すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

北京・河北省訪問記(第四日)

2011年10月27日 | 日記
 石家荘市から廊防市へバスで移動しました。
 バスにはNPO法人サカズキネットの牧野さんも同乗。廊防市での植林活動について説明していただきました。以下が概略です。
 「さかずきねっとは倉吉の街作りをしているNPO法人。河北省の友好提携で、県庁を通じて植林の要望があった。鳥取の山を守る活動もしていたので引き受けた。小渕基金が中国での植林の資金は全額出してくれるが、1回目は落選。めげすに2回目を申請。1度始めると申請は単年度だけど3回はOK。パートナーは河北省政府。北京と天津の間の砂漠化した土地を示唆。黄砂が飛ばないためにという。以前は、水が豊かだったがダムを造って北京に給水することになれ、水が枯れた。廊防市の砂漠はパウダー。200ヘクタールに20万本植えた。木はポプラ。水が無く成長が早いことが理由。苗木は中国産。記念碑も出来ています。来年度から3年目、60万本を植え終えた。継続の要望があったので再申請したら、また通った。また、来年から3年間継続となった。年間1000万円の経費で、小渕基金から600万円もらって、残りは400万円は自己資金。そのまま廊防市に送金している。小渕基金は農業に使ったら返金しないといけない。初年度行ったら、間にスイカを植えていた。小渕基金に正直に言って恥はかいたが許してもらった」

 三時間余り、バスにゆられ、やっと廊防市に到着しました。


 ここでも建設ラッシュ。中国経済の高度成長は続いているようです。


 まず、廊防市の王愛民市長、副市長、林業局長を表敬。名刺を交換し、来年の鳥取マンガサミットへおいで下さいなどと話しました。


 王市長ら市の幹部と懇談しました。


 次にサカズキネットの植林現場を視察しました。


 植えて3年というのにポプラは大きく育っていました。パウダーのようにさらさらの砂漠のようなだった土地に雑草が繁茂しており、緑化が着実に進んでいることがわかりました。現場には石碑も設けられており、廊防市の皆さんの期待の大きさが分かりました。


 この視察は中国のテレビ局のカメラマンや新聞記者の取材が相次ぎ、関心の高さを感じました。ここでは現地の人がたくさん待っておられ、さかんにカメラのシャッターを切られるので、ちょっと恥ずかしい感じです。


 最後の視察は廊防経済開発区。ここは国家級経済開発区といい、国家事業として開発がなされています。
そこの管理員会を訪問し、お話をお聞きしました。


 中には廊防経済開発区を説明する博物館のような施設もありました。


 進出企業は約3000社。環境に配慮し、年率20%の成長をしていると担当者が胸を張ります。その多くは外国企業。その説明を展示されていましたが、日系企業も少なくありません。


 鳥取県への企業誘致にも参考になる点が少なくありませんでした。ここは県議会で知事に提言したいと思います。


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