広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

小学校入学、吃音のこと。

2018-07-12 11:31:01 | 末っ子くん成長記録
末っ子くんの成長記録。
最後の子育てなのでまめに更新しよ~って思ってたはずなのに。
あぁ・・それなのに(涙)


なんと3年ぶりの更新ですよ。
時間がすごい速さで過ぎ去っていく毎日です。

こないだ生まれたような気がする末っ子くん。
あっという間にイチネンチェイになりました。

すくすく育って元気に学校に通ってます。



唯一ちょっと心配なのはきつおんのこと。
以前、一度ブログにも書いてるんですが >>吃音が出始めたころの成長記録
1歳からとても言葉の発達の早い子だったんですが
2歳半の夏の日、突然、どもりはじめて、、、あれから
4年の月日が流れ、
調子がいい時と悪い時の波をこえながら、典型的な吃音の経緯をたどっています。

幸い、保育園の先生もとても理解のある先生で
上手に寄り添ってくださり、小さな保育園だったので
ばぶーばぶーの赤ちゃん時代からずっと一緒のメンバーで
この子はこんなしゃべり方なんだ、と自然とお友達にも受け入れられて
イヤな思いすることなく保育園時代をのりこえました。

で、さてさて
小学校入学です。

新しい環境に入って、ちゃんとめげずにやっていけるか。
とっても心配しました。

この肝っ玉に毛のはえた母ちゃんの心臓と
このぺらぺらしゃべれるお口と取り換えてあげたいわ。


入学を前にやったこと。

療育センターに相談して、言葉以外の発達含め現状を把握。

きつおん親子カフェのイベントに参加してほかの親の話をきく。

吃音についての講演会を聞きに行く

就学前検診で学校側に情報を入れておく
(最初が肝心なのでしっかりフォローしてくださる担任にしてください!!とプレッシャーをかけておく)

入学式の日に担任の先生に、お願いに行く
(からかわれたりしないように、早い段階でクラスのみんなに話していただくように)


と、ざっとこんな感じです。


主には、入学までに、私自身が、
どんなふうにこの子に育ってほしいか、のビジョンを確認し
そして、そのためには
どうサポートしていくか、肝をすえた感じ。



具体的に言うと
・おしゃべりな吃音くんに育ってほしい
・前向きでユーモアのある子に育ってほしい
・おれ、電話とるの苦手だわ、たのむわ と周囲に堂々と言える子に育ってほしい

吃音であることを隠そうとして、日々無口になり、下を向いてくらすのではなく
どもりながらも自分らしさあふれる人になってほしい


そう願い、そう歩んでいけるようにサポートしようと思っています。


そのために今できることは
自己評価が高まるように、いろんな経験を積ませていく
この子が得意として自信を持てる活動をなにか見つける・・・・なんだろう?
少々のことでへこまないメンタルをつける
困ったときに相談できる親以外の関係性を作っておく

そんな時期だと思って今現在かかわっています。


というわけで、現在の彼。
月:英会話
火:ホッケー
水:言葉の教室・運動クラブ・ホッケー
木:ホッケー
金:
土:ホッケー
日:ホッケー



英会話は、人前でしゃべる経験をとにかく増やすため 英会話って人前で声を出すちょうどいい感じの小グループの活動なので。ついでに、吃音者は英語ではどもらない?という噂の検証もかねて(笑)
運動クラブは、いろんな刺激をいれてくれるので感覚統合療法の代わりに。
ホッケーは、学校だけの関係がすべてではない 仲間ととっておきの経験をするため。
言葉の教室は、親以外に吃音のことぽろっと本音で相談できる場をつくるため

と、
一週間ずっとぶっこんでるので

一年生にして、えらく忙しい人
吃音の子供へのかかわり方によく、「予定をいれすぎないようにしましょう」って書いてあるけど
そこ、完全無視・・・(笑)

上の中学生二人が塾もいかずのほほんとしてる中
末っ子が一番おおいそがしで、一番お金もかかっているという今日この頃です。

とりあえず今のとこ、彼なりに楽しそうに日々こなしております。



先日、担任の先生がみんなに
「つまったり、伸ばしたりする話し方になることがあるけどこれはわざとやったりしてるわけじゃなくて
そういうことばの病気なんです・・・病気といってもうつったりする病気じゃないです。
緊張したらなるとか、そういう種類のものでもないです。
なので、みんな、もしそんなことがあっても、ゆっくり聞いてあげてください。
宮本君に限らずなにかに困ってる人がいたら、からかったり笑ったり絶対しちゃだめ。そういうのは先生は許しません。
みんなが楽しくすごせるクラスにしましょうね。」

的な話をしてくれたらしいです。本人から聞いたので、話の内容は若干私の推測が入ってますが(笑)
本人は、みんながこれでぼくのこと、わかってくれたのでとってもほっとした。
と言ってました。


小学校入学を前に、子どもさんの吃音で悩まれてる方は多いと思います。
少しでも参考、、、というか気持ちの共有になればと思ってブログに書いてみました。

いろいろ心配したけど、一年生ってほかの子もまだまだ言葉がおぼつかなくて
いまのとこ、少々どもってもあまりまだ目立ってない感じで
なんとかスムーズに学校生活に入れてほっとしているところです。
まだまだこれから先、心配はつきませんが。
ま、それは吃音だろうとそうじゃなかろうと一緒のこと。
母ちゃんは、どーんと構えていきましょうて。

実は今日から、吃音の世界学会がここ広島で行われています。>>吃音・クラタリング世界合同会議 in Japan 2018
まだまだ医療の分野で吃音は研究がすすんでいない分野です。
言語聴覚士だけでなく、我々作業療法士としてもいろいろかかわっていくといいと最近つくづく思います。
環境調整だったり認知行動療法だったり感覚統合療法だったり
いつか人生に時間ができたら、また作業療法の分野に戻ってそんな研究をつきつめてみたいなぁ
(きっとそんな日は来ないだろうけど・・・さ、仕事しよ~)





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