歌会始の儀で歌披露

2007年01月15日 | 活動報告
以前ログでご紹介いたしました、歌会始の儀が本日、皇居・宮殿で行われました。秋田県からは選ばれた2名、田村伊智子 さん、山中律雄さんの歌が披露されましたのでご紹介いたします。

田村伊智子 さん

 月光をたよりて屋根の雪をきる音かすかして子の丈みえず

山中律雄さん

 映像に見し月山の朝のあめ昼すぎてわが町に移り来

お題は「月」。田村さんの歌は豪雪に見舞われた昨年冬の雪との闘いに四苦八苦した日々の生活を題材にしました。「ひどい雪の夜、かすかに浮かぶ月の光を背に、息子が屋根の雪下ろしをしている情景を歌ったもの」とのことです。
山中さんの歌は、突然降り出した雨に着想を得たもので、「空間や時間の移ろいを詠んだ歌」です。お二人の美しい歌からわがまちの静かな環境、清らかな景色が素晴らしいものであると改めて思い、誇りに思いました。これからも素晴らしい歌をお詠みになられて下さい。

そして、来年のお題は「火」とのことです。今日から9月30日まで受け付けられるそうです。

宮内庁ホームページ: http://www.kunaicho.go.jp