日本航空123便墜落事故
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=== 緊急事態発生 === |
=== 緊急事態発生 === |
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18時24分（離陸から12分
後、東大地震研究所によると25分・離陸から13分後）、[[相模湾]]上空を[[巡航]]高度の24,000ft（7,200m）へ向け上昇中、
23,900ftを通過したところで緊急事態が発生する。衝撃音とともにハイドロプレッシャー（[[油圧]]操縦）システムの4系統全てに損傷が及んだ結
果、油圧を使用した[[エレベーター (航空機)|エレベーター]]（昇降舵）や[[エルロン]]（補助翼）の操舵が不可能になってしまい<ref
group="※">エンジンと電気系統は無事だった。</ref>、[[フゴイド運動|フゴイド]]や[[ダッチロール]]や[[フ
ラッター現象]]を起こした機体は迷走するとともに上昇・下降を繰り返す。
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+ |
18時25分（離陸から13分
後、東大地震研究所によると25分・離陸から13分後）、[[相模湾]]上空を[[巡航]]高度の24,000ft（7,200m）へ向け上昇中、
23,900ftを通過したところで緊急事態が発生する。衝撃音とともにハイドロプレッシャー（[[油圧]]操縦）システムの4系統全てに損傷が及んだ結
果、油圧を使用した[[エレベーター (航空機)|エレベーター]]（昇降舵）や[[エルロン]]（補助翼）の操舵が不可能になってしまい<ref
group="※">エンジンと電気系統は無事だった。</ref>、[[フゴイド運動|フゴイド]]や[[ダッチロール]]や[[フ
ラッター現象]]を起こした機体は迷走するとともに上昇・下降を繰り返す。
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機体への最初の異変は「HSTB（垂直尾翼の角度を示すデータ）が89.8ユニット
（最大値）に振り切れた」ことで、垂直尾翼中央への異常外圧によって垂直尾翼は垂直安定板の下半分を残し破壊され、それによって垂直尾翼周辺で同時多発的
に不具合が発生した（事故調P.79、事故調付録P.93、116）。 |
機体への最初の異変は「HSTB（垂直尾翼の角度を示すデータ）が89.8ユニット
（最大値）に振り切れた」ことで、垂直尾翼中央への異常外圧によって垂直尾翼は垂直安定板の下半分を残し破壊され、それによって垂直尾翼周辺で同時多発的
に不具合が発生した（事故調P.79、事故調付録P.93、116）。 |
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{| class="wikitable" |
{| class="wikitable" |
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|+ |
|+ |
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| - |
!CVR
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+ |
!colspan="2"|地震研と管制
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| - |
!DFDR
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+ |
!colspan="2"|CVRとDFDR
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| - | !地震研 |
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!異常箇所!!検知された異常!!備考!!出典 |
!異常箇所!!検知された異常!!備考!!出典 |
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| - |
!24分34秒～
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+ |
!rowspan="8"|25分
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| - |
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+ |
!15.6秒～
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| - |
|25分15.6秒～
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+ |
!rowspan="7"|24分
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| + | !34秒～ |
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|rowspan="3"|CVR周辺 |
|rowspan="3"|CVR周辺 |
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|CVR周辺に、特異な波形の音 |
|CVR周辺に、特異な波形の音 |
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| 125 行: | 125 行: | ||
|事故調付録P.168、171 |
|事故調付録P.168、171 |
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| + | !16.8秒 |
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!35.2秒 |
!35.2秒 |
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| - | | |
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| - | |16.8秒 |
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|CVR周辺に、著しい機体の振動や激しい空気流 |
|CVR周辺に、著しい機体の振動や激しい空気流 |
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|rowspan="2"|客室内は平穏（L5ドア付近の生存者2名） |
|rowspan="2"|客室内は平穏（L5ドア付近の生存者2名） |
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|同P.167 |
|同P.167 |
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| + | !16.9～17秒 |
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!35.3～4秒 |
!35.3～4秒 |
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| - | | |
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| - | |16.9～17秒 |
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|CVR周辺に、大きな空気流を伴う音 |
|CVR周辺に、大きな空気流を伴う音 |
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|同P.168 |
|同P.168 |
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|- |
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| + | !17.1～18.6秒 |
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!35.5～37秒 |
!35.5～37秒 |
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| - | | |
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| - | |17.1～18.6秒 |
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|rowspan="2"|[[垂直尾翼]] |
|rowspan="2"|[[垂直尾翼]] |
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|衝撃音 |
|衝撃音 |
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|同P.116 |
|同P.116 |
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| + | !17.4秒 |
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!35.8秒 |
!35.8秒 |
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| - | |同左 |
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| - | |17.4秒 |
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|HSTBが「垂直尾翼は最大値まで倒れた」と検知 |
|HSTBが「垂直尾翼は最大値まで倒れた」と検知 |
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| 154 行: | 150 行: | ||
|同P.93、103 |
|同P.93、103 |
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| + | !19秒 |
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!37秒 |
!37秒 |
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| - | |2秒後 |
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| - | |19秒 |
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|rowspan="2"|CVR周辺 |
|rowspan="2"|CVR周辺 |
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|rowspan="2"|CVR周辺に、特異な波形の音 |
|rowspan="2"|CVR周辺に、特異な波形の音 |
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| 162 行: | 157 行: | ||
|事故調P.311 |
|事故調P.311 |
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| + | !rowspan="2"|21秒 |
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!39.4秒 |
!39.4秒 |
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| - |
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+ |
|rowspan="2"|25分21秒、管制と最初の交信
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| - | |21秒 |
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| - | |25分21秒、管制と最初の交信 |
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|管制CVR |
|管制CVR |
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| + | |- |
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| + | !25分 |
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| + | !21秒 |
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| + | |CVR
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