すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

鳥取市庁舎の対案調査の不思議??

2012年03月05日 | 日記
 鳥取市庁舎を巡る県建築士事務所協会の調査結果が発表されましたが、その内容を聞いて驚く、いや、呆れました。

 対案の建築費を調査するはずだったのですが、半地下の駐車場がいつの間にか4階建ての立体駐車場になり、4階建ての増築部分はいつの間にか5階建て。しかも、エネルギー棟なる新しい建物まで登場し、これは調査というよりも第3案です。

 市の提示した条件がおかしいのか、それとも、県建築士事務所協会に対して別の働きかけがあったのかはわかりません。ただ、建築費の妥当性を調べて欲しいと頼んだのに、なんで別の設計をしてしまったのか、きちんとした説明を聞きたいと思います。私は公の場で公開討論会をして説明をして欲しいと思います。

 現地改築の基本は「もったいない」です。合併町村の旧庁舎、駅南庁舎など現在ある建物を有効に活用しよう、合併町村の疲弊の解消には機能分散しかないというのがコンセプトです。人口も減っていくのに、庁舎面積を拡大することの必要性を感じません。クラウドを導入し、徹底したペーパーレスを実施して、オフィス面積を減らす工夫をすれば想定以上に安価にできるはずです。

 しかも、増築部分の坪単価は約117万円です。鳥取商工会議所は約67万円、JA会館は約60万円なのに、どうして、こういう単価が出てくるのかも不思議です。めんしん工事もしかり。県庁の工事費をベースに計算すると7億7000万円なんですが、これが18億円になるんですね。

 こんなおかしなことになったのは対案を作った山本先生に一度も聞き取り調査をしなかったkらではないでしょうか。きちんとした調査をベースに正確な数値を出して欲しかったのですが、対案を設計した本人からの聞き取り調査もしなくて、どうして正確な数字が出るんでしょうか。聞き取り調査をしないで欲しいという働きかけでもあったのでしょうか。一次情報に直接接触するのが調査の基本だと思うんですが、どうしてこんなことになったのでしょうかね。

 山本先生がいい加減な建築家ならいいですよ。山本先生は国府万葉歴史館などの設計をした有名な一級建築士です。ほんと話を聞いて欲しかったと思います。

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