健康講座

2007年11月01日 | 活動報告
今日は、由利本荘市で女性専科・健康講座 「不老長寿の長寿とは、心身ともに健康であること」という演題で副題「高齢者が健康を保つ秘訣」の講演会を機敏編集室主催で開催しました。
主婦やOLの多くの方々が来場してくださり、皆さん熱心に聴講されておりました。
講師は、婦人科のドクターで日本大学大学院教授 坂田壽衛先生。
現在、坂田先生は同大学院のグローバルビジネス研究科教授で指導されておりますが、神奈川県の病院勤務で産婦人科部長はじめ病院経営などの現場経験も豊富な先生です。
ちなみに私の大学の先輩であることから秋田で講座を開いて頂いたのでしたが、学生時代ボート部にも所属していたそうで、由利地域にボート部の後輩もいて交流されているとかで、ご縁がある方です。

講演は、健康で長生きする為にはどうすればよいのか?高齢期を優雅で高貴に迎える為の必須条件は?など、身体の仕組み原理を交えてのお話で、会場の皆さんも時折うなずきながら聞いておりました。
 平均寿命を延ばすのでなく健康寿命を伸ばすこと。入院や介護を受けないで健康でいられる期間が延びることが大事であり、結果として医療費の増加を抑える事が出来る。
 要介護状態の原因疾病は、高血圧によるもの、脳梗塞、認知障害、関節症、骨密度障害によるものが非常に多く、これらの病にかからないように予防する、あるいは抑制する事が健康寿命を延ばすとしています。
 予防・抑制するためには、脳の病的老化を防ぎ、脳梗塞や認知障害の発病を抑えることが出来る高血圧のコントロールは重要。糖尿病は高齢になるほど(肥満との因果関係)女性に多くなってくる為、食事を大切にする。骨粗しょう症は、女性の高齢者に多く、日照時間の少ない地方に多い傾向があるそうで、太陽の出ているときは日光浴に時間とるなどが効果的だそうです。
 健康寿命を延ばすには、検診が一番と提唱されておりました。
 私の場合、食事に問題があることと、お酒やたばこが最も健康に影響があるといわれました。40歳を過ぎたら脳検診する為の制度化など、健康寿命を伸ばすための国策としてまだまだ多くの課題があることを聞かされ、高齢化社会の現実に向き合う入り口は、この「健康寿命」がキーワードになることを示唆された講座でありました。