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2011.6.1~、大津波、宮古市、鍬ヶ崎、蛸の浜、浄土ヶ浜、復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。

防潮堤工事の見学会(宮古市)

2018年05月07日 | 鍬ヶ崎の防潮堤を考える会

磯鶏・藤原防潮堤<工事現場>見学会=撮影会開催


主催「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」。県・宮古土木センターおよび工事関係者による説明予定

5月 9日(水)午前10時30分〜 現地

 自由参加

 

 

東日本大震災の復興工事のコンクリート不足と資材高騰のために、極めて薄くされた直立型防潮堤の実態(プレキャスト工法)を見る。今回は、薄い壁のパーツを1枚づつ積み上げて壁にする工程の見学、撮影です。

 

見学のキーワードは「接続」
壁面、底版、基礎は本当につながっているのか?


1枚1枚のパーツをどういう接続方法によって「防潮堤の壁」として完成させているのでしょうか? 1枚1枚を底版に接続する方法、また一枚一枚を3枚連続して横につなげる方法、3枚セット同士、また3枚セットを陸閘に接続する方法を良くよく見学します。


(この上物パーツの接続のほか、基礎鋼管杭の地下支持地盤への接続、底版と基礎鋼管杭の接続リンク、底版構成の各パーツの接続連携など「接続」が全て初工法、試験工法であり防潮堤工法として No理論、No実験の違法施工の疑いが濃い)



 

薄い上物の壁になるパーツ
1枚1枚を立てて底版の上に並べる 

 

 上物パーツをのせる底版工事


工事主体の岩手県は100年待っても市民への説明会、見学会はしないつもりのようだ。説明チラシの一枚を配布する事もない。かといって協力者の宮古市が肩代わり主催する訳でもなく、現地磯鶏、藤原の先立つ人たちがその労をとる事もなく、工事はかなり進んでここに至っている。意味も外形も構造も分からない建造物建設の市民との合意はない。それだけでもこの事業は違法なものである。岩手県は完成させて盛岡に引き上げる事だけを考えている。


 この見学会の「鍬ヶ崎の防潮堤を考える会」による開催はこれまで機会がなかったからというだけではない、未来の、次代の者たちのための見学会でもある。完成されてしまえば、完成建造物は外目に巨大で不動のものに見えるが、3.11の防潮堤がすべてそうであったように将来に禍根を残す欠陥構造物の疑いがあるからである。


※ 見学会では同時に防潮堤陸閘も見る事が出来る。

※ また、同じ岸壁が宮古・室蘭フェリーの埠頭になっておりターミナルも完成している。


※ 磯鶏・藤原防潮堤は巨大でその全貌をイメージする事はむずかしい(部分的写真もむずかしい)。悪いイメージ表現のために Facebook から写真家小野規氏のプロフェッショナル写真を借用する。※小野氏の写真展会場には磯鶏・藤原防潮堤の写真も展示されている。

COASTAL MOTIFS, 2017-2018 (#9183, 岩手県大船渡市)
© Tadashi Ono / Villa Kujoyama

津波の衝撃に耐えうるのか? 土着住民の経験また経験則という経験的感覚からいうとどこから見ても信頼はおけない。地元で側聞した事も含めて経験上からいうと、この防潮堤の設計は根拠のない机上のものと断じるしかない。われわれには土木工学的学問はないが経験を束ねた「経験学」でニセ物と戦う。


※ マカオの水族館では、高さ8.3m、幅39.6m、厚さ1mのアクリル製壁面の水槽の向こう側でジンベイザメの巨体が悠々と泳いでいるそうだ。NHKでやっていた。わが東北の防潮堤のコンクリート壁面の高さはマカオの水槽とほぼ同じ、厚さは1mもない…。岩手県沿岸の住民はジンベイザメ以下の扱いだ。





 

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