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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

人を捨て石にする精神性②

2024年07月11日 | 日記

 自分たちの都合の良いルールに従わせることを「民主主義」と考える人たちは、台湾に介入し、「民主主義」のために中国に狙いを定め、兵器や戦闘員を配置し、中国包囲網を築いています。その中には、日本も含まれます。この結末がどのようになるのか、ウクライナで起こっている状況がヒントを与えてくれています。

 戦闘が始まると、台湾が戦場になり、酷く荒廃するでしょう。同時に、中国包囲網と称する日本を含めた周辺諸国の基地やミサイルが配備された地域も反撃され、それらの地域も荒廃するでしょう。沖縄にとっては、二度目の捨て石にされるという状況が起こるでしょう。最近、ロシアと北朝鮮が友好国条約を結びましたので、中国包囲網といっても、大きな穴が空いていることになります。そうすると、本土も無傷でいられる保障はなくなりました。もう、「本土のための捨て石になってくれ」は通用しません。日本海側の原子力発電所は、格好の標的にされてしまうことでしょう。

 経済制裁の反動についても欧州の例を考えると、大きなしっぺ返しが来ることが予想されます。中国からの輸入は勿論止まり、もしかするとロシアからの輸入も止まることになるかもしれません。それがどういう結果になるのか、ほとんどを輸入に頼る日本のことを想像するだけで、恐ろしくなります。いくら大本営発表というやつで不都合な真実が伝えられなくても、実生活の欠乏として否応なしに実感せざるを得なくなるでしょう。日本は、攻撃されると極端に弱い国なのです。そんなことは、誰でも分かることでしょう。だから、平和憲法を遵守することが大事です。

 ウクライナが捨て石とされ、台湾も捨て石にされようとしています。このことを嬉々として行っている精神性の人たちと、私たちは歩調を合わせていることになっています。それは良いことなのでしょうか。今後、沖縄を二度目の捨て石にしようとしている私たちの精神性とどう違いがあるのかを問い直す必要があるのか、ないのか・・・、そのようなことを考える今日この頃です。

 


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人を捨て石にする精神性①

2024年07月11日 | 日記

 米欧の政治舞台には、自分たちの都合の良いルールに従わせることを「民主主義」と考える、所謂ネオコンと呼ばれている人たちがいます。彼らは、彼らの考える「民主主義」のために、狙いを付けた国に「カラー革命」と称する介入を行い、その国を乗っ取ることを常套手段にしています。

 現在、「民主主義」のためと称してウクライナに兵器を供与し、戦闘員までも送り込んでロシアに闘いを挑んでいます。ウクライナは、カラー革命で国を乗っ取られ、東方への勢力拡大の拠点としてロシア弱体化のための戦闘を強要させられています。しかし、それは別の言い方をすれば、沖縄がされたように、ウクライナも同じように捨て石にされているのです。

 戦闘に加え、経済制裁も仕掛けられましたが、現在ではウクライナ軍は戦闘を継続することが困難になり、周辺諸国も含めた経済状況も酷く悪化してしまうことになりました。安いロシア産の天然ガスではなく、高いアメリカ産の天然ガスを買うことにしているので、製造業が高コストに苦しみ、一般家庭も暖房費の出費が大きく増えたそうです。大本営発表というやつでは、不都合な真実は伝えられません。経済状況といえば、ロシアは良くなりました。ロシアでは、大統領選挙の後、ジョイグ国防大臣に代わって国防大臣に経済学者のベロウソフ氏が就任しましたが、GDPの伸び率からも国として成長のための総合的な政策が功を奏しているのでしょう。

 

 

 


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