自分たちの都合の良いルールに従わせることを「民主主義」と考える人たちは、台湾に介入し、「民主主義」のために中国に狙いを定め、兵器や戦闘員を配置し、中国包囲網を築いています。その中には、日本も含まれます。この結末がどのようになるのか、ウクライナで起こっている状況がヒントを与えてくれています。
戦闘が始まると、台湾が戦場になり、酷く荒廃するでしょう。同時に、中国包囲網と称する日本を含めた周辺諸国の基地やミサイルが配備された地域も反撃され、それらの地域も荒廃するでしょう。沖縄にとっては、二度目の捨て石にされるという状況が起こるでしょう。最近、ロシアと北朝鮮が友好国条約を結びましたので、中国包囲網といっても、大きな穴が空いていることになります。そうすると、本土も無傷でいられる保障はなくなりました。もう、「本土のための捨て石になってくれ」は通用しません。日本海側の原子力発電所は、格好の標的にされてしまうことでしょう。
経済制裁の反動についても欧州の例を考えると、大きなしっぺ返しが来ることが予想されます。中国からの輸入は勿論止まり、もしかするとロシアからの輸入も止まることになるかもしれません。それがどういう結果になるのか、ほとんどを輸入に頼る日本のことを想像するだけで、恐ろしくなります。いくら大本営発表というやつで不都合な真実が伝えられなくても、実生活の欠乏として否応なしに実感せざるを得なくなるでしょう。日本は、攻撃されると極端に弱い国なのです。そんなことは、誰でも分かることでしょう。だから、平和憲法を遵守することが大事です。
ウクライナが捨て石とされ、台湾も捨て石にされようとしています。このことを嬉々として行っている精神性の人たちと、私たちは歩調を合わせていることになっています。それは良いことなのでしょうか。今後、沖縄を二度目の捨て石にしようとしている私たちの精神性とどう違いがあるのかを問い直す必要があるのか、ないのか・・・、そのようなことを考える今日この頃です。