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 藤田幸右 管理人

高レベル廃液不安定(JAEA)

2020年02月21日 | どうなる福島原発

原子力規制委、原子力機構を批判

東海再処理施設
「ひどい状態」

共同通信 2/19(水) 20:48配信

 

日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理
事長(左)と意見交換する原子力規制
委の更田豊志委員長=19日,東京都港区

 

 原子力規制委員会更田豊志委員長らは19日、日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長と東京都内で会談した。高レベル放射性廃液をガラスで固める作業がトラブルで中断している東海再処理施設(茨城県、廃止措置中)について、委員から「ひどい状態にある。抜本的な人事改革が必要だ」と運営状況への厳しい批判が相次いだ。


 発熱を続ける廃液を冷却できなくなれば、放射性物質が外部に漏れる可能性があるため、規制委は早期に固めて安定した状態にするよう求めている。

 児玉氏は地盤や建屋の補強などハード面の対策を検討すると説明。解析や対策の方向性を「3月には示したい」と述べ理解を求めた。

(了)

☆ 

 

東海再処理施設高レベル廃液対策について朗報(会議映像)がありました。(永田文夫)

 

以下【三陸の海 岩手の会】メーリングリストより転載 (2020.2.20)

 

*会議の動画を視聴したところ,更田委員長はかなり踏み込んだ内容の発言「命令」という言葉を発しております。
 遅々として進まないJAEAの対応について,早急に「津波遡上解析」を求め,ついでこれを基に「建屋の応答解析」を強く求めております。
 要は,「津波の遡上高さについて評価を至急提出せよ,そのような津波に高レベル廃液建屋自体が本当に持つのか検討しなければならない。これはリスクが高いので,新規制基準とは別に今すぐにしていかなければならないのだ。」と命令調で児玉理事長へ要請していました。場合によってはまた理事長に来てもらうとまで言っていました。理事長は早急に対応するとのことでした。
 
 
ようやく規制委員長がことの重大さに気づき,早急に高レベル廃液のリスク軽減を迫ったことをとても心強く感じました。 
 
これも3.11後茨城のみなさんと行った取り組み,何度も提出して頂いた質問主意書と答弁書,そしてタイムリーな12月5日,1月10日の脱原発政策実現ネットワーク主催ヒアリング等の成果であったと思っております。
 
◎上記原子力規制委員会臨時会 会議映像は以下です。画面の下の「もっと見る」をクリックすると会議資料が取得できます。
 
45分50秒ほどから56分30秒にかけて更田委員長と児玉理事長のやり取りを見ることができます。
 
そのやり取りを見て遅々として進まないで来た,とてつもない危険な高レベル廃液について
今後,東海の高レベル廃液に係る安全対策はかなり進捗するのではないかと明るい思いになりました。
一刻も早い廃液の安定化が待たれますし,防潮堤も早急に取り組んで二重三重な安全策を講じさせる,首都圏を守る一歩が踏み出すことになるのではないかと期待感を持ちました。
 
東海の取り組みをしっかりと監視し,同時に
六ケ所の廃液の安定化を目指しみんなで力を合わせましょう。
 
少し楽観的過ぎる感想かもしれませんが,更田規制委員長の会議映像(発言)をみていると
本物と受け止めました。みなさんもご覧ください。  
 
永田文夫
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

コメント
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