すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

11月県議会報告

2011年12月18日 | 日記
 ここ10日ばかり、ブログを書くことをサボってしまい、済みませんでした。というのも、皆さんご存知の「みのり福祉会」の不正経理を事件の調査があり、とても、しんどかったんです。改善命令に対する報告書を読みこむだけでも、介護保険法などのコンメンタールや判例を調べて確認することがいっぱいあって、本当に大変。しかも、年末とあって様々な会合が入ってくるので、帰宅するのは零時前後。で、だいたい4時ごろ起きてシャワーを浴びて目を覚まし、先ほど言った調査作業を議会が始める直前までするのですから、睡眠時間は平均で4時間を切っていました。議会中継を見ている人は、眠たそうな顔を見て、忘年会で飲みすぎたのではと思われたかもしれませんが、きちんと県議の仕事はしていますので、ご安心ください。

 今議会は一般質問では来年開催されるマンガサミットと国際まんが博覧会、さらには河北省との交流を取り上げました。様々な具体的な提案をいたしました。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?moduleid=349030#moduleid349030

 また、最終日には補正予算案に共産党議員が反対した3点について、本会議で反対の討論をしました。
 共産党の主張は、こんな不景気で県民が困っているときに、マンガサミットで浮かれている場合ではないし、県のPR予算などいらない。県民が1人も乗らないような豪華外航クルーズ船のための浚渫工事は認められないというものでした。
 私はマンガやアニメ関連産業は37兆円の市場規模があり、すでに、自動車産業を凌駕している。不況だからこそ、マンガやアニメを使って産業振興をすべきであって、「マンガやアニメは子どもの遊び」という認識は何十年も前のことだ。また、地域間競争が激化していう中、鳥取産品を販売するには鳥取のイメージアップが必要だ。中小企業はPRにおカネをかねられないのだから、県がしっかり応援すべきだ。入港予定の外航クルーズ船はイタリア船籍と韓国船籍。船旅を楽しむ人は富裕層が多く、県内観光でたくさんのお金をおとしてくれる有難い旅行客。数億円規模の消費が、3000万円の浚渫で可能となるなら進めるべきだと、主張しました。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?itemid=637398#itemid637398

 このほか、全員協議会では原子力安全協定を議論し、常任委員会、特別委員会でも、災害対策、第五次介護保険計画、雇用創造など様々な問題を議論しました。みのり福祉会を巡っての議論もかなりの時間をかけましたし、閉会中の継続審査の許可を本会議で得ましたので、27日に勉強会を開いて論点整理をするほか、参考人招致に向けて審議を続けて参ります。
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2 コメント

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疑問 (砂場応援団)
2011-12-23 10:30:44
障がい者小規模作業所
2011年12月23日 市谷 とも子
障がい者の小規模作業所の存続が、今大ピンチをむかえている。

平成18年度から障害者自立支援法の制度に移行するよう促され、来年度には従来の県の補助金は打ち切りとなる。

自立支援法の制度は、一定の利用者人数の確保、サービス管理者の配置が求められ、その上、利用者人数・日数に応じた補助金制度、つまり成果主義の補助金制度である。それは障害者に成果主義を求めることであり、酷な制度である。

だから、自立支援法は廃止となり、今障がい者の声をふまえた、「障害者総合福祉法」がつくられつつある。

しかし、「総合福祉法」は、平成25年度からの実施なので、来年度、県の補助金が廃止となれば、新制度にのるまでに、1年間の「隙間」ができる。

この隙間を埋めるために、県補助金制度を続けてほしい。何度も何度も言っているのに、知事はやるといわない。

なんて冷たいのか。

県補助金が打ち切られたら、作業所は閉鎖するというところも出てきている。

現在県補助金を受けている作業所は、トータルで16箇所2500万円。

知事は、マンガサミットの宣伝には4000万円、豪華クルーズ船をよぶための港の整備に3000万円、韓国のDBSクルーズ船の赤字補填に約6000万は支出するのに、どうして、この障がい者の生活を支える作業所の2500万円が出せないのか。

県内の障がい者やその家族より、外国人観光客が鳥取県でお金を落としてもらうほうが大事だとでもいうのだろうか。

外国人にお金を落としてもらっても、それで納められた税金が、こうした障がい者など県民の暮らしのために使われないんだったら、意味がない。

結局、外国人観光客を呼び込むのは県民のためというのは、見せかけにすぎない。

こんな浮ついた政治でなく、県民生活に根付いた政治をしてもらいたい。

年末ではあるけれど、急遽部長交渉することにした。

返信する
マンガも、観光客誘致も、福祉も、みんな大切 (すなば隆浩 )
2011-12-28 15:58:45
、私は、この小規模事所の補助金問題では心を痛めています。農業と作業所が連携することはできないか、作業所が作られた品物は素敵なものも少なくないのに思うように売れないのは販促力に問題があると思っていますので、パッケージなどで支えることはできないかなど考えています。厚生労働省の担当者とも、支える方法で議論をしています。
 部長交渉でガミガミ言って問題が解決するなら、それもいいでしょう。でも、現実にはそれで問題が解決したでしょか。私はきちんとしたプランを描いて提案することが大事だと思っています。有権者の向けのパフォーマンスで終わってはいけないと思います。
 記者時代から平井知事を見てきましたが、創意工夫を評価する政治家です。同じ主張するのでも、新しい視点を盛り込み、具体的なアクションプログラムとして提示すれば、非常に柔軟に意見を取り入れます。
 
 鳥取の経済状況を何とか良くしたいと思っていますし、その手段はマンガ産業の育成であり、海外人旅行客の積極的な誘客だと思っています。 
 マンガサミットは、それがコンテンツ産業の創造につながらなければ何もなりません。鳥取の産業は疲弊しています。三洋の会社としての社会責任を追求することも大事ですが、それ以上に新しい産業を起こすことが肝要だと思います。
 自動車産業は10兆円産業ですが、マンガ・アニメ産業は34兆円産業という資産もあります。マンガは文化であると言うところまでは市谷議員も理解されていますが、マンガが産業でるというところの認識は薄いと思っています。これから、もっもっと伸びる産業です。鳥取県の主産業のひとつにしたいと思っています。
 境港の浚渫の問題もしかりです。外国人観光客の1日平均で使うお金は宿泊費を除き約1万2000円です。外航クルーズ船の乗客は富裕層が多く、この数倍だろうと推測できます。だったら積極的に向かいいれ、しっかりお金を落としてもらいと思うのです。
 鳥取の厳しい経済状況を考えた時、耳触りのいい言葉よりも、現実の売り上げを、賃金を、雇用を考えないといけないと思います。そこはパラダイムシフトして、しっかり県民のみなさんの暮らしを支えたいと思うんです。
 経済的な政策もしっかりする、そして、福祉もしっかりと支える。それが大事です。二兎も、三兎も追うのが、今、求められていると思います。
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