風のうわさ

気ままな私の独り言

私たちの幸せ論

2016年05月10日 | エッセイ

友達から「おいでよ」とお誘いの電話。

行ってみれば4人集まり

コシアブラ、ウコギ、シイタケの天ぷらと

タケノコご飯の昼食会となった。

ちょっと違ったことはすぐスマホで調べながらの

おしゃべりだ。

「ウコギ? あぁ、山形県の郷土料理にウコギ飯というのが

あるらしいよ。」

「へ~ぇ、 甘辛く煮つけてご飯に混ぜるのかな?」

主婦といえどもみんな向上心がある。

 

 

おしゃべりは次から次へと続き

そして話は子供の頃の話へ。

Cさんは福井県出身、 子供の頃は街と海の中間部の山に住み

ほとんどの物が手作りで

お肉などはあまり食べたことが無かったと。

へしこなどの話も出てそれは興味深いものだった。

11月ごろから毎日曇り空、 雪と雷が重なり 

日本海側の生活の大変さを話していたが 

今思うと それはそれで幸せだったと。

 

確かに子供時代を思い出すと今では比べられないほどの貧しさ。

タイムスリップしたとすると

あまりの貧しさ汚さにびっくりだろう。

しかし決して不幸だったわけではない。

 

いつの間にかいつの間にか豊かさに慣れ

手作りする喜びを失ってしまっていることに気付かないでいる。

確かに簡単に色々なものが手に入る。

はてどちらが幸せなのだろうか・・・

 

 

 

一緒におしゃべりする仲間がいる。

健康でやりたいことがやれる。

みんなが元気でいる。

 

これ以上の幸せがあるだろうか・・・

(もう物は充分すぎるほどあるのに

人の欲はとどまることを知らない。)

うぅ~~ん。

 

 

 女4人 午後のコーヒーを飲みながらあれやこれや・・・

スーッと5月の爽やかな風がふきぬけていった。

 

 

 

 


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