すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

県議会農林水産商工常任委員会県外調査2日目(1)/杉材のブランド化

2014年02月02日 | 日記

県議会農林商工常任委員会の県外調査の2日目である1月23日、宮崎県日向市の日本きのこセンター九州日向事務所から調査を開始しました。

ここでは宮崎県環境森林部の皆さんにおいでいただき、説明をお聞きしました。



人工造林は1700ヘクタールで7割がスギ。路網密度はm/haで、全国一。8の森林組合があるそうです。素材生産は北海道に次いで全国2位。スギは全国一。大分、熊本、鹿児島の南九州4県で全国の三分の一のスギ材を供給しているそうです。高性能林業機械の保有台数は全国2位。県外出荷の拡大のため、知事がトップセールス...を開催している。韓国の住宅フェアの参加するなど韓国、中国、東南アジアへの売り込みも図っている。木材利用技術センターで、研究活動をすすめていて、様々な製品開発をしているとのことでした。キノコなど特用林産物の種類は豊富。生産額は2111億円。干し椎茸は全国2位。生しいたけは、原木は数えるほどで、菌床での生産がほとんど。秋口は価格がいいが、需給と供給の関係ですぐ価格が落ちるのが問題だそうです。

次に訪れたのは組合員所有面積全国一の耳川広域森林組合です。

組合役員からまず、説明をお聞きしました平成12年に宮崎県の8市町村が合併し、それに伴って森林組合も合併して、現在の形になった巨大な森林組合です。

経営森林は395ha、作業班員は305人。後継者育成が重要な問題になってきている。木材の生産量は15万立方メートル。受託、買取は半々。切ったら植えるという方針で造林しているそうです。販売は発展途上で、課題だそうです。耳川材ブランドの確立と販路拡大に力を入れておられるそうで、森林認証はFSCを諸塚村が取得。日向、美郷でSGECを取得し、椎葉村でも計画があるそうです。

テーブルも木製。温かみを感じます。

組合の建物は木材をふんだんに使い、モデルルームのようでもありました。
木材加工団地も見学しました。

団地には6社入っています。

ここには組合の加工センターがあります。

一次加工した原板が入ってききます。

重さや品質をチェックして分類します。

表面に鉋をかけます。

12600立方メートルの原木が入ってきて、9350立方メートルの製品を製造。3割は製品市場、7割は工務店や問屋に出荷しいいます。歩留まりは78%で製品化されてます。

製造過程で出る鉋屑はボイラーで燃やしてリサイクルしています。

9機乾燥機があるが、熱量が足りないので、団地共同のバイオバスボイラーを検討しているそうです。


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