宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

コメント集(水門問題)

2012年02月05日 | データ、転載など


●夜の海猫さんブログ<津軽石水門と津波>へのコメントへのコメント

hes*さんの観察では(1)「津軽石水門に到達する前に第2波は高浜や赤前で防潮堤をこえていて、そのときは第1波はやっと水門に到達したかどうかで、水門で跳ね返ったわけではない」、(2)「湾奥に向かった津波の第1波、第2波、第3波が水門や防潮堤にせき止められて後ろから押されるように盛りあがり高浜、金浜、津軽石、赤前まで海面が同じ高さになってあふれたようになった」ということだと思います。私は、これは一見矛盾するようですが(1)も(2)も正しい観察だろうと思いますし、もっともっと書いてほしいと思います。

ただし(3)「(津軽石)水門の幅189mは宮古湾の大きさと比較してたいした巾ではない」(4)「(閉伊川水門、河川防潮堤のかさ上げ)両方とも今回規模の津波は防ぐことが出来ない」(5)「水門案の方が浸水域が少なくなる」については説明してもらわないとよく理解することが出来ません。

(3)について、どうしてたいした事がないのでしょう?閉伊川の場合はどうでしょうか?
(4)について、断言は分かるような気がしますが、理由はどうしてですか?
(5)について、それでなぜ水門案に賛成なのでしょう
2012/2/9(木) 午後 10:55[ koukeyan ]


●やっぱすっ。田老町だべ~なぁ~!ブログ<土壇場でなぜ?>へのコメント
コーケやん 2012年02月04日

貴方の感想は真っ当です。

貴方の意見は正しい。田老だけでなく今はどこでもかしこでもコンサルタントや県庁は開き直っている。

つじつまも合わねーもんだから、住民のコンセンサスもとれねーから、コンサルタントも役人も、これからもどんどん開き直ってくると思いますよ。1/31の宮古市議会では閉伊川水門の失政を指摘されて、たかが県庁の一課長が「すでに国の査定を受けており、これから堤防に変える制度はない」(県土整備部松本河川課長)と市会議員たちを前にして脅かしの大見得を切ったという(2/1web朝日新聞)。なんちー思い上がりか?! 私も「たかが県庁の…」などと使ってはいけない言葉を使ってしまったが宮古市の主権を無視する役人はどこからでも叩いておかねばならないのだ。

時間だけすぎて行っても地区住民の理解は進んでいない。これは住民のせいではなく、主催者側の宮古市の責任なのです。住民の関心事をずらして、国の、県の、市のシナリオだけをかまえるものだから理解が進むはずがないのです。大事な事は何一つ決まっていないといっても過言ではないと思いますよ。

よくわかりませんがコンサルタントの豹変は意見書のせいかも知れませんね。生の意見を出せばシナリオだって変わります。ストーリーだって曲がる。貴君の論旨も分からないところがありますが地区の人は、分かり、そして忘れず、修正したり議論してくれると思います。

この大難のとき前に決めたからとか時間だからだとか開き直りだとかする事はなにもないと思います。そのように言うコンサルタントや担当役人には引っ込んでもらいましょう。主権在民とはそのようなことです。

すじを通して行きましょう!


●岩手県宮古ジャーナル<復興交付金のあり方>へのコメント

岩手県庁は最悪 (コーケやん)
2012-02-02

水門予算すでに国に申請済み。県庁官僚のミスや思い上がり、メンツや意地で宮古市の防災戦略がどうにもならならなくなって官僚の言うとおりになったというのであれば、市会議員も、市長もいらない。宮古市に行政府も立法府もいらない。宮古市の主権がなくなったという事です。ゆるせない事です。

市長,議長は意地でも国交省、復興庁に掛け合うべきです。それができたら許します。(不手際は許すという事で水門を許すという事ではありませんよ。…念のため)。水門是非の議論の前にもきっちり掛け合うべきです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鍬ヶ崎「まちづくり便り」(8... | トップ | 鍬ヶ崎の防波堤  »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夜の海猫さんブログ (he**magar*za*e)
2012-02-15 11:28:33
夜の海猫さんブログのhe**magar*za*eです
御返事が遅れてしましました。

(1)「津軽石水門に到達する前に第2波は・・・」
(2)「湾奥に向かった津波の第1波・・・」
先日の市の説明会でも津軽石水門監視カメラの
映像を見せていましたが、県の説明もほぼ同じ認識でした。

(3)「(津軽石)水門の幅189mは宮古湾の大きさ・・・」
グーグルで確認して欲しいのですが、高浜小学校下から
運動公園東側の堤防と県道が交わる付近を結んだ線が
宮古湾の最も奥になり、壺の底の様な感じの直線になっています。
映像でも解るように、津波は湾の奥の線に垂直にぶつかるように
進入してきました。
津波は、最初に金浜の堤防が倒壊した付近にぶつかり水しぶきが上がり、
次に赤前堤防にぶつかり水しぶきが上がりました。
金浜側の堤防と赤前側の堤防は水門と高さは同じ+8.5mで向きも
ほぼ同じ方向を向いています。
水門の幅は200m弱で上記の堤防の延長は約1,500mです、
同じ方向を向いた堤防の延長だけを比較しても1/7以下。
津波は湾内の全ての構造物で反射して複雑な動きをしています。
なので、水門の幅から考えても湾内全体の被害に対する影響は、
ほとんど関係ないと思います。
同じように、閉伊川水門の有無も全体の被害にはほとんど関係無いと思います。

(4)「(閉伊川水門、・・・・」
今回整備される堤防や水門の高さは、中央防災会議で示された考えに従い
宮古湾内全部の堤防や水門は+10.4mで整備されます。
+10.4mの根拠は、宮古湾内での過去2番目クラスとされる
明治三陸津波の津軽石川河口付近での観測に、地震時の地盤沈下を見込んで
新堤防高に決められています。
津軽石川河口での過去2番目クラスの津波は防ぐ様に整備されますが、
最大クラス(今回を含む)は最初から防げる計画ではありません。
閉伊川堤防嵩上・閉伊川水門どちらも最初から今回クラスを阻止することは、
求められていないのです。
たまたま湾奥の過去2番目クラスと同じ+10.4mで整備されるので、
運が良ければ止まるかもしれないが、今回クラスを止められなくても
計画通りです。

(5)について、それでなぜ水門案に賛成なのでしょう
両案とも2番目クラスの津波までは大差無いと思いますが、計画を
越えた津波の場合に河川を遡上させると、上流側で思わぬ被害が出
る可能性があります。
今回より大きな津波だと河川が導水路となり花輪とか近内であふれた海水が、
下流に向かって流れ、避難する人を上流側から襲う可能性もあります。
水門案なら今回の様に水門を越えても、浸水するのは海の近くだけです。
返信する
宮古湾津波防災グランドデザイン (コーケやん)
2012-02-15 18:19:36
ていねいなコメントありがとうございました。(1)(2)、監視カメラやマースの屋上からの動画も一瞥しましたが湾奥の津波の動きは複雑でしたね。まさに今後のために、時間軸や空間、海の深浅を加味して波浪の動きの一層の見解をお願いしたいと思います。 

(3)の件、まずhes*さんの言っている事は良くわかりましたが、私が言っている事は津軽石川水門で反射した波浪の他に及ぼす被害の事ではないのです。それは1/7ではなく宮古湾全体から見ても、閉伊川河口水門を加えても、超微々たるものである事は分かりました。そうではなく、宮古湾で、結局行き先きを失ってあふれかえる津波の水量(A)とエネルギー(B)をどのようにして抜くかという問題なのです。

誤解を怖れず私の結論を先きに言えば、(A)津波の水量は津軽石川、閉伊川の遡上流と湾岸一帯での海水の浸水量で引き受けるしかないと思います。考え方とすれば今次津波と将来の津波の総水量は変わらないものとします。
(B)津波の破壊のエネルギーは(便宜上「水量」と「エネルギー」に分けているだけですが同じものです)宮古湾鬼門の例えば龍神崎地区防波堤を初めとして、沿岸各集落の防波堤、岸壁、ふ頭などの港湾施設の改良と強化策をもって殺(そ)ぎ、そらす事だと思います。防潮壁、防潮堤、防潮堤防などの緩用も考えていかなければなりません。津波の破壊のエネルギーはこうして防災諸施設によって封殺、分散させられるのですが市街地への越流はある程度容認するしかないのです。しかし、浸入水は力を弱められており、なお人間は避難済みですから被害といってもそれほどではないと思います。対策もあると思います。

津波のあふれる水量をひきうけ、破壊のエネルギーを殺ぎそらす最大の動脈がまた津軽石川と閉伊川である事はお分かり頂けると思います。そのような宮古湾津波防災グランドデザイン(と私が名付けました)にとって、津軽石川の200mの川幅は巨大なものだと言えると思います。閉伊川もそうです。

──以下の(4)(5)については私が問いかけておいて失礼ですがまたの機会に譲りたいと思います。
また当ブログ内「▲宮古湾の津波防災はどうあるべきか?」を参照してください。
返信する

コメントを投稿