説明は無用と思われますが、二葉亭四迷訳の「あひゞき」に影響を受けて、独歩が武蔵野の魅力を書いた短篇です。
「武蔵野に散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向く方へゆけば必ず其処に見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある。」
そこに描き出される光景を思い浮かべると、ホントにそうだなあ、と思ってしまいます。
前出の「寂しさの歌」とは、ある意味で正反対ですが、逃れがたい魅力があります。
風景の創出と内面の発見などについて、柄谷行人が「日本近代文学の起源」(講談社文芸文庫)で論じていますので、こちらと併せ読むといろいろと考えるところがありそうです。
「武蔵野に散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向く方へゆけば必ず其処に見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある。」
そこに描き出される光景を思い浮かべると、ホントにそうだなあ、と思ってしまいます。
前出の「寂しさの歌」とは、ある意味で正反対ですが、逃れがたい魅力があります。
風景の創出と内面の発見などについて、柄谷行人が「日本近代文学の起源」(講談社文芸文庫)で論じていますので、こちらと併せ読むといろいろと考えるところがありそうです。
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