すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

長谷川会長の会派離脱で心配をおかけして済みません

2012年12月22日 | 日記

 会派会長の長谷川議員から、議会最終日の朝、突然、「会派を離脱する。会派にいると制約も多いので、ひとりで議会活動をしたい」とのお話を聞かされました。前夜には知事ら執行部を囲んで、意見交換を開いただけに、寝耳に水で驚くばかりでした。いくつかの県政の課題や会派のあり方を巡って激しい議論をしたことはあり、そのことで不満を聞かされたこともありましたが、もともと、会派を結成するときに、意見の一致を見ないときには会派拘束は外し、国政選挙や市町政選挙に関しては議員の行動を制約しないと会派の行動原則を明文化していましたので、私には理解できない理由でした。

 政調会長である私のせいかもしれませんが、「かけはし」は会派活動にものすごく時間を取っていたことは事実です。今年だけでも、名古屋本部や関西本部の訪問、女川原発や石巻の被災地の視察など県内外に飛び出して話を聞き、様々な団体や法人をお呼びしたり、また出かけていったりして、しっかりと要望や不満も聞いています。こうしたことを会派要望としてまとめ、知事に年4回提出しています。他会派のものは数枚ですが、かいけはしは冊子で、本文と説明の二分冊です。それで、知事から「かけはしの会派要望は論文ですね」と言われているんですが、この要望は、しっかり議論してまとめますので、そこにかける時間も半端ではありません。そことが負担に感じられたのかもしれませんが、私は「かけはし」の会派活動の方が、議員としては正しいと思っています。

 9月議会で長谷川議員が代表質問に立たれ、いよいよ来年2月の国岡議員で、代表質問は一巡することになります。それで、国岡議員も準備をされているところでした。代表質問は時間制限をされることなく、知事に論戦を挑むことが出来るので、議員活動の中では、言ってみれば華です。長谷川議員には、年度末までは会派に止まり、国岡議員に代表質問をさせてやって欲しいとお願いしましたが、「関係ない。代表質問を3人でもできるように制度改正したらいい」とのことで、聞き入れてはもらえず、本会議終了後、私たちと十分な話し合いを持つこともなく、離脱届けを議長に提出されました。

 鳥取県議会では4人以上の会派は院内交渉団体として、様々な権限を持ちます。その一番大きなものが代表質問です。長谷川議員は、代表質問を3人でもできるようにする制度改正をすればいいと言われますが、改正は全議員の過半数の賛成がなければ不可能で、我々3人が提案しても無理な話です。加えて、院内交渉団体であったことで、議会運営委員会や議会改革推進会議に委員を送れ、議会基本条例や政務調査費ガイドラインの改定でも、しっかりと意見を言ってこれましたが、これもできなくなります。特別委員会への参加、議会の内のポストも、会派所属議員数で割り振られますので、大きなマイナスです。長谷川議員は本当にそのことの重みを理解して行動されているのか、分かりませんが、私の今後の議員活動には本当に大きなマイナスで、正直、頭を抱えております。

 当面、森岡議員を会長、国岡議員を幹事長、私が政調会長として、会派を継続して参りますが、本当に厳しい議会活動になると思いますので、皆様のご支援、ご協力を重ねてお願いを致します。

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