鳥取県は境港空港へのC-2輸送機の配備に条件付きで同意することを決めました。この同意は知事の専決事項ですが、法的には知事が独自に決めることができます。しかし、平井知事は米子市、境港市へ照会し、両市が同意したことを受けて、県議会全員協議会で質疑をおこないました。その点は高く評価しています。
C-2は、C-1が運用開始して約40年が経過したため、開発が始まったもので、2009年に初飛行し、飛行試験を繰り返していましたが今年度予算に2機分の調達経費374億円と関連施設整備費の約20億円が認められた2014~5年度に航空自衛隊美保基地(境港空港)に配備が計画されています。
C-1が全幅約31メートル、全長29約メートル、最大積載量8トン、航続距離(2.6トン積載)1700キロであるのに対し、
C-2は全幅約44メートル、全長44約メートル、最大積載量30トン、航続距離(12トン積載)6500キロと、大きさは1.5倍ですが、性能は3倍以上と格段に向上しています。
C-1が国外へは給油なしでは行けませんが、C-2はホノルル、アンカレッジ、デリー、シンガポール、ジャカルタなどへ無着陸で飛行することができます。国際平和協力活動(PKO)に積極的に取り組むための設計ですが、専守防衛という自衛隊の目的から逸脱したものではないかという疑問も呈されています。私は美保基地からC-1に搭乗して、岐阜基地で試験飛行しているC-2を見学に行きましたが、騒音は格段に低くなっていました。最新鋭の飛行補助装置が搭載され、安全性も格段に向上しています。全員協議会では安全運航や民間航空運航に影響が出ないように知事から国へ働きかえるよう求める意見が相次ぎ出された他、共産党の2議員が平和の問題から反対意見を述べられました。国会であればどのような運航をするかなど議論しても意味があるでしょうが、県議会での議論には限界があります。これまでの経緯を踏まえ、考えていかんばなりませんし、北東アジアゲイトウエー構想には境港空港が欠かせませんが、同空港を管理しているのが航空自衛隊であることを考えれば、互恵関係を保つことは重要で、難しい問題を感じました。
C-2は、C-1が運用開始して約40年が経過したため、開発が始まったもので、2009年に初飛行し、飛行試験を繰り返していましたが今年度予算に2機分の調達経費374億円と関連施設整備費の約20億円が認められた2014~5年度に航空自衛隊美保基地(境港空港)に配備が計画されています。
C-1が全幅約31メートル、全長29約メートル、最大積載量8トン、航続距離(2.6トン積載)1700キロであるのに対し、
C-2は全幅約44メートル、全長44約メートル、最大積載量30トン、航続距離(12トン積載)6500キロと、大きさは1.5倍ですが、性能は3倍以上と格段に向上しています。
C-1が国外へは給油なしでは行けませんが、C-2はホノルル、アンカレッジ、デリー、シンガポール、ジャカルタなどへ無着陸で飛行することができます。国際平和協力活動(PKO)に積極的に取り組むための設計ですが、専守防衛という自衛隊の目的から逸脱したものではないかという疑問も呈されています。私は美保基地からC-1に搭乗して、岐阜基地で試験飛行しているC-2を見学に行きましたが、騒音は格段に低くなっていました。最新鋭の飛行補助装置が搭載され、安全性も格段に向上しています。全員協議会では安全運航や民間航空運航に影響が出ないように知事から国へ働きかえるよう求める意見が相次ぎ出された他、共産党の2議員が平和の問題から反対意見を述べられました。国会であればどのような運航をするかなど議論しても意味があるでしょうが、県議会での議論には限界があります。これまでの経緯を踏まえ、考えていかんばなりませんし、北東アジアゲイトウエー構想には境港空港が欠かせませんが、同空港を管理しているのが航空自衛隊であることを考えれば、互恵関係を保つことは重要で、難しい問題を感じました。