広島初 U-15女子 ホッケー日本代表！

娘、15歳。

5歳からホッケーをはじめました。

ホッケーが大好きで、今まで一度もホッケーの練習に行きたくないとか言ったことがありません。
本当に好きなことってこういうことなんだろうなぁと思って親として覚悟を決めて
アスリートを育てる親としてサポートしてきました。
って言っても、親としてできることは　アッシー　と　メッシーだけですが。

小学校3年生の時にはすでに
「ホッケーのオリンピック選手になるためにたくさんご飯をたべ、たくさん走って、たくさん練習をしています」って選手宣誓したほど。
↓↓

 

この目標がこの10年。ぶれてません。

広島県ではホッケーはマイナー競技ゆえに。
なかなか女子はメンバーが揃わず小学校のうちも苦労しました。

中学校に関してはもっと悲惨で、チーム組むほど人数がいない。
全国大会みたいな正式な大会は、県内どこにもホッケー部がないので参加資格なし。
地方の小さな大会は、山口県のチームや香川県のチームに大会の日だけ飛び入りで入れてもらって参加。

それを承知で３年間、覚悟してクラブチームで男子に交じってホッケーを続けてきました。
唯一の目標は中３の秋に受けれる「U-15　日本代表選考会」

中学入る前に親子で作戦会議。
部活をどうするか・・・　帰宅部にして、ホッケーの練習に集中するっていうのも選択肢だったのですが
策士のわたくし、いい案を思いつきました！！

選考会の時にシャトルラン（何往復走れるか競う長距離ランニング）があるとの情報をゲットし
これだ！！　と。

全国大会などで上位に食い込んだりして前評判を得ることができないというハンデなんだから
せめて、このシャトルランで、最後の一人まで生き残ってアピールしよう大作戦！

そのために、わざわざ陸上長距離が強い学校を選んで校区を越境して進学しました。
そして、学校一練習がきついという陸上部の門をたたきました。

そしたら
漫画に出てきそうな強面のグラサン体育教師(さすがに竹刀は持ってなかった)　率いるガチな部でした。
その顧問に
「本気じゃないやつが入ると本気で陸上やってるやつの足をひっぱる」と言われながらも
「選考会のシャトルランで最後の一人に残りたいんです！！」と頼み込んで入れてもらって
あれから毎朝10キロ近く走ること二年半。

陸上ガチな人たちの中で、最初は周回遅れになりながらも
「ホッケーのため、ホッケーのため」と腐らずめげず練習に参加しておりました。

陸上とホッケーの二足のわらじ、、、じゃなかった
ランニングシューズとホッケーシューズ二足履きの中学校生活を送ってきました。

そして迎えた　唯一の目標　U-15選考会。

大雨のコンディション悪い中。
緊張のシャトルラン。
雨でも毎朝カッパ着て、家からアップを兼ねて走って学校まで朝練に通ったのがここで発揮されたのか？！
なんと本当に最後の一人まで生き残って走って見せてくれました。

母ちゃん、泣いたよ、これ。

そして、その後は試合形式でのホッケーアピールタイム。
始まって数分後。
大雨で寒い中、シャトルランで自分の100パーセント以上の力を出し切って走ったせいか。
相当足にはダメージが来ていたようで
足をすべらせてしまって、接触プレイとなり、大きく転倒。
その後、起き上がったけど痛くて歩けず、救護の席へ・・・・

え？もう終わり？？
シャトルラン頑張る作戦がまずかったのか・・・・

またまた母ちゃん、泣くよ、これ。

いつも自信満々の本人もこれには絶望したようで、今まで見たことないくらい不安な顔で
保護者席の私のほうを見てきます。

本当は親がでしゃばっちゃいけないんだろうけど、いてもたってもおれず
「冷やして！！　クーリング！！まだいけるよ」　と声かけてしまいました。

そこで、はっとしたのか
氷を頼んでそこからは気持ち切り替えて
冷やすだけ冷やして、テーピングまいてもらってもう一度グランドへ。

グランドに戻るなり
チームのみんなに声かけてしきってる。よし、いつも通り！！

普段から、人のチームに入ってやり慣れてるので即席チームで戦うことには慣れている・・・
ここで意外なメリットを発揮しました。

あとはケガを感じないくらいよく走れてました。
プレイの良しあしは私にはよくわからないけど、本人は満足のいくプレーができたそうです。

選考会が終わったとき
「やりきった！」　と晴れやかな顔でかえって来たので、心からほっとしました。
あのケガで終わってたら、悔いても悔いきれないところでした。

　

こうして幸運がかさなって　なんと、　本当に　U-15　日本代表に選ばれました。

例年ならこれで海外遠征なのに、今年はムリ。
それは次の目標に残しとけってことよね。

代わりに12月5日、6日にオリンピックのために作られた新しいホッケー場で日本代表のユニフォームを着て試合があります。

ちなみに、色でも目立とう大作戦！　　↓↓　こちらも大成功。

中学生のホッケーに対する環境が整っていない広島県で初めてのU-15の選出！

今は徐々に人数増えてきたクラブチームのちびっこたちの夢が膨らむといいなぁと思います。

3年越しの作戦と努力勝ち！
シャトルランで最後まで残ったと報告したら、怖ーい顔の顧問がいつになく上機嫌だったそう。

 

 

さて、これでやっと本当の意味でホッケーの土俵に上がることができました。

高校はホッケー環境の整った県外の高校へ進学予定です。

今まで、型をたたきこまれるホッケーじゃなく自由な雰囲気のクラブチームで「考えるホッケー」をやらせてもらってきました。
監督、コーチからこの10年間で教えてもらったホッケーの楽しさを、高校になってどう花開かせるか。

ここからが本当の勝負です。

めざせ　さくらジャパン！！

ーーー追記ーーー
広島県初の日本代表選抜だったので、たくさんのメディアに取り上げて
いただきました！
　＞＞新聞、テレビなどなどたくさん！　1月25日にも放送予定あり。


広島ブエナビスタホッケークラブのHPにとびます↓↓
日本初の幼児から大人までのホッケークラブです！
ホッケーだけじゃなくたくさんのすばらしい経験で10年間育ててもらいました。

※コロナ禍で一時は中止になりそうだった選考会を最大限の努力で開催の方向にもっていってくださった方々。
　緊張感の中で運営にあたってくださった方々。本当にありがとうございました。

横断幕作らなきゃ！！

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