広島一敷居の低いインテリアコーディネーター、子育てしながら・・・。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってました。

映画 うまれる を見て。

2012-11-28 14:56:52 | 子育て
昨日の夜 自主上映の映画 うまれる を見てきました。
その感想をアップしますね。



見に行きたかったけどいろいろな事情で見に行けなかった友人たちに
「感想教えてね」と頼まれているので
どう、書いたらいいかプレッシャーです。

ひとつ言えることは
こんど機会があったら、ぜひ、自分の目で見てきてね。
少々無理してでも、仕事休んででも見に行ってもらいたいです。

私も昨日は忙しい一日だったので、
お友達から事前に誘ってもらっていたけどお断りしていました。
そしたら、そのお友達から、午前の部を見た後に
「絶対見てほしい。今日はあと2回上演があるから」
と熱烈プッシュ!


そこまで言われたら、少々無理してでも行きました。夜の部。

個人的にはものすごくドンピシャな内容だったので
ほんと、見に行って正解でした!
まさこさん強くプッシュしてくれてありがとう~!!

ちょうど一年前、出産を前に大きなおなかを抱えて
定期検診に通っていたころ。
壁に貼ってあったある詩を読んで、
たくさんの人がいきかう総合病院のロビーでひとり号泣したことがありました。

その時に掲示してあった詩はこれ。(あまりに感動して写真に残しておいたのです)







この詩の作者は 鮫島浩二氏
本にもなっています。

わたしがあなたを選びました
鮫島 浩二著
主婦の友社


今回の映画のテーマはまさにこの
「赤ちゃんが空から見ていて親を選んでうまれてくる」 
 この うまれる というのは出産じゃなくておなかに命が宿ると解釈してもらったほうがいいです。
 流産とか死産とか、結果的に悲しいいのちも含まれます。

映画には実際に鮫島さんもたくさん出演されていました。

赤ちゃんが親を選ぶだなんてそんなファンタジーなって思うかもしれませんが
そう、思うことでどれだけ子どものことが愛おしく感じられることか。

虐待とか減るってもんです。


そしてこの映画を見てて芽生える感情のひとつに

親への感謝の念。
家族の絆。

自分が初めて親になって強く感じたことは

自分もこんなに祝福されて生まれ
そして、無償の愛に包まれて育てられたのか ということでした。

今まで1人で大きくなったかのような態度でごめん と初めて思ったものでした。

そして、私みたいな親への感謝の足りない人こそ
自分が親になってこんな気持ちになれてよかったと心底思い、
子どもを産まなかったらあやうく知らないままに死んでいたとこだったと焦ったものです。

そんな、初めての出産のときに揺さぶられた感情を思い起こさせる映画でした。


映画は4組の夫婦を追ったドキュメンタリーです。

・両親の不仲や虐待の経験から親になることに戸惑う夫婦
・完治しない障害(18トリソミー)を持つ子を育てる夫婦
・出産予定日に我が子を失った夫婦
・子どもを望んだものの授からない人生を受け入れた夫婦

なんか、見るからに重いテーマでお涙ちょうだい的構成で
気分が沈んでしまうのでは。。と心のどこかで思いながら見ましたが
見終わった後は 前向きな明るい気持ちになれました。
単純に、いのちをやどしてくれてありがとう!! これにつきる。

たくさん泣いてる方も多かったのですが
実は私はそこまでじゃなかったです。
たぶん、私にとって出産ということが
つい最近すぎて、登場人物たちにリアルに見入ってしまって
涙がでてこなかったんだと思います。

ちなみに私のお隣に座られていた20代とおぼしき男性は
けっこう最初っから最後まで泣かれてましたよ。

私が唯一泣いた瞬間は
出産シーンで実際に赤ちゃんがにゅるっと出てきた瞬間。
私もついつい、画面を見ながら一緒にいきんでしまって
私からもにゅるっと何かが出てきそうでした(笑)

あの瞬間の達成感と幸福感ったらないですよね。
と、ほぼ、思いだし涙・・・。


やっぱり出産は神秘です。


あともう一つ私的にドンピシャだった内容は
4組目の 9年の不妊治療の末、結局授からなかったご夫婦の話。
その奥様が働いておられるのは米子市のミオファティリティクリニック。
日本有数の不妊治療の病院らしいです。

私は上の子二人はそこで里帰り出産しました。
(実家から一番近かったので・・・一番近いと言っても距離は40キロ!!)


クリニックの新生児室とか病室などの映像も流れ
純粋にそのシーンは懐かしかったです。
私がまさに初めて母ちゃんになった場所そのものですから。


映画を見終わって
こんないたらない私たち夫婦のところを選んでくれた3人の子供たちがそりゃ、愛おしくって。
急いで帰宅してさっそく聞いてみました。

「なんで、母ちゃんを選らんで生まれてきてくれたの?」

唐突に聞かれたもので キョトン としている息子@3年生。
そして もう一人、口のたつ娘@1年生は

「えーーー選んでないよ~ 選べるんだったらもっと違うとこ選ぶよ」

だって。。。。



マジショック受ける母ちゃんを見て、あわてて

「うそうそ うそよ~ 大好きよ、母ちゃん」  だって。

この人は私にそっくりな子。
自分が母親になって初めて、少しは感謝してくれる日がくるのでしょうか。



★追記 11月30日

今日は私のうまれた日。
37年前、たくさんの祝福と愛情で包み込んでくれたいなかの両親に感謝!!
お父ちゃん、お母ちゃん、あの日からずっとありがとう。










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コメント (8)
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