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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

何をするにも二人三脚をした

2014年05月30日 | 聖書のお話
「何をするにも二人三脚をした」 ヨハネによる福音書21章15~23節

 イエスさまは、ペトロに「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と問いかけました。ペトロは、イエスさまの問いかけに対して、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と応えました。<わたしは、あなたを愛しています>というのは、自分の気持ち伝える言葉です。けれども、「わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」というと、愛しているという気持ちを伝えるだけではなく、イエスさまのことを信頼しているという気持ちをも伝えている言葉ではないでしょうか。
 ところが、イエスさまは、同じ問いかけを3度も繰り返されました。そして、3度同じことを問いかけられたペトロは、悲しくなってしまったと伝えられています。同じようなことを3度も繰り返して言われるのは、それが大切なことだからではないでしょうか。イエスさまと何をするにも二人三脚をする信仰者が確認しておかなければならないことがあるように思います。それは、信仰生活を送る中で、嫌なことや辛いこと、また迫害を受けなくてはならなくなったときのことです。イエスさまは、その覚悟を予め問うておられるのではないでしょうか。
 ペトロは、イエスさまに向かって愛と信頼を表明しました。愛と信頼は、イエスさまと二人三脚をするために足を結んでいるロープのこと、絆です。イエスさまに対する愛と信頼をペトロが持ち続け、イエスさまが何をするにも共に歩んでくださる限り、たとえペトロが殉教の死を迎えようとも、恐れは何一つないことが教えられているのではないでしょうか。最後にイエスさまは、「わたしに従いなさい」とペトロに言われました。イエスさまと二人三脚をする信仰生活は、いつもイエスさまの「わたしに従いなさい」という御言葉に励まされています。私たちもまた、イエスさまから教えられた愛と赦しの福音を、世の人々に力強く宣べ伝えることのできる一人ひとりでありたいと思います。

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草取りの季節

2014年05月30日 | 日記
 新緑の季節、きれいな花が咲く季節になりましたが、それは同時に毎日が草取りの季節でもあります。考えてみれば、きれいな花は、刈り取られないように咲いているのかもしれませんね。タンポポの花がきれいで、そのままにしておくと、綿帽子がかわいくて、子どもたちが息を吹きかけて飛ばして遊んでいます。それは、タンポポの子孫を残すということです。自然は、よく考えられているのですね。私たちも、考えて生活をするようになっているはずです。そのことを忘れないようにしたいと思います。


ドクダミの花

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