広島一敷居の低いインテリアコーディネーターのここ20年間の記録。

うっかり木工所に嫁いでから走り抜けた20年の記録。気づいたら、医療系から転身してインテリアのプロになってましたとさ。

小さな会社の利点

2005-04-13 17:20:46 | 自営業の妻
よく中小企業の利点は、「小回りがきく」「機動力がある」「フットワークが軽い」・・・などと表現されている。

へぇ、正直よくわかりません~て感じでした。
中小企業どころか、いわゆる普通の『企業』に就職したことないですから、私。
世の言う就職活動もしたこと、ありませ~ん。

私が大学卒業した頃は、巷では就職難なんていわれてたけど、私達リハビリ専門職にはどこ吹く風で・・・。
どこの病院も作業療法士が欲しくって…特にデイケアがとっても儲かっていた時代なので、老人希望の作業療法士なんて「うちに来てくれ来てくれ」で。
とってもいい待遇に、高月給を提示してもらって「どこにしよううかな~♪」って感じで就職決めたっけ・・・。

だから、一般企業の事情にとっても疎い私。
主人と結婚して初めて会社にお手伝いに行った時なんてFAX一つ送れない「使えないヤツ」だったんですよねぇ。

そんな私も、会社のこと少しづつ(本当に少しだけど)お手伝いするようになって一年たって。
最近、思うこと。

ホント、小さな会社って小回りきくわぁ。

私の勤務していた病院も結構個人病院にしちゃ大きかった(9つ病棟があった)ので、
何か一つ新しいことをはじめるにはそれはそれはたくさんの会議を通して上の人たちにOKを
もらわないといけなかったです。
そのためには、もちろん詳細にプランを練って企画書書いて、いかに患者様にとって利点があるかをアピールする
のはもちろんのこと、病院ったって損しちゃどうしようもないので採算性とかも考慮して・・・。
会議を通して真っ向勝負するだけじゃなく、副院長や事務長あたりに先に個人的に相談に行っていろいろ根回ししたりネ・・。
それは、下っ端の私が何かしようとする時だけじゃなく、オーナーである理事長が何かする時だって
それなりに、経営会議とか通して決定事項はかなり詳細に確定してからきちんとした文書として
下っ端のところに降りてくるという過程をたどってた。

それが、小さな会社って。すごいね。

良くも悪くも社長が決断すればすぐに数分後には動き出す!!

そしてスタートをきってから次第に詳細が決まっていく・・、みたいな。良くも悪くも・・・。

来月、大売出しするぞ~、みたいな。

今までとのあまりの違いに「なんて無計画な・・・」「もっと早くからわかってたことじゃないの?」と
思うこともしばしばだケド、それでも、これだけ世の中の流れが速い今の時代だから、
「新しいこと、いいことは早く実行に移さなきゃよそが先にしちゃう」っていうのも事実だよなぁ。
とも思う。

それにしても、先日なんて、
時間は16時半・・・、「そろそろ洗濯入れて晩御飯作って、息子くんお風呂に入れて・・・ご飯食べさせて9時までには息子くん寝かせなくっちゃ。」
って思っていたところに、(小さな子供がいる主婦の夕方はとっても忙しい)

社長がやって来た・・・ヤな予感

「ちょっと悪いんだけど、今日中にこれ作ってくれるかな?明日には送らないと間に合わないから」って!!!

すごい時間かかりそうな仕事を頼まれる・・・。

今、数分前に思いついたに間違いない!って感じの仕事内容。
思いついて数分で下っ端のところまで指示をだせるなんて、小さい会社ならでは!

私・・・。
今から今日の晩御飯作って、同時に明日の花見のお弁当の準備もして、明日の夜ご飯の
アジ南蛮も漬けときたいっていう重要なプランがあるんですけど・・・。
と心の中で叫びつつ、

アジ南蛮を犠牲にして社長の決断を数分後に実行にうつす私がいる。
そして隣には今日も遊んで遊んでと泣き叫ぶ息子くんがいる。

こうして小さな会社は小さいなりにその利点を生かして、すばやい動きで今日も進んでいる…と思う今日この頃である。


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コメント (7)
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