芸者をしていた蝶子は、化粧品の卸問屋の若旦那である妻子持ちの柳吉と、駆け落ちをする。
柳吉は、お調子者で働きがいがなく、蝶子がヤトナ芸者をやって生活を成り立たせ、様々に商売替えをしては、少しばかり貯まったお金を散財してしまう。
蝶子の勝ち気さが、ジメジメした話になるところをサッパリとさせています。
柳吉は、どうしようもない男なのですが、それでも蝶子に愛される幸せ者です。
B級グルメぶりにも注目。
おかしな夫婦の物語が、すらすらとした文章と会話で軽快に流れていきます。
蝶子って、元祖「だめんずうぉーかー」だったのかも。
「ちくま日本文学全集054 織田作之助」(品切れ)で、61ページ。
講談社文芸文庫または新潮文庫で読めます。
柳吉は、お調子者で働きがいがなく、蝶子がヤトナ芸者をやって生活を成り立たせ、様々に商売替えをしては、少しばかり貯まったお金を散財してしまう。
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柳吉は、どうしようもない男なのですが、それでも蝶子に愛される幸せ者です。
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