人日の節句

2007年01月07日 | 活動報告
今日、1月7日は人日の節句です。五節句の一つで、七草粥を食べることから七草の節句ともいいます。人日とは、文字通り“人の日”の意味です。中国は前漢の時代、東方朔が記した占いの書には、正月1日に鶏、2日に狗、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬の順に獣蓄の占いを立て、7日になって人の占いを始めたことから人日の日とされ、8日には穀を占ってその日が晴天ならば吉、雨天ならば凶の兆しであるとされていたそうです。

7日の人の日には、邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、一年の無事を祈ったのだともいわれています。
七草粥に入れる春の七草は、セリ・ナズナ(ペンペングサ)・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(タビラコ)・スズナ・スズシロ(大根)の七種類です。現在のように粥にして食べるようになったのは、室町時代以降のことだそうです。

私も今日は、節目となりそうな今年1年への熱い思いを込め、無事を祈り、七草粥をいただきたいと思います。

ちなみに五節句とは…

  1月7日、七草粥で新年を祝う「人日(じんじつ)の節句」
  3月3日、ひなまつりとして有名な「上巳(じょうみ・じょうし)の節句」
  5月5日、男の子の成長を祝う、こどもの日「端午(たんご)の節句」
  7月7日、おり姫、ひこ星の物語で有名な「七夕(たなばた)の節句」
  9月9日、菊花の香りの酒で月をめでる「重陽(ちょうよう)の節句」