政治風土

2007年11月11日 | 活動報告
本日の読売新聞に、ドイツの大連立が安定推進の特集記事が掲載された。ドイツと日本では選挙制度も政治風土もかなり違いがある。ドイツ連邦議会では、「小選挙区比例代表併用制」が採用されている。有権者は小選挙区の候補者と政党に2票投じるが、党全体の議席数は、政党による投票で決まるそうです。また、政党の選挙の色彩が強く政治家の個人的な地盤よりも、政党同士の戦いの側面が強い。「ドイツの政党はそれぞれ思想によってまとまっている。基本的にトップダウンで全て動く」ことも大連立を容易にする背景の一つとされている。さらに、小沢党首の愛読書の一節も紹介の記事がありました。「政治というのは頭の中で考えた通りには決して実現しないのだ。おれたちは丸い完全な形を夢見ている。だが、それが実現する際には三角になったり、梯形になったり歪んだりするものだ」(読売新聞記事抜粋)
しかしながら、選挙が近づき大連立にも不協和音も出始めてるようです。日本は、選挙制度・政治風土の違いから中々一挙に大連立は国民感情から行って進みにくい。その上、政党が思想や信条で構成されているとはいえない。やはり、近い将来政界再編が必然である。基本は選挙で国民に選択を示すことが必要です。しかし、国民生活にとって大事な地域格差・少子高齢化のほか国際貢献・環境問題等々多くの課題を国会は現状でも取り組まなければならない。国会の機能停止は国民が一番被害を被ることになります。日本にとって、学ぶべきことは取り入れるべきです。政策協議を含め国会の活発な議論を期待します。