すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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頑張れ! ガイナーレ

2011年01月28日 | 日記
淡路島キャンプへの出発を前にしたガイナーレの選手3人と食事をしました。
記者時代はよく選手のみなさんと話していましたが、退職後はそんな機会もなく、J昇格後はもちろん初めてです。
いろんな話を伺ったのですが、印象的だった話を二つ紹介します。

ひとつは、成績で次第でいろんな批判を受けるけれども、結果を出すためには、その過程があり、その過程を知ったうえで、批判をして欲しいという願いです。
選手たちは正月のわずかな休みを除いて、練習を欠かしません。毎日、毎日、走りこんでいるそうです。
私も中学時代はサッカー小僧でしたが、学生時代にサッカーをした人はたくさんいますが、プロになれるのは一握りです。懸命に努力しても、怪我に泣いたり、チームに恵まれなかったりしたら、そこまではいけません。そうした人たちでも、思うようなプレーをするためには練習を少しでも欠かすことはできないのだそうです。
もちろんプロですから、結果がすべてだという一面はあると思います。
しかし、そこに至る過程を十分知って欲しいという選手のみなさんの思いは当然ですし、もし、批判するなら、そこを踏まえてして欲しいという思いも理解できました。

もうひとつは、ガイナーレで鳥取を変えたいと話す選手がいたことです。
練習に行くため、車を出そうとしたら、雪が積もって困っていたそうです。
すると近所の子どもたちが雪かきを手伝ってくれたそうです。
鳥取はとても人情の厚いいいところだとつくづく思ったといいます。
それで練習帰り、ホームセンターに寄って雪掻きの道具を一揃え買って帰り、以来、その一帯を雪掻きしているだそうです。
自然が豊かで、食べ物がおいしくて、人情が厚い。本当にいい地域に呼んでもらったと喜んでいました。
ここまでなら、よくある話ですが、これからがすごいと思いました。
「こんなにいいところなのに全国での認知度が低い。僕らたちが頑張って素晴らしいプレーを続けたら、一流運動選手も、芸能人も、鳥取に試合を見に来てくれるはずだし、サッカーファンだけでなく、サッカー観戦を組み込んだ観光客も訪れるだろう。そうなればホテルもいるし、料理屋さんもいる。僕たちで街を元気に変えていきたい」
そういうんです。
この選手が活動していたスタジアムは、山の中にあったそうですが、1試合で7万人が来たそうです。土地はたくさんあるので、30台ぐらいの俄駐車場が雨後のタケノコのようにでき、1台3000円で車を預かっていたそうです。すると1日9万円。選手たちは、とても感謝されていたそうです。
人が集まるようになれば、そこに様々な動きが生まれるのは当然のこと。経済への波及効果も大きいでしょう。

J昇格1年目のガイナーレのみなさんの活躍を期待しています。淡路では思いっきり練習して、開幕に備えてください。頑張れ!ガイナーレ!
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