広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

インテリアコーディネーター三宅利佳さんからインタビュー受けた話。

2019-09-01 15:58:15 | インテリアコーディネーターのお仕事

先日、インタビューを受けました。三宅利佳さんに。

三宅利佳さんといえばインテリア業界なら誰でもご存知の、超有名コーディネーターさんです。

本も数冊だされているし、発信力すごいし。かわいいし。
インテリア業界の方なら一度は必ず三宅さんのブログとか読んだことあると思います。
お仕事内容もすごいし。仕事量もすごいし。
私の憧れのインテリアコーディネーターさんです。

そんなすごい人に、こちらが根掘り葉掘りインタビューしたいくらいですが。
なんと、されちゃいました!

「ボイスレコーダーで録音させてもらっていいですか?」

「は、はい!」

と緊張のおももちではじまったインタビュー。

「あ。」

と見つけたテーブルの上にあったこのチラシ。

 

昼のみしませんか。  はい!します。

まんまとチラシに乗せられて昼飲み開始。

そば茶プリンをあてに、いい気分でぐびぐびやりながらインタビューに応じさせてもらいました。

 

内容は、自分語り(!!)


なぜ、私はいま、インテリアを生業にしてるのか。

 

って話です。

 

もともと、医学部保健学科を卒業して、医療の道を邁進していたわたしが、

なんで、今、インテリアコーディネーターをしてるのかって話は、

以前もブログに書いたこともあるのですが。

 

手っ取り早くいえば、家具工場の後継ぎくんと結婚したから。

そんでもって、木工所からインテリアショップに会社を変えていこうとがんばった10年間。

その転機となる、私が入社半年で企画したイベントの話は今じゃ語り草です。はい。

我ながら、あれはすごかった!

こんなへんぴな場所にある木工所。

当時、土日だってお客様が一組くらいって状態のショールームに、

チラシの一枚もまかず

ブログ集客だけで朝、オープン時に300人が並んで開店待ちしてくださいましたからねぇ!!

なつかしー。 2007年の秋のことです。


あれを機にいっきに、お店としてやっていけるだけの集客力がつきました。

その時の行列写真もふくめて、ここに書いてます。↓

>>ミヤカグが小売店として認められた話。いい店ひろしま受賞にあたって

うして、今にいたるわけですが。

 

今回、三宅さんのインタビューをうけて、あらためてわかったことがありました。

 

私はもともと、おそろしいほどにインテリアに興味がなかったという事実。

どんだけ興味がなかったかというと、一人暮らしの時の部屋のセンターテーブルが

段ボールのミカン箱だったぐらい。

 

その状況に驚き、見かねた今の夫からの初めてのプレゼントはミカン箱と同じ大きさの手作りのミニテーブルでした。

家の中のことなんてどう~でもよくって、仕事や遊びに時間とお金をかける人種でした。


 

そんな私が、なんで今、こんなにまでもインテリアに興味を傾け、

そして、毎日こんなに楽しく仕事をしているのかって理由がインタビューの中で明確になりました。

 

私は、どうやら「インテリアが好き」なんじゃなくて「人間が好き」なんです。

インテリアとか建築とか、そういう箱や飾りが好きなんじゃなくて

ひとがすき。

そしてそこに暮らす人が心地よくなってくれることが好き。

 

リハビリの仕事してた時も、とにかく「人に接する仕事」だから選びました。

障害をおって困っている人が元の暮らしのように笑顔をとりもどして

その人らしく暮らせるようにお手伝いをする仕事を天職と思ってやってきました。

 

そして今、

やっぱり今も、人の話を聞き、その人のニーズにあわせ、その人らしい暮らしをつくる

お手伝いにやりがいを感じている自分に気づきました。

 

いいインテリアにしたい人がいて(←この人はインテリアが好きなんでしょうね~)

でも、どうやったら自分の理想のいいインテリアに近づけるのか

今はネットとかで情報が過多で・・・調べれば調べるほど混乱して困ってらっしゃる方が

私とお話して、いっしょに考えながら理想に近づいて笑顔になっていく、そんな過程が好きなんだと思います。

 

自分のインテリアコーディネーターとしてのホームページにも書いているんですが

 

インテリアコーディネーターには2タイプあります。

自分の「センス」でばりばりとモデルルームや店舗設計をこなしていくタイプと、

お客様の好みや暮らし方を第一にし、それを自分の「知識」でサポートするタイプ。

私は、後者です。

「インテリア=心地よい暮らし」のコンセプトで

お客様の家づくりに伴走させていただきます。


私のデザインセンスを これでどやーっ!て押し付けるんじゃなくて

その人の話を聞いて、その人ありきの家づくりを手伝いたいんだなぁと。

そのために、勉強は惜しまない性格なので

家具屋だけど家具だけにとどまらす、インテリアのこと、建築のこと、暮らし方のこと、

窓周りのこと、照明のこと、あれやこれや

いろいろ勉強して、ほかの人の作ったインテリアもたくさん見て、聞いて

セミナーとか、勉強会もどんどん行って。

そうやって、自分が人にアドバイスできるだけの自信がついて、

 

それで、インテリアがこんなに楽しくなったんだなーーー。と。

 

さすがインテリアコーディネーター業界の雄。三宅さん。

ただ、ハイボールぐびぐびやりながらインタビューしてるだけなのに

こんな気づきを与えてくださるなんて。

 

そんな三宅さんは 人間ギライなところがあるのだとか。

 

三宅さんのお仕事の仕方とか、見習いたいなーと常日頃思ってるけど

やっぱり自分の今の仕事のやり方が自分らしいのか、

とも思えたインタビューでした。

 

インテリアコーディネーターって、何やってる人かわかりにくくって

ひとことに「フリーのインテリアコーディネーターです」って言ってても

みんなやってる仕事が違ってて、、、

 

インテリアのこと、頼みたい時、誰にどんなことをどうやって頼んだらいいのかわかりにくい世界なので

私も、どんなふうにお客様と話して、どんなふうに提案して、どんなふうに仕事していったらいいのかなと

悩むことも多いのですが

 

今回のインテビューを通して

「自分の思うやり方でやったらいい」 そんな風に思えました。

 

雑誌に出るようなちょっと奇抜だったり印象に残ったりするようなめっちゃ素敵空間を目指すんじゃなくて

今困ってることをみつけて、その人らしい暮らしのゴールを設定して、一歩一歩。

そんな解決型の

リハビリ(作業療法士時代)でやってたやり方でやっていくのが

人に寄り添った私らしいやりかたかもしれないと気づかされた一日でした。

 

三宅さん、わざわざ広島まで来ていただき、私の話なんか真剣に聞いてくださってありがとうございました♪


 

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