北の国の人生ノート

これからの人生を有意義に生きていくための道程。自分で自分のために書く日記です

戦うユダヤとイスラム!でもまだ違う戦いもある。

2006-08-06 | Weblog
イスラエル軍の激しい攻撃が続くレバノンで、アジアから出稼ぎに来ているメードが出身国の大使館などに数千人規模で身を寄せている。雇い主が賃金を支払わず、旅券も奪った上で早々に避難するケースも多い。メードたちは脱出の手段を奪われたまま、戦時下の異国に取り残されている。首都ベイルート東部にあるスリランカ大使館。狭い敷地に段ボールを敷いて身を寄せ合う大勢の女性。フェンスには大量の洗濯物がぶら下がる。館内も至る所、人で埋め尽くされ、その中を、配給のカレーを入れたポリ容器が手渡されていく。避難している女性は2000人に上り、その数は増える一方だ。
 スリランカ中部キャンディ出身のプシュパさん(21)は1週間前、ベイルート東部の雇い主の家から脱走してきた。レバノン人の雇い主夫婦は7月中旬の戦闘開始直後にプシュパさんを連れて市内の高級ホテルに避難したが、4日後にはプシュパさん1人を家に戻し、鍵をかけ閉じこめた。
1年半前に来たプシュパさんの月給は100ドル。夫に計200ドルを送金したのがやっとだった。賃金は5か月分滞納され、所持金はゼロ。3年の契約期間が終わるまで旅券も返してくれない。雇い主に見つかって殴られ、車で拉致された女性を目撃したプシュパさんは「一刻も早く国に帰りたい。でも大使館員に懇願するしかすべがない」と嘆く。
 レバノンでは富裕層がメードを雇う習慣があり、スリランカ人9万人、フィリピン人4万人、エチオピア人3万人など計20万人の外国人メードがいるとされる。スリランカ人のうち脱出できたのはわずか5000人。旅券を奪われている者が多く、レバノン内務省との折衝に時間がかかるため、脱出できるのは1日500人が精いっぱいという。   (2006年8月4日11時54分 読売新聞)
 イスラエルとレバノンが戦っているがそれよりも自分の生活を支えるために働きに来ている人を犠牲にすることのほうが卑怯だ。身につまされた話だ。
 どっちがでもいい殺し合いをするがいい双方の言い分は、互いに正しいのだろうがそんなことより、生計を立てようと1ヶ月100ドルで働く人を守るべきだ