと思えば思うほど、勝てない。
勝つ人は、勝とうとしていない。
勝つ人は、強くなろうとしている。
・・・・・・
"勝つ"ということと"強い"ということは、
はるかにレベルが違う。
・・・・・・」

勝敗という凡人が執着する小さな価値観を超越できる人が強い人。
そこを超えた何かを求める求道者が圧倒的な力を身につけ、
結果的に勝負にも勝ってしまうんですね。

イチローとかフェデラーからもそんな何かを感じませんか?
彼らは目先の結果より自分の理想を追い求めています。
我々は彼らのようにプレーはできなくても、心の在り方を真似ることはできます。
勝敗にこだわってしまうのは、ちっぽけなプライドを捨てれないから。
我々に守るべきものなんてないはずです。
勝敗の枠なんか超えて、もっとカッコ良くいきましょうね。