飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

水が燃える技術、ついに完成!!②

2010-02-17 15:08:44 | 水が燃える②

マイヤーの水を燃やす技術を完成させた
日本人がいる!!

GhostRiponさん(HN)その人だ!!
有言実行、とうとう『
日本製品』を作り上げた!!第2弾


 これから、『水をエネルギー化する技術開発日誌』を逐次転載を開始する。逐一検証し、我こそと思わん方が、大勢出でることを期待する。これからは、一人占めにする時代ではない。一人はみんなのために、みんなは一人のためにそれぞれ個性を発揮する時代だ。連帯と共有する時代だ。それなくして、未来は開けない。


 その前に、面白い見解を見つけた。かの出口王仁三郎の霊界物語の一節だ。大正時代に書かれたものだ。しかし、新しい。見抜いている。今の時代をタイムマシンで観てきたような文章だ。霊界物語だから、さもあらん。と言えば、実も蓋もないが、実相を射抜いている。

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【転載開始】併し今日は、高皇産霊(霊系)、神皇産霊(体系)の二大原動力より発生したる電気の応用は多少進ンで来て、無線電信や、電話やラヂオが活用されて来たの は、五六七の神政の魁として、尤も結構な事であります。

  併し乍ら物には一利一害の伴ふもので、善悪相混じ、美醜互に交はる造化の法則に漏れず、便利になれ ばなる程、一方に又それに匹敵する所の不便利な事が出来るものである。電気なるものは、前述の如く宇宙の霊素、体素より生成したものであるが、其の電気の 濫用のために、宇宙の霊妙なる精気を費消すればするだけ、反対に邪気を発生せしめて宇宙の精気を抹消し、為に人間その他一切の生物をして軟弱ならしめ、精 神的に退化せしめ、邪悪の気宇宙に充つれば満つる程、空気は濁り悪病発生し害虫が増加する。

  されど今日の人間としては、是以上の発明はまだ出来て居ないか ら、五六七神世出現の過渡時代に於ては、最も有益にして必要なものとなつて居る。モ一歩進んで不増不減の霊気を以て電気電話に代へる様になれば、宇宙に忌 はしき邪気の発生を防ぎ、至粋至純の精気に由つて、世界は完全に治まつて来る。

  この域に達するにも、今日のやうな浅薄なものを捨て、神霊に目醒めねばなら ぬ。大本信者の中には、電気燈を排斥する方々が、たまたま在るやうに聞きますが、夫は余り気が早過ぎる。これ以上の文明利器が発明されて、昔の行燈が不用 になつた様に、電燈が不用になる時機の来た時に電気を廃すればよい。【転載終了】

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 確かな足取りで、未来は啓かれている。それを拒否しているのは、一部の既得権益にうつつを抜かす連中のみである。その事に一所懸命であるが、考えてみれば滑稽である。


 どんな既得権益も、未来の栄光から見たら取るに足らない。所詮は、人は必ず、死ぬ。いかなる大金も、栄耀栄華も死ねば、持っていくことは出来ない。同じ生まれた時と同じ状態で往くこととなる。


 ならば、今生を満足する生き方というものを真剣に求めることが大切だ。それは真理だ。愛だ。向上だ。それ以外にない。真理を求めることは楽しい。それを活かすことは、さらに楽しい。そして、それを他のために残すことは、さらにさらに楽しい。


 それ以外の愛の生き方はない。そして、向上はない。向上とは、魂の向上だ。魂は永遠である。信じようと信じまいと、死んでみれば分かる。それが人生だ。


 百歩譲って、人生はこれっきりだと思う方がいれば、それでも良いではないか。その時まで幸せでいられる方法は、又、これ以外にないと言うことを必ず知る時が来る。だって、死ぬ時は裸になるのである。失う時の苦しみほど、つらいものはない。


 既得権益など、何の幸せにも繋がらないと言うことを、気付くべき時を迎えている。


 
【転載開始】2009年11月26日(木)
 

エネルギー革命は、始まっているか?

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エネルギー革命は、始まっているか?

たぶん、みなさん半信半疑でしょうね。
論文を翻訳した自分ですらそうですから(笑)

理論や構造は公開できましたが、一番大事な、動作の確認が取れてません。
重要ですね。
資料に書かれているコンディショニングを経て、そこそこの効率でセルからブランガスの発生を確認でき、見た人が、『可能である』、『スゴイ技術である』、と認識するまでは、机上の空論のままでしょう。
とは言え、動画などの状況証拠から実現可能だとは思いますが(笑)

実は、ステン316Lシームレスパイプのサイズを、豊富に扱っているところがなくて、やっと見つけました。
色気を出して、インチではなく、ミリ寸法のパイプ径を探したのが原因です。
加工や他の部品とのマッチングを考えると、インチは極力避けたかったのです。
(日本の規格はミリです)
それにしても、パイプ探しに苦労するとは予想外でした。
とりあえず準備は整いました。

以上、経過報告おわり。
(今のところ、非合法に脅されたり、妨害されたりもしていません)


部材の入手元とセルの仕様については、樹脂部品がそろって問題ないようでしたら公開しようと考えてます。 情報交換、歓迎します。

連絡先は一応記載(アドレス作りました)
Gmail : ゴーストライポン@gmail.com (ghostriponに入れ替えてください)

ラビ氏にも英文メールを送ってみるかなあ?
いろいろ聞きたいこともある。
インターネットて便利だ。

製作するのは、スタン氏のシステムです↓(サイズは異なりますが、動作理論は同じ)

ブラウン・ガス(水で走る自動車)関連リンク集
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-10368895283.html

とりあえず、回路用の部品は大体そろってます。
回路3セット分プラスアルファで9000円くらいですた。
555タイマーチップ1個20円です(笑) 駄菓子屋気分。

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このような話もあります。

火と水の時代   2009年11月07日(SAT)
http://ameblo.jp/mademoiselle-ai/entry-10383310451.html
<転載開始>
水の電気分解により酸素と水素を取り出すことはできるが、水素の扱いは非常に難しい。
しかし低周波で水を電気分解すると水酸素という従来にはなかった形でのガスエネルギーが取り出せる。
極めて極めて簡単な技術である。
なんてことない、水ですべてのエネルギーをまかなえる。
水を火にも動力にも使え、水素爆発の危険もなく、また水に戻るだけ。

外界の酸素を燃焼させずに火が使える。
外界の酸素を使わずにエンジンを回し、明かりにもできる。
要するに、これ一つで、原発も火力発電所も何もいらない。
完全なエネルギーである。

どこからこうした技術が出てきたのか、、、やはり町工場であった。
頭の禿げたうだつの上がらない感じのおじさんが作った。
殺されなければいいが。
以前なら確実に殺された。

こうしたものができると困る人が世界を運営している。
しかし、やりたい放題やって世界を壊した以上、もうそんなことは許されない。
人類が生きていく、、、ということは、本当はすごく簡単で、たった一握りの人が自分らの利益だけを追求さえしなければ、私たちの時代はあっという間にユートピアが到来していたのだ。

しかしさんざん壊してくれたので、もういいだろう、、さんざん儲けた利益を持ってどこかで勝手にくらしていればいい。あとは、貧乏人の知恵でどうにかする。


国もそうした上の利益のために動いてきたが、もうそろそろいいだろう。
殺人ワクチンなどはやめて、こうした、本物の技術をなぜ支援しない。
馬鹿にするのにも程があると思う。

いいかい、水からすべてのエネルギーがゲットできるんだよ。
しかも安全に。

コスト面でとか、馬鹿なこれまでの逃げ口上は許されない。
原発に費やす、百万分の一の金額でいい。
はげ頭のおじさんのプロジェクトに投資してあげれば、世界のエネルギーは数年でただにできるだろう。

国を動かす上の上は、自分らが勝ったと思っているかもしれないが、もう本当は負けている。
それとも、またこうした善良な町工場のお爺さんを殺すつもりなのか。
それとも、痴漢でもしたと捕まえるか。

そういうことを本当にしていたのは、いったいどちらだ。
歴代総理の身辺調査でも再びやったら、国民は一人残らず、真っ青になるようなことが本当はあるのではないか。

要するに、これまで世界や国を動かしてきたうえは腐りきっているということだ。
だんだんとそのことがわかってくる。
わかっている人はすでにわかっている。

口が悪い浜田幸一などは、とある歴代総理に対して、公共の面前で「この人殺し野郎」と言ったことさえあった。
事情をわかっているのだろう。

とにかくこれからは水の時代だ。
水が火を生み、水が清め、水が悩み、水が喜ぶ、水を通して物理の喜びの扉は開いていく。
易経では、最後の卦の二つがまさに、水と火の象意となっている。
水火既済と、火水未済の二つ。

最後の最後は火水未済である。
これは流転やまず、、、の意味。

完成は一つ前の既済であるが、易は完成では終わらずに流転していく。
しかし、どちらも火と水の組み合わさった象意である。

水の中に火を閉じ込められていた。
片方ずつ取り出すとそれは危険であった。
しかし、水酸素という不思議な状態で取り扱うと、水の中から火を取り出して、のこりは水に戻せる。

これは確実にフリーエネルギーの頂点に立つものだ。

数億も投資してあげれば、世界を救える技術として、小型発電機ができるだろう。
一台、おそらく数万円でできるだろう。
大した装置ではなかった。
大量生産すれば、2万円ぐらいになると思う。

そこに水を入れる。
すると自由に電気が取り出せる。

なぜ、やらない。
なぜ、いちゃもんをつける。

さんざん嘘を振りまき、民衆を言いように扱い、だまし、不安に落とし込むことで戦争に駆り立て、ローンでしばり、1億総病人として薬代を儲け、働いても働いても決して楽にならないシステムは、誰が作ったのだ。

すべての民衆の汗と知恵を自分らの利益にしてしまい、そして最後にギャンブルでその金をすり、その上、さらに、国民の金でその穴埋めをしているのが、今の国の姿ではないか。

しかもさらに儲けるために、従来のどうしようもない夢のない機械やシステムに人をしばりつけ、
人を自由にできる、こうした技術をまだ消し去ろうとするのか。

もういい加減にしなさい。
もう戦争をしてももうからない。
もうワクチンを強制して人口を将来的に減らそうとするような悪魔的なことは、時代が許さなくなっている。
そうしたことを本気でやったら未来永劫恥をかくことにきっとなっていく。
その権化だったアメリカは毒を食らわば皿まで、、、で行くしかないかもしれないが、そんなことをしていたら、
アメリカはどの国にも顔向けできない国になる。

きっとそうなる。
そんなに先のことではない。
日本のマスコミも同じである。
改心した者勝ち。

良心が多少とも残っている人から、マスコミも変わっていく時期に来たと思うが。
<転載終了>

転載記事は、
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-10380754949.html
の記事にあるTV東京の動画、 日本テクノ株式会社「OHMASA-GAS」 を見られた感想を元に記事を書かれたものだと思います。

日本テクノのシステムは、原子水素ガス3.8倍の熱量換算で200%の分解効率。
実質の分解効率は、50%ちょっとなのでマイヤー・セルの方が圧倒的に効率が良い。
振動を使っている点で、動作原理は同じように見えます。 
このシステムでも、パルス回路とインダクタを使用したら効率が上がるかもしれない。
東京都大田区に会社があるようなので、こちらの実験が成功したら社長さんに会いに行くのも良いかも知れない。
突っ込んだ話が、いろいろ出来そうな予感がします。

そう言ったわけで、これから身銭切って、実験を始めようと思います。

これからは、ブログテーマ 「実験」 にて、実際の資料として進捗を書いていこうと思います。
どうなるか楽しみですね。

【転載終了】


週刊朝日記事への検察抗議への抗議、その顛末!!

2010-02-17 12:12:33 | 小沢 一郎

『主権者国民レジスタンス戦線』ブログ第31弾!!
週間朝日記事に対する検察抗議、全面敗北!!

主権者は私たち国民レジスタンスバナー


 石川議員事情聴取の際行われた、東京痴犬特躁部の暴虐非道な秘書任意取り調べの顛末は、検察側の完全敗北に終わったようだ。『週刊朝日2月5日上杉隆「検察の卑劣」』、『子ども”人質“に女性秘書「恫喝」10時間  』で詳報したが、苦し紛れの検察抗議は無様な敗北に終わったようだ。

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 その顛末。面白い。


 その動揺ぶりが如実に窺える。天網恢々、疎にして漏らさずとはこういう事だ。その意志は主権者国民の非難囂々(ごうごう)で、ついに小沢不起訴に繋がったと思われる。石川議員の即保釈にも繋がった様子だ。


 大体、横車を押したのは、東京痴犬特躁部だ。検察内部にも良識人は多い。図らずもその事が露呈した。この記事が、信憑性を認められた訳だが、リークづくしで世論を煽った反面、真実の情報も検察内部からもたらされたことを意味する。


 このことは、真面目な良識ある検察職員も多いことを示している。特躁部を形成する検事は、この面で特殊な人々であることが証明された。読めばご理解頂けると思うが、いささか常軌を逸している特捜部の状況が読み取れる。


 こんな特躁部は、飯山さんでなくても特躁部解体を叫びたくなるのは当然である。


【転載開始】2010/02/03(水) 東京地検特捜部は,絶対に許すな!

 

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マスゴミを使って小沢一郎を狙い撃ちしている東京地検特捜部.
 こいつらは勧善懲悪の正義派のつもりでいるようだが,不当な国策捜査だ.
 国民の意思(総選挙)を否定する国策捜査を許したら,日本は警察国家になる.
 北朝鮮も顔負けの恐怖政治になってしまう.
 すでに日本は北朝鮮以上の弾圧国家になっている.
 東京地検特捜部の暴走は,絶対に許してはならない!
 即刻中止させるべきだ!
 東京地検特捜部の暴発を一発で不発にする絶好の武器がある.


 指揮権発動だ! 指揮権


発動!


 そろそろ,鳩山総理は躊躇せず,粛々と指揮権を発動していい.
 指揮権発動こそが,我が国を救う方法だ.我が国が再出発していく道だ.

 国を憂える多くの国民が,東京地検特捜部のやり方にはウンザリしている.
 いや,憂国の志士は,もう見ていられない! と本気で怒っている.
 だから,指揮権発動は全面的に支持されるだろう!
 私は,拍手喝采し,万歳三唱し,狂喜乱舞する.

 とにかく!
 即刻,指揮権を発動し,
 東京地検特捜部は解体だ!【転載終了】

 この記事が原因で、飯山さんのホームページは、ヤフーから強制削除された。理由も示されず、何の通知もなく、電話1本で突然削除された。恐るべき言論弾圧が白昼堂々と行われたことを、断じて忘れるな!!


 

  お騒がせした東京地方検察庁からの「抗議書」の顛末についてはすでに説明させていただいたとおりです。内容については2月19日号で筆者の上杉隆さんが論 駁したように、まったくお話にならない「虚偽」に満ちたシロモノでした。そこで、週刊朝日は同号の上杉さんの記事にしたがって、「抗議書」に対する抗議 と、新たな質問事項を書面にして東京地検の谷川恒太次席検事に送りました(別掲)が、当然のように返事はありません。

ただ、2月19日号掲載の上杉さんの反論記事に対しても、いまのところ抗議書も呼び出しもきていないので、検察は一連の〝違法捜査〟に関する上杉さんと週刊朝日の指摘を認めたものと解釈させていただきます。

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 それにしてもなぜ、検察はあのような「虚偽」に満ちた抗議書を送りつけてきたのでしょう。

  検察内部の「関係者」から聞いた話では、上杉さんが最初に書いた、〈検察が何の罪もない若い母親である女性秘書を騙して呼び出し、10時間近くにわたって 「監禁」し、「恫喝」を繰り返すという信じがたい人権侵害をしていた〉というスクープ記事を読んだ心ある読者や一般市民から、東京地検に抗議の電話が殺到 したそうです。当該号が発売されたのが2月2日で、翌々日の4日には石川起訴、小沢不起訴発表というイベントを控え、当日までに「なんとかしろ!」と上級 庁からきつく言われたらしいのです。

  そこで、あわてた地検の谷川次席検事が編集長のわたしを呼びつけ、抗議の意を申し入れ、抗議書を渡すセレモニーがやりたかったようなのです。それが石川起 訴の前日、3日のことでした。ところが、すでに説明させていただいたとおり、わたしが出張で不在のため、やむなく抗議書のみをファックスで送ってきたとい うわけです。

  わたしは帰京後、ぜひ谷川さんにお会いしてお話をうかがいたく、何度か地検に電話を入れたのですが、「ご足労いただく必要はありません」ということになっ たのは、そういう事情があったようです。要するに、その日でなければ意味がない。もはや、わたしを呼んでも手柄にならない。わたしは不要になったわけで す。

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  しかし、事態はすでにご存じのとおり、抗議のためにわたしを呼びつけようとしたことが「スワ、地検から出頭要請か?」「週刊朝日の編集長が捜査妨害で逮捕 へ」などとツイッターを中心に爆発的に広がったため、火に油を注ぐ結果となりました。地検には「これは言論弾圧ではないか」といった抗議の電話が何倍にも なって返ってきたそうで、地検の「周辺筋」からわたしどものほうへ「なんとかならないのか?」といった話も伝わってきたほどです。残念ながら、それは編集 部でもどうにもできない話でした。

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 そんなわけで、今週発売号にも上杉さんの「追撃」記事を掲載しています。

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 ところで話は変わりますが、「検察内部の『関係者』」と書いたことからおわかりのとおり、わたしどもには検察内部にも情報源があります。

こ んなことを書くと、犯人探しが始まるのではないかと心配されるかもしれませんが、内通者はたくさんいるので大丈夫です。実は、一連の検察捜査批判記事に対 して内部からも複数の応援メッセージが届いています。心ある検察官たちも、今回の「暴走検察」に対しては忸怩たる思いを感じているようです。

  ある地方の検事さんからは、「週刊朝日の批判はもっともだと思う。しかし、あれは特捜部だけが異常だということをわかってほしい」という手紙をいただきま した。大多数の検察官は、地方でまじめに地味な事件処理にあたっていることを知ってほしいという趣旨でした。その中から野心的な検事が東京や大阪の特別捜 査部(特捜部)に集められ、そこで大きな手柄を立てれば組織内でいいポジションを得られ、退官後もいい暮らしができるということのようです。「暴走」の動 機はカネと出世。どこにでもある話です。

 いまでも、「ロッキードの堀田力さん」「リクルートの宗像紀夫さん」と言われるように、事件が大きければ大きいほど、歴史に名を残すことにもなります。もし、小沢一郎氏のような大物政治家を立件できれば、「一生食うに困らない」そうなのです。

  ひとりの人間として、職業人として、その野心はわからないでもありません。しかし、そんな理由で事実が曲げられ、人権侵害まがいの取り調べや、恣意的な法 の拡大解釈が横行しているとしたら、もはや「正義」などとは言えないでしょう。検察は「検察庁」という看板のついた建物ではありません。ひとりひとり生身 の人間である「検事」の集合体です。生身の人間である以上、能力の優劣もあるだろうし、地位や出世に対する野心があるのも当然でしょう。その当たり前の前 提を無視して「検察=正義」と考えるのは、とんでもない間違いです。人間の集まりである以上、邪な動機で捜査を始めることもあるのです。

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  リクルート事件の江副浩正さんが書いた『リクルート事件・江副浩正の真実』(中央公論新社)を読まれた方も多いと思います。本のまえがきには「本書は私が 書いたものであるから、私にとって都合のよいように書いているところも少なくない」と謙虚に断りがしてあります。それを割り引いても、なかなかすごい内容 です。読んでいない人はぜひ、読んでほしいと思います。

 そのあとがきには、こんな記述があります。リクルート裁判が終わってしばらく経ったころ、江副さんがオペラ観劇で捜査当時の主任検事だった宗像弁護士とばったり会い、こんなことを言われたそうです。

「い やぁ、あの事件は本当に苦労しましたよ。当初は松原事件で江副さんまで贈賄申込みが繋がったら、そこで終わりにしたかったんですよ。ところが、松原さんに 黙秘を貫かれ、松原さんの取調検事(堤守生特捜部副部長)の立場が悪くなって、止めるわけには行かなくなった。そこで捜査を続けざるを得ないことになっ て......(後略)」

 ざっくばらんであけすけな物言いは人柄でしょうが、驚くのは「取調検事の立場を守るために捜査が継続した」という発言です。

一事が万事、おそらくこんなことは氷山の一角なのでしょう。

し かし、そんなことで使っていいほど「検察権力」は軽くありません。人ひとりの人生を抹殺し、地位を追うことなどあさめしまえ。たとえどんな権力者であって もです。実際、リクルート事件では多くの人が逮捕・起訴され地位を失いました。自ら命を絶った人もいます。「それは、悪いことをしたのだから当然でしょ う」と思う人も少なくないと思います。わたし自身もそうでした。しかし、取り調べ中に「なぜこんなに関係のない人まで立件しなければいけないのか」と問う た江副さんに対して、宗像検事が次のように答えたというくだりを読んで、みなさんはどう思われますか?

「新聞が書いているのに立件しないと、特捜の権威が失墜してしまうのです」

  つまり、法と正義に基づく判断ではなく、「特捜の権威」のために、次々と人を逮捕し起訴していったというのです。もはや法の支配とは言えません。もし、こ れらの記述が〝真実〟なら、わたしたちはとんでもない「権力」を野放しにしてきたということになるでしょう。それは半分以上、わたしたちメディアの責任だ と感じます。

  権力の監視はメディアの重要な役割です。しかし、それがほとんど機能していません。リクルート事件のころは、それでもまだ捜査に対する疑問の声が新聞紙上 にも見られたと前掲書では紹介しています。それが今回の「小沢捜査」ではほとんどなかった。まさに大本営発表のような一方的な虚偽情報(検察に都合のいい 情報)のみが垂れ流されて、世論形成や国民の政治行動に明らかに影響を与えるという状況は、健全な民主主義とは思えません。世の中が「小沢=悪」というひ とつの方向に流れそうになっているときだからこそ、立ち止まって考えたい。そして、もう一方の権力である検察にも監視の目を向けなければいけない、という のがわたしの基本的な考えでした。

マ スコミ正規軍である新聞やテレビとは違った視点を提供するのが、ゲリラとしての週刊誌の大事な役割だと思っているからです。口幅ったい言い方ですが、検察 の尻馬に乗って「小沢叩き」するのは安全でリスクもなく誰にでもできることです。しかし、この圧倒的な大本営発表の流れの中で検察批判の立場にたつのは容 易ではありません。でも、それをあえて面白がってするのが、週刊誌魂じゃないかって思っているんですが......。

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「小沢も権力なら検察も権力である」

こ れは上杉さんやわたしが最近、好んで使うフレーズです。しかし、どちらの権力が強大かはもはや説明の必要もないでしょう。小沢さんがいくら権力を握って も、人の身柄を拘束して自由を奪うことまではできません。枝野幸男氏ら「反小沢」の入閣をじゃますることはできても、人生を抹殺することまではできませ ん。

一 連の報道に関して、「週刊朝日はなぜ、巨悪の小沢を擁護するのか?」と聞かれることもありました。もちろん、そんなつもりはありません。追及すべきファク トがないので書かないだけです。いま世間に流布している「小沢バッシング」のほとんどは、新事実というより検察に情報操作された印象論に過ぎない気がしま す。小沢の「金権体質」とはいったいどういうことなのか、「ゼネコンマネー」とは具体的に何なのか。「巨悪」と呼べる根拠はどこにあるのか。

週 刊誌屋の性として、過去に松田賢弥さんや横田一さんらが暴いた以上の〝新事実〟を見つけることができなければ、大袈裟に騒がないのが普通でしょう。もちろ ん、見つけられたら、キチッとお伝えするまでです。週刊朝日が小沢追及を始めるとしたら、それは検察も知らない独自ネタで攻めることになるでしょう。

独自ネタや特ダネ、新事実もないのに「小沢叩き、みんなでやれば恐くない」ってハシャグのは、ちょっとカッコ悪いかなって思っています。

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  最後に、前回も書きましたが、わたしは検察が信頼されなくなるのは、社会にとってよくないことだと思っています。検事だって人間なので、カネも欲しいだろ うし、いい暮らしがしたいのはわかります。酒を飲んで酔っ払うことだってあるだろうし、虫の居所が悪ければ被疑者を怒鳴りつけることもあるでしょう。それ は人間だから当然です。

た だ、であるからこそ、自分たちが持っている権力がどれだけ大きいか、そしてその権力は国民からの「預かり物」であることの自覚を持ってほしいと思うので す。捜査権力は検事個人のためにあるのではありません。国民のために、便宜的に検事ら捜査機関の職員に与えられているものなのです。司法試験に受かったか らといって、個人に付与された権力ではありません。それをよく自覚・理解して、みんなに愛され、支持される検察になってほしいと願っています。このままで は市民の信頼をどんどん失うことになってしまいます。それは、世の中全体にとってあまりよくないことではないでしょうか。<o:p></o:p>

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  なんて、偉そうなことを書いてしまいましたが、わたし自身は単なるスケベで欲深なオヤジに過ぎません。たまたま「週刊朝日」という看板と名刺があって仕事 ができているだけなのに、いつの間にか自分の実力だと勘違いして痛い目にあったことも一度や二度ではありません。人間は不完全な存在なのです。でも、だか らこそ世の中って面白くて、週刊誌のような商売が成り立つんだろうなって、思ったりしています。

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 そんなわけで引き続き、ご愛読をよろしくお願いいたします。<o:p></o:p>

 
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【転載終了】