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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

臆病(おくびょう)な市会議員、閉伊川水門問題

2012年04月22日 | どうなる避難対策

あらら…と思った。あれほど自然だった初動のかさ上げ論議、そして市民まで巻き込んで議論した2度の説明会、「市議会が吠える!」と盛り上げてきたマスコミ…、それが今、だれの納得もないまま、あたふたと(閉伊川水門問題は)しぼもうとしている。結論を急ぐのも自信がないからだ。宮古市議会が目を覚ましたと思ったらもうやる気がなくなっている。岩手県議会と同じだ!




臆病な市会議員、市長に説得されたのではなく、市長におどされて水門案を容認。

──文字通りではないが各新聞が伝えている。(2012.4.21 web日報、web朝日、web読売、 web毎日)


・復興が遅れる : おどしの常套句。これで市会議員は臆病になった。国の予算が逃げていくというのは市長の恐怖だが恐怖は市会議員にも伝染した。津波対策予算がなくなるというデマのウイルスをばらまいているのは県と国の官僚たちである。そんなばかな事はあるはずはない、予算も対策も被災者のためのもので、遅れることがあっても、なくなることは絶対にない。議員や首長こそ県や国の小役人を叩くべきなのだ。少々遅れてもいい、しかし復興は絶対成し遂げる、と…



・宮古橋が落ちる : 落ちると脅されて市議はビビった。堤防のかさ上げだと宮古橋や鉄橋もかさ上げしなければならず、設計変更も難しくなると脅されて専門家でない市会議員はビビった。おかしいでしょう。何のための宮古市の議員なのだ?災害復興のための議員ではないのか!室蘭や苫小牧や八戸の橋、東京湾岸とまでは言わないが全国の沿岸都市にあるような立派な橋を必要なだけ架け替えるべきである。国道45号線もどうかと思うが、閉伊川をまたぐ橋としては宮古橋はもはやみすぼらしすぎる。藤原、ナナモドリになるのか藤原、築地・愛宕になるのかは分からないが該当被災地の高台移転計画とあわせて思い切ってスーパー高架橋に建て替えるべきである。国や県は復興予算に上限を設けないという方針である。山本市長はその予算獲得の方に市政シフトを変えるべきである。市会議員も設計専門家になる必要はない、市議本分の専門家をやってほしい。
 近くでは山田町にさえこんな橋がかかっている(こんな言い方をして山田にはわりーども)。写真はブログ<セントレアから~>(2012.4.15)より借用(クリック)



・市民の集まりが少なくなった : 1回目の説明会300人、2回目は200人と市民の熱が冷めてきたと言う市議がいるという。とんでもないことだ。何のために直接議会のように市民は集まったのか? 激励の意味もあったが、市議会がふがいないからだ。議員は議会で吠えるべきなのに、市民の貴重な会場と時間を使って会場で独占的に質問したのではなかったか?また市長が市民の意見を無視する事を2度も確認した。いずれにしても市議会で用が足りなかった事こそ問題だったのだ。3回目に400人になったら宮古市に議員はいらないということだ。



・水門の決定には市民の了解はいらない : 市長・副市長には市民の意見は聞かなくていいという態度が初めからあった。県庁のやまご役人まで「水門や防潮堤は技術的な理由で決めており、住民の意見で決めるものではない」と言い放っているそうだ。その言辞に反応しない市会議員は死んだ議員である、市民は死んだ市民である。特に被災者の今後の命運を決める防災事業について、当事者であるだけでなく、被災経験の貴重な塊である地元住民の意見無視、意見軽視は許すことが出来ない。あらためて市長、知事の責任を問うべきである。

 


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・以下も新聞からの引用──

・「多くの市民が水門に不安を持っている。自然の力は川に逃がすべきだ」

・「水門で津波を防ぐという考え方に不安を持つ市民の意見を重視すべき」だとして、水門設置案に反対し堤防かさ上げ案に賛成する意見が出た。

・しかし、堤防をかさ上げして津波を上流に逃がすと、「橋の架け替えや道路のかさ上げなども必要になり、まちづくりに大きな影響を及ぼす」

 

 

 

 

 




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