不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

奇数月第3土曜日は、18歳以上の青年期の親の会語ろう会

あれから、一年・・・

2013-02-16 08:24:09 | 次女のこと

年末あたりから、子どもたちの間では毛糸を使ったマフラー作りや小物作りが流行っていて、昨日は2年生の女の子が「バリーさん」のマスコットを完成。丸々としたバリーさんがなんだかとても愛らしく、クラブでも評判だったので、みんなに紹介したくなりUPしちゃいました。

 

先日の、中学校の懇談会でも進路についての現状報告の話が出てましたが、私立高校の受験がすでに始まっていたり、県立高校も今月中旬には出願、1ヵ月後には受験、発表、と迫ってきています。3年生にとっては自らの進路の方向性が決まってくる時期。

 

以前にもブログで書きましたが、長男は自らの希望で高校受験を一切せず、中学卒業後、翌年高認を受験し合格しました。次女は、私立高校を受験したものの卒業まで進路が決まらず、卒業後に広域通信制高校(NHK学園高校)を選択し、進学が決まりました。

次女は、通信制に入学し、月に2回ほどの授業(スクーリング)に出席、NHK学園高校は、県立松山東高通信制課程の生徒さんと一緒に授業を受けられます。また、全科目ではありませんが、新居浜西高などでも授業を受けることができます。

松山まで通うのは大変な面もありますが、月に2回程度なので、授業のあと松山市内で買い物をしたり、楽しみもあったり。私は入学当初しばらくは娘を松山の高校まで送り、合間で映画を観たりしながら時間を過ごし、授業が終わった次女と合流し、買い物をして帰宅。ということもままありました。今思えば娘と過ごした時間も懐かしいです。

中学で学校に行っていない子にとっては、全く違う環境で過ごすのは、知っている人がいない気楽さと、反面知り合いがいない寂しさもあり、次女はしばらく友達がなかなか出来ないと不満を言っていた時期がありました。

一番の転機になったのは、普段スクーリングに通えない子が参加できる「集中スクーリング」というのが年に2回あり、たまたま授業で取れていなかった科目を集中スクーリングで取ることになり、広島での4泊5日のお泊り集中スクーリングに参加したときです。

高校生にはなったものの、毎日友達と触れ合う機会がなかった次女は、物足りなさを感じていて、でも最初はこの集中スクーリングに参加すること自体、直前まで尻込みしていました。でも、参加して帰ってくると、行く前と全く表情も変わり、爆弾のようにこのスクーリングの楽しかったことを話してくれて、先生がとてもフレンドリーに接してくれたこと、生徒たちとの交流もほとんどが勉強時間がメインではあったのですが、自分たちの将来の進路について話をしたり、それぞれの子がちゃんと考えていることに触発され、次女自身も、このとき真剣に進路について考え始めたのです。

まさしく、次女にとっての「転機」で、それからの次女は、単位を取るだけの高校というだけでなく、積極的に高校生活のあらゆるイベントにも参加したり、友人たちとの交流を楽しんでいけるようになり、ものすごい彼女自身の変化を感じました。

その後、自らの希望で専門学校に進み、一年間勉学に没頭し充実した日々を過ごしていたと思っていたのですが、後半からは体調を崩し始め、学校に通えない、と訴えてくるように。しばらくは自問自答し悩んで辛かったようですが、このまま在籍していてもつらくしんどいだけなので、一年間休学することに。

一年間の休学、みんなから遅れをとるという不安がなかったわけではありません。でも、この状態で通うことは無理だと自分に言い聞かせ、休む決断をし、後半ごろから元気になってきたところで、短期でアルバイトをしたり、資格試験を受けたりいまできることに取り組みつつ過ごしてきて、今春からまた復学すると決め、自分で学校に連絡しました。そしてとてもよかったのは、以前のクラス担任の先生がとても次女のことを気遣ってくださる先生で、復学することを本当に喜んでくださり、温かい言葉をかけていただいて、次女も安心して、また前進できそうだと言っています。

本当に前途多難な道かもしれませんが、次女自身が自分の意志で決め、まわりの支援者に恵まれたことも大きく、一年間の休学もまた彼女にとっては必要な時間だったね、と今は娘と話すことができます。彼女の成長を感じて、私も嬉しい、その一言に尽きます。

コメント
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