陽春の日、春を探しに里山に!
「カタクリ」・・・・ピンクの花が覗きます。後1~2日でしょうか?
同じくピンクの花「ショウジョウバカマ」も咲きだしました。
春の花の先駆けでしょう。
「コバイケイソウ」美味しそうな新芽が伸び始めました。
この草、春の山菜「ウルイ(ギボウシ)」(食用)と間違われやすいので要注意です。、
「コバイケイソウ」は毒草です。
関西では奈良二月堂のお水取りが終わると春が本番と言われてきました。
春も一気に進みそうな気配です。
間もなく姿を見せなくなる冬鳥
繁殖期も近く、綺麗になる時期でもあります。
陽春の一日じっくり里山で!
「トラツグミ」・・・・妖怪鵺と恐れられた声の主です。
「ミソサザイ」・・・・・恋の季節を迎えたようです。
と近くにもう一羽
尻尾を上げて彼女の気を引いています。
恋がかなったのでしょうか?二匹連れだって姿を消しました。
「ルリビタキ」♂・・・背中の色の違いを見てください。
多分一年目の♂でしょう。まだ♀とよく似た雰囲気です。エクリプスを脱しつつあるところでしょう。
2年目の♂でしょう。来年は背中の青がさらに美しく!(無事生き延びればの話ですが)
3年目以上と思います。綺麗な瑠璃色になってます。
綺麗になるには年季が必要なんです。無事生き延びた固体、数は限られてきますね。
来年も姿を見せてくれるでしょうか?
近江八幡市は、豊臣秀次が築いた城下町がベース、前述通り江商発祥の地です。
今回のチョイ旅の主目的の一つは町に隣接して広がる水郷です。
「近江八幡水郷」として重要文化的景観」の適用第1号にも選定されています。
水郷につく頃、覗いていた青空が黒い雲に覆われまた雪が降り出します。
観光遊覧船は運休とか舳先を並べて雪を被ってます。
空は一面灰色、一転にわかに激しく降り出します。
雪にもめげず遊覧船が駄目なら足で散策です。
刈り取られた葦の上には夜来の雪が・・・そして畑は雪野原
吹き降りの雪は容赦なくレンズに水滴を残します。
10m先が霞みます。
限界カメラをダメにしないうちに撤収しました。
今年は行く先々で雪と風がついて回る雪女ならぬ雪爺です。
葭原の鳥??カラスのほかには何にも見かけません。
街中に戻ります。
鎌倉から明治にかけて全国各地で活躍した近江商人(江商)の街
久し振りでたずねました。
商家の佇まいです。
街並み保存で補修工事待ちなのでしょうか?予算不足か?
蔵と立派な松が目立つ街並みです。
訪ねたのは雪の日、今冬一番の大雪と地元の人が言う雪が舞う日でした。
かつてはこの辺りから関が原にかけては西日本の豪雪地帯、冬の交通の難所でした。
新幹線開通当初、毎年のように遅れが出た地域です。
最近は温暖化の影響か?ここ数年は積雪が少なくなりました。
江商がルーツと言われる企業は多彩です。そして今も日本の屋台骨を支えてる企業が・・・。
高島屋・武田薬品・トヨタ・伊藤忠商事・丸紅・トーメン・東洋紡etc.
そうそうたる一流企業、そして糸へんから発展した企業が多いのは自然の成り行きでしょうか。
今日の鳥追い散策路での出会いです。
これと言った目新しい成果はありません。
出会いは「オオジュリン」
スズメ?いえいえオオジュリンの♂です。
ちょっぴり装いが変わりかけています。
これから初夏にかけ東北・北海道に移動する頃には喉元と頭は黒く変身します。
こちらは♀と思われます。つぶらな瞳が可愛いです。
最近よく姿を見せるようになったのがツグミの仲間「シロハラ」です。
どうも林内の暗がりが好きな鳥のようです。
久し振りでカメラに収まりました「カワセミ」。まだ若い♀のようです。
秋一番に渡ってきて姿を見せた「ジョウビタキ♂」まだしばらく逗留すると思いますが
北に帰る時節が近づいてます。桃が咲き終わる頃姿を見なくなります。
これらの鳥の姿を見なくなるとそろそろ南から夏鳥がやって来ます。
陽射しはすっかり春、日の出は早く日没は遅くなりました。
雪が降る寒い日ですがそろそろ冬将軍の出番も終盤でしょう。