すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

台湾訪問1日目(3) 台中市議会との意見交換で見えてきた台湾の政局

2013年10月24日 | 日記

 次に訪れたのは台中市議会です。1月に完成したばかりの建物は建設費20億元。14階建てで、その豪華さには圧巻です。

張宏年副議長を訪問しました。張副議長は61歳。旧台中市の議長を務め、鳥取を訪れたこともあるという親日家です。

「旧台中県のころから、交流をしてきたが、旧台中市と合併して直轄市(日本で言う政令指定都市)になって3年になるからも交流は続いていて、その友情を大切にしたい。農業、青少年、文化の交流が深いがさらに努力していきたい。三朝町が石岡区と、北栄町が大肚区と台中県時代に結んだ友好提携を大切に今も、交流が進んでいますが、これこそ友情の証だと思います。この友情の関係を続けていきたいが、こうして、おいで頂いて、顔を合わせて、お話してこそ、友情は深まります。私は鳥取を訪れ、果物をたくさん買い、たくさん食べて美味しかったという思い出があります。今後も交流を続けていきたい」などとご挨拶いただきました。

 この後、意見交換となりましたが、三朝、北栄町の交流を県も支援していくこと、サマーキャンプなどの青少年交流はこれからも続け、さらに拡充していくこと、2018年の花の博覧会を鳥取県も応援していくこと、議員が何人もいるのは多様性の証でもあるから、それぞれの議員の得意分野と関心分野を生かしてた議員間交流を大切にしていきたい、鳥取県で来年開催される障がい者文化祭に是非お出でいただきたいなどの話が出ました。

この後、議場を見学しました。

定数は62議席で、5分の3は旧台中県から選出されているということです。議員席もマイク、電話などが備え付けられ豪華です。

民進党の議員会議室です。民進党所属の議員は26人、国民党が28人で、拮抗はしていますが、いずれも過半数は取れていません。

廊下を挟んで、反対側に国民党の部屋がありました。

市議会と市庁舎の間は工事中でした。

地下2階の駐車場になり、地表が市政公園として整備されるそうです。「直線距離ではすぐなのに、今は大回りして大変ですが、完成すれば、本当に近いです」と議会事務局の方が教えてくれました。ちなみに工事費ですが、市庁舎が40億元、市議会が20億元、この駐車場など周辺工事を含めると総額では70億元、日本円で330億円を超える大事業です。

夜は台中市議会主催の歓迎会を開催していただきました。開催の挨拶は議会事務局ナンバー2の洪鴻壌・副秘書長。締めの挨拶は曽朝榮議員でしたが、いずれも、会うことの大切さを強調されていました。

曽議員のベストには名前がありました。名前を覚えてもらう議員の苦労は日本も、台湾も変わりはありません。民進党の台中市主任委員。台中市のトップということだそうです。来年の市長選に向け、活発に動かれているそうです。陳成添議員も同じテーブルでしたが、こちらは国民党。とてもエネルギッシュな方でした。同じテーブルには台中市北屯区平和里の林里長も居られたのですが、36歳の新進気鋭の政治家です。二人の市議に挟まれた林里長は「曽市議を支持していますし、陳議員は尊敬しています」と繰り返して居られました。与野党共に気を配れるトップのようで鋭敏な感じがしました。ここでは民進党と国民党の政策や外交、経済への考え方の違いなどお聞かせいただきました。本音で話していただき、「そうだったのか」と思うことばかりでした。 

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