広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

赤字バス廃止とバスじいちゃん

2009-03-01 12:27:03 | 子育て


つゆまめの田舎の鳥取県の山間部のはなしです。

昨日、2月末までで
奥大山の懐を走る 赤字バス路線が廃止になりました。

雄大な大山を背に走る民間の青いバスです。


今年こそ異常気象のため雪がないですが
例年なら 3月のお彼岸の頃でさえ墓石が雪に埋もれていて
お墓参りもままならないというほどの雪深い地域を走るバスです。

朝、暗いうちから雪に埋もれたバスを掘り出し
チェーンをかけて
春まで路面が一度も顔をださないようなツルツル雪道を走ります。

早朝の電車に乗って米子市まで通う高校生を、
  電車に乗り遅れないように最寄の駅まで運び、
町の学校に通う小中学生や、
町の唯一の診療所に通うお年寄りを載せて
来る日も来る日も 山道を走ってきたバスです。



つゆまめも小学生の頃は
定期券をぶらぶらかばんにぶら下げて
この青いバスで学校まで毎日通いました。

ある年
冬の初めに定期券が無くなり、いくら探しても見つからず
春になったら、雪が溶けて道端で見つかって
近所のおばあちゃんが届けてくれたこともありました。


そんな 子供やお年寄りなどの交通弱者には
切っても切り離せない 思い出のたくさんつまった青いバスです。

つゆまめが子供の頃、20数年前は
バスがぎゅうぎゅうになるほど乗っていた小中学生も
今では過疎化が進み1路線につき1人か2人ぐらいなもんだそうです。


こんな細い山道も走ります。
もちろん 乗客はほとんどいません・・・

そりゃ 赤字にもなりますわなぁ。

このバス路線
ついに というか とうとう 廃止になりました(涙)


実はつゆまめの父@バスじいちゃん。
若い頃は観光バスの運転手として全国津々浦々走り回ってましたが
現在は定年は一応すぎたのですが継続雇用ということで
地元のこの赤字路線を走っておりました。

このたび
路線廃止にともない 完全に退職することと相成りました。



最後に孫たちを載せて走り、花束をうけとるバスじいちゃん↑↑





これで 39年間握ってきた大型車両のハンドルとサヨナラし
今日からは軽トラのハンドルに握り替えて 田んぼに畑にと
第2の人生を走りだしました。


 バスじいちゃん 長い間 おつかれさまでした
 そして 今まで あ り が と う !
 

 これからは毎日 ばあちゃんと仲良くやるんよ~



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コメント (9)
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