明日7月14日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「イエスの教えを聞く」、賛美歌は「イェス、イェス」、「飢えている人と」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。礼拝後、7月の定例役員会があります。
日本基督教団では、7月第二日曜日を「部落解放祈りの日」と定め、日本社会に根強くある部落差別の解放を願って祈りを合わせることになっています。正直、部落差別のことは「寝た子を起こすな」と言って話題にもしないところが多いかと思います。教会は、福音を宣べ伝えるところであって、差別解消の声を上げるところではないとも言われています。
しかし、福音の中心は「愛」なのですから、愛が人々の心に根付きさえすれば、差別も解消する筈です。しかし、未だに差別がなくならないのは、厳しい言い方をすれば、教会が「愛」を伝えず、「信仰」という名の権威を伝え、この世の権威として存在し続けることの方を目的としているからではないかと思ったりします。
話題を「部落解放祈りの日」に戻すと、部落差別からの解放をいくら祈っても、部落差別がなくなることはないと思っています。なぜなら、あらゆる差別がなくなってこそ、部落差別もまたなくなるものだからです。他に差別があるのに、部落差別だけがなくなるようなことは起こり得ません。だから、部落差別の解消を願うのなら、あらゆる差別の解消のために祈り、行動することが求められています。「部落解放祈りの日」とは、「あらゆる差別からの解放を祈る日」と読み替えるべきです。
イエスさんの教えを信じる者は、教えの中心である「愛」に着目したいと思います。「あらゆる差別からの解放を祈る日」の礼拝では、イエスさんの「愛」を学び取り、誰かから強いられてではなく、自発的に愛と人権を尊び、差別解消に向かえる人間になれるよう祈りを合わせたいと願っています。