羽後町産のそば焼酎誕生

2007年11月28日 | 活動報告
秋田県羽後町のコメ農家でつくる「そば栽培研究会」が転作作物として栽培したソバで製造した焼酎「羽後の郷(さと)」が発売されました。研究会の設立10年目を記念した焼酎で、研究会が育てたそば、羽後町西馬音内地区の名水「若返り」、同町産のあきたこまちの「米こうじ」まで、原材料がすべて同町産の「地産池消焼酎」です。コメ農家がそばづくりに活路を見いだし、試行錯誤を重ねた努力の結晶は「まろやかな味」に仕上がったそうです。
研究会は1998年、減反に伴い、水稲作付けをやめた農地の荒廃を防ごうと、そば栽培研究会長ら農家約20人で設立しました。会員が酒好きだったこともあり、焼酎製造は当初からの目標だったそうです。しかし、もともと水田のため、雨が降ると水はけが悪く、ソバ栽培は難航を極めました。初年度の収穫量はわずか数十キロで、まいた種の数量の方がはるかに多かったほどだそうです。3年目を過ぎて、ようやく安定した収穫量となり、本年度は45トンを確保、会員は350人に増え、面積も4ヘクタールから120ヘクタールへ広がり、県内有数の産地に成長しました。そば栽培研究会の猪岡会長は「10年目の集大成として、そば焼酎を製造できたことはこの上ない喜び。好評ならば、来年以降の販売方法を検討したい」と話されています。(河北新報社より)

またひとつ秋田から素晴らしいお酒が誕生し大変嬉しく思います。試行錯誤を繰り返され、10年目にして誕生したソバ焼酎「羽後の郷」のかげに「そば栽培研究会」の皆さんの大変なご苦労の積み重ねがあったことと思います。「羽後の郷」を県内に限らず全国の人に知ってもらい、より多くの皆さんに味わっていただきたいと思います。
猪岡会長のそば店「彦三」では大変おいしいお蕎麦を何度もいただきました。羽後町にいらした際には「彦三」のお蕎麦もとてもおいしくお薦めです。

■「羽後の郷(さと)」問合せ先: そば店「彦三」電話:0183-62―1520