友達から「おいでよ」とお誘いの電話。
行ってみれば4人集まり
コシアブラ、ウコギ、シイタケの天ぷらと
タケノコご飯の昼食会となった。
ちょっと違ったことはすぐスマホで調べながらの
おしゃべりだ。
「ウコギ? あぁ、山形県の郷土料理にウコギ飯というのが
あるらしいよ。」
「へ~ぇ、 甘辛く煮つけてご飯に混ぜるのかな?」
主婦といえどもみんな向上心がある。
おしゃべりは次から次へと続き
そして話は子供の頃の話へ。
Cさんは福井県出身、 子供の頃は街と海の中間部の山に住み
ほとんどの物が手作りで
お肉などはあまり食べたことが無かったと。
へしこなどの話も出てそれは興味深いものだった。
11月ごろから毎日曇り空、 雪と雷が重なり
日本海側の生活の大変さを話していたが
今思うと それはそれで幸せだったと。
確かに子供時代を思い出すと今では比べられないほどの貧しさ。
タイムスリップしたとすると
あまりの貧しさ汚さにびっくりだろう。
しかし決して不幸だったわけではない。
いつの間にかいつの間にか豊かさに慣れ
手作りする喜びを失ってしまっていることに気付かないでいる。
確かに簡単に色々なものが手に入る。
はてどちらが幸せなのだろうか・・・
一緒におしゃべりする仲間がいる。
健康でやりたいことがやれる。
みんなが元気でいる。
これ以上の幸せがあるだろうか・・・
(もう物は充分すぎるほどあるのに
人の欲はとどまることを知らない。)
うぅ~~ん。
女4人 午後のコーヒーを飲みながらあれやこれや・・・
スーッと5月の爽やかな風がふきぬけていった。