もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

記憶の向こう側

2010-12-10 04:56:21 | Weblog
退屈な日
雪窓の向こう側に触れて見ると
今年もこんな日々が待っている


三寒四温




世の中の流行りは
やはり身につけて置くべきでしょう
車を見送り
てくてくと歩く
冬の道程でふと呟きが
私のポヘムへと繋がって行く

時の狭間で


冬の傾きは
今始まったばかり
冬の道程はカーンと凍え
身も心も縮む
一服飲んださみだれのお茶
忍耐忍耐を潜り
春へと視線を合わせる

ふと雪窓に近寄ると
孫が作った靴下の穴
大きくならない内にと
ひと針ひと針刺して
暑い暑いと嘆いたあの日の記憶
ひょっこりと
でんでん虫が角や遣りを出して来る

繕い物が終わる頃
雪空の下では
綿毛の蒲公英が春の出会いを待ち
夕の買い物へ
日は西陽へ傾いて行く

てくてくと歩く足は
冬の遠い道
私の側を車が勢いをつけ
通過して行く
信号を見送る私に
孫が送ってくれた白寿の詩集
゛陽射しやそよ風はえこひいきはしない゛
゛夢は平等に見られる゛
゛くじけないで゛が脳裏に浮かび
全てが諦めになった事に
どうしょうも無く
時代の狭間を雪玉に握り返え
大空へと投げつけて見た