TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

この世界の片隅で

2017年09月17日 | 映画鑑賞日記
昨日は、先週借りたDVDを返却しにTSUTAYAに行き、また4枚借りてきました。3連休は台風の影響で雨模様の予報なので、どこも行けないかもしれないと思い、週末は映画を見て過ごしました。このうちの1枚のこの映画『この世界の片隅で』は、『夕凪の街 桜の国』で有名なこうの史代原作コミックの映画化作品です。戦前、広島に住む主人公のすずに18歳で縁談話が持ち上がり、呉にお嫁に行くことになります。夫になった人は呉で海軍の文官として勤める北條周作でした。周作の妻として家族とともに当時軍港都市として栄えていた呉での主人公すずの生活を通して、戦時下の広島の人々の日常生活、戦時下の人々の悲しみや苦しさの中でも明るく生きて行こうとする人々の姿が描かれているアニメ映画でした。主人公のすずが「いつもぼ~としているんだなあ」と自分のことを表現しているシーンがありましたが、本当は、芯が強く、何をすべきかをちゃんと考え抜き、生きていくことができる立派な女性として描かれていました。すずの声は女優ののんさんがされていましたが、のんさんの声がすずの声のイメージとぴったりだったことが一番印象に残りました。全編に渡ってこの映画の中で感じる優しさと不器用さの温もりはこの声から想像し、感じることができた温もりだったと思いました。
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