米欧の政治舞台には、自分たちの都合の良いルールに従わせることを「民主主義」と考える、所謂ネオコンと呼ばれている人たちがいます。彼らは、彼らの考える「民主主義」のために、狙いを付けた国に「カラー革命」と称する介入を行い、その国を乗っ取ることを常套手段にしています。
現在、「民主主義」のためと称してウクライナに兵器を供与し、戦闘員までも送り込んでロシアに闘いを挑んでいます。ウクライナは、カラー革命で国を乗っ取られ、東方への勢力拡大の拠点としてロシア弱体化のための戦闘を強要させられています。しかし、それは別の言い方をすれば、沖縄がされたように、ウクライナも同じように捨て石にされているのです。
戦闘に加え、経済制裁も仕掛けられましたが、現在ではウクライナ軍は戦闘を継続することが困難になり、周辺諸国も含めた経済状況も酷く悪化してしまうことになりました。安いロシア産の天然ガスではなく、高いアメリカ産の天然ガスを買うことにしているので、製造業が高コストに苦しみ、一般家庭も暖房費の出費が大きく増えたそうです。大本営発表というやつでは、不都合な真実は伝えられません。経済状況といえば、ロシアは良くなりました。ロシアでは、大統領選挙の後、ジョイグ国防大臣に代わって国防大臣に経済学者のベロウソフ氏が就任しましたが、GDPの伸び率からも国として成長のための総合的な政策が功を奏しているのでしょう。