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2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

最大クラス津波浸水予想(岩手宮古・山田)

2020年09月15日 | 最大クラス津波(岩手・宮古)

日本海溝・千島海溝沿いの最大クラスの津波による浸水予想

 

内閣府ホームページ日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会

概要報告令和2年 −2020− 4月21日公表)のうち> 

 日本海溝(三陸・日高沖)モデル岩手県の分(令和2年9月11日追加)より抜粋

※ 詳しくは上記リンクで内閣府ホームページを閲覧のこと

 

※ 「最大沿岸津波高」は各市町村の沿岸から概ね20m〜30m沖合の最大の高さ(T.P m)。市町村沿岸一帯が対象、必ずしも記号▼の位置でないと思われる。
※ 記号の「代表地点」の最大波は沿岸から水深10m 程度とやや沖合の値のため沿岸波高よりは低めになる。後ろから畳み掛けて押されてくるので波が上陸した地点の沿岸波高はかなり高い。遡上波を想定した方が良い。数倍になることがある。
※ 「浸水域の実線」は東日本大震災時の浸水域。

 


宮古市中心市街地 注意)下の田老との一体図面から切り離している。   

 


宮古市田老

 

(山田町)


山田町

 

岩手県も、宮古市も、IBC も気休めばかり追っかけていて、真剣さがみられない。最大クラスの津波が来るとしたらどのような状態なのかをまず把握することが、官民ともに大事なことなのです。その意味で今回のシミュレーションは基本的に負荷マキシマム(最大津波高、施設破損の可能性、満潮時など)で検討されている。これから現地ではマキシマム情報を現地なりに細部まで十分に把握し検討して防災体制を固めようとしているのに、宮古市長などのゴリ押しでミニマムの気休め情報(下記【参考】図)が闖入してそれ自体が仮説であるシミュレーションをますます面倒なものにしている。防潮堤が破損、崩壊しない前提、最大クラス津波がそれほど過酷ではないだろう前提では科学的シミュレーションの意味がなく内容がずさんな作文防災になってしまうことがわかる。

 

 

※ 以下、同様、内閣府の参考資料より; 防潮堤が破損しない場合

 

宮古市

 

山田町

 

それと山田の場合最大クラス津波で「防潮堤が壊れない場合」は海側だけが浸水して内側には一滴も水は入ってこない ── となっています。
 
Kさんとこのことについても話しあってください。結局山田町民はこれまでで一番安心する材料が揃って、それに浮かれるのではないでしょうか?
 
海側の人は陸閘をくぐればよいだけ、陸側の人はべつに避難しなくてもよい。みたいな…
 
そういうことはないでしょうが
(宮古市市長のように)行政や政治がその方向に行ったら大変です。
 
 
 

 

 

 

※ 第一情報ソース;成田宏造氏より

読売新聞 岩手版(2020.9.12)

 

 
N氏 芳賀危機管理官は当初は防潮堤が無いと言う前提のデータだが今回は防潮提が機能した時の浸水想定図と言ってますね。(読売新聞より)
 
 
F氏 さっそくウソをついていますね。「当初は防潮堤がないという前提のデータだったが」というのがウソです。敢えてどっちかといえば「当初は防潮堤は壊れるという前提のデータ」が政府の言い分でした。
 
大事なところだと思います。「なんだ政府は宮古に防潮堤がない前提でこのデータを作ったのか?!」「宮古には防潮堤があるから大丈夫!ちゃんと機能しているデータもここにあるじゃないか」と誤って【参考】図の方になだれ込んでいくようにならないように…、ということを願って政府はしぶしぶ【参考】図を作成し公表しましたが……政府もツミなことをしたものですね…。
 
山本市長が政府に文句を言った本意ですね。山本市長の臆病な悪意(or 善意)にはまっています。

 

 

 

[関連記事] 岩手県(庁) がシミュレーション  2020.6.24

 

 

 

最大クラス津波浸水予想 2 (陸前高田・大船渡など)へ進む

 

 

 

 

 

 

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