No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

考えてプレーするからうまくいかない

2006年02月25日 | Weblog
先日紹介した宇城憲治先生の「武術空手への道」にハマっています。
かなり重要なことを示唆していますので、
このブログを読んでるようなマニアなみなさんには必読書かもしれません。

現代空手を含め今のスポーツ界の問題点は、脳や意識に頼ってプレーをしようとするところ。
脳に頼ったプレーは伝達速度が遅く必ず居つきが生じます。
一方無意識化された身体動作というのは居つきがなく動作速度が圧倒的に速い。
宇城先生は脳で考えて動くのではなく、身体で感じて動くべきだと言われます。
そしてそれを実現するためには心身ともに一致した”統一体”を作る必要があります。

ということで先日の練習では、細かいことをゴチャゴチャ考えるのをやめ、
心身を統一して打つことだけを心がけてみました。
結果はというと、自分でもビックリするぐらい身体がスムーズに動きました。
今まで頭が先行し過ぎてうまく動作できてなかったんですね。
「どうしてできないんだろう?」なんてふうに、どんなにがんばって考えても、
脳からの指令でプレーしている限り、スムーズには動けないんですね。
20年もの間、うまく打てない原因突き止めるべく一生懸命がんばって考えてきたのに・・・
答えは全く違うところにありました。笑

ただしこれがうまくいくためには、ある程度基本ができていることや、
心身が統一されるという感覚がわかることが前提になります。
それから、宇城先生の言う武術空手でも最初”型”を覚えるときは脳を使います。
なので、テニスでも新しいことを覚える段階では頭を使う必要があるでしょう。
しかしそれは身体が勝手に動くようになるまでの手助けでしかないことを
忘れないでくださいね。

それでは