不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

6月15日(土)私設公民館たまいばにて、学校へ行きづらい子どもさんと保護者の皆様へ座談会のお知らせ、19時~

ほこほこネット定例会にて、映画試写会

2013-01-29 09:30:21 | 上映会のこと

昨夜は、しこちゅ~ほこほこネット定例会・ミニ研修会の中で、ほっとそっとmamaの活動についてお話をさせていただきました。

ほっとそっとmamaを立ち上げてから3年あまりの活動をしてきた中で、月に1回の親の会おしゃべり会、会報の発行、そして不登校理解と親子関係を育むこと、親の会の活動を市民の必要とされている方々にお伝えするという目的で、毎年講師を招いて講演会・学習会を開催してきました。

最近では、市の助成金をいただいて様々な活動団体と協働しながらの企画・イベントも行えるようになってきたこと、そのことは市民の皆さんと一緒に、地域のこどもたちを育てていこうという思いが同じであったからだと思っています。

 

今年は、今回試写会をしている映画「かかしの旅」を、多くの方々にまずは観ていただいて、学校現場の先生やこどもたち、そして親御さん方にも観てもらいたい。考えてもらいたい。

 

この映画「かかしの旅」が映画化されることになった著書「いじめの時間」(新潮文庫)の中での「かかしの旅」・・・・・

 

「先生、知っていますか。イジメは伝染するんです。カビが一ヶ所から少しずつ周りに広がるように、一人一人に伝染していく。」

 

「家出をしたのは、生きなきゃいけないと思ったからです。ヤスオのように死ぬわけにはいかなかった。ヤスオのことは少し忘れかけてたのに、今でも思い出すと涙が出てくる。

・・・ぼくは、だいぶ前から、ヤスオが喋らなくなっていたこと、彼の体が石でも抱いているように少し前に傾いて、なんだか老人のように見えたことを知っている。最後に見たヤスオは、うつむいてときどき立ち止まり、後ろに戻ろうかどうしようか迷いながら、のろのろと前に進んでいた。」

 

「ヤスオはきっと、学校に来るのが怖くて怖くてたまらなかったと思う。だって、全存在を否定されることは恐ろしいことだから。それをじっとヤスオは我慢して、体全体で自分を庇おうとして、恐怖と闘って石を抱くような姿勢になってしまった。・・でもとうとう、闘いきれなくなって、大好きだったバスケのゴールの鉄柱からぶらさがったんだ。」

 

映画の試写を終えて、いじめをする側であるこどもたちの中にも、複雑な家庭環境や不満や不安が入り混じって錯綜していること。何が彼らを支配しているのか、心の闇が見えてきます。おとな自身が子どもたちの心の闇をつくっているのではないだろうか・・・。

 

今年は、映画「かかしの旅」学校上映を実現!!

 

 

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